一度は「F1の始まりの場所」シルバーストーンに
行きたいと思っていました。今回のF1イギリスGP観戦旅行は、木曜出発、金曜から土曜までF1観戦をして、月曜夕方ロンドン発という忙しい日程でのお手配をお願いしました。
朝5時半の始発列車でロンドン・ユーストン駅からノーザンプトン駅へ。ロンドンのホテルはユーストン駅のすぐ近くで、サーキットへ3日間通うには便利でした。
ノーザンプトン駅からサーキットまでは、シャトルバスでサーキットへ。バスはイギリスらしく2階建て。
シルバーストーン・サーキットは7月と思えないほど気温が低い、おまけに風が強い!日本だと10月下旬か11月ぐらいの感じの寒さ。そして天気が変わりやすく、さっき晴れていたと思ってもすぐ通り雨が来ます。
「夏のつもり」で行くとえらい目に遭うので、要注意。
イギリスGPは金曜・土曜と、スタンド席のチケットを持っていれば、どのスタンドに行っても自由。
金曜の午前は「インターナショナルピットストレート」のスタンドで、日本人ドライバー・小林可夢偉のピットの様子を見て、午後は最終コーナーの「クラブ」スタンドでコーナリングを眺め、土曜は「ベケッツ」スタンドで高速のコーナリングを眺めてと、色々な場面が堪能できました。
今年好調の小林可夢偉を応援するぞ!
と意気込んでいたのですが、金曜午前の走行で目前でクラッシュ。スタンドの観客が総立ちになりますが、小林が無事にマシンを降りてきて軽く手を挙げると、拍手と歓声で出迎えます。
クラッシュしたマシンが修復された小林は、その後の走行は好調。予選ではトップチームに混じって8番手に飛び込む大健闘。スタンドに日の丸があったり、小林を応援するイギリスのファンに遭遇したり、注目度はけっこう高いんじゃないかと思います。
観客に圧倒的人気なのはマクラーレンに乗る2人のイギリス人、ハミルトンとバトン。彼らがコースに出たりピットへ戻ってくるたびに、スタンドから拍手喝采が起こります。こういう盛り上がり方は本場ならでは。
F1の予選後には、下位フォーミュラのGP2、GP3の決勝レース。F1をめざす若手ドライバーが遠慮無に激しい抜きつ抜かれつを展開、こちらも残って観た甲斐がありました。
決勝日になると、さすがに
入場ゲートを通るのにも苦労するようなすごい人出。
今回はラフィールドCというスタンドの席で、ストレートの後半から低速コーナーのラフィールド、そしてウッドコートの高速コーナーが見渡せます。
英空軍アクロバットチーム、レッドアローズのデモ飛行(これも見たかった!)に続いて、いよいよ決勝。
期待していた小林可夢偉は、シューマッハーに追突され(これ、目の前でした・・・)、エンジントラブルでリタイアと結果は残念でしたが、目の前でたくさんの接近戦を見られて楽しいレースでした。
地元期待のハミルトンとバトンも不本意なレースで、観客も残念だったでしょうが、それでも何かが起こるたびに大騒ぎして応援で盛り上がっていました。最後は、逆転で勝ったフェラーリのアロンソに盛大に祝福。
観客の盛り上がりで、思い出深いレースになりました。
翌月曜日はもう日本への出発日でしたが、夕方の飛行機だったので、昼間はロンドン観光。こちらも行ってみたかった巡洋艦ベルファスト号。
切り詰めた日程で、「とにかく走行セッションを全部見たい」という希望をかなえてもらい、アテにしていなかった観光も楽しめて、おかげさまで楽しい旅になりました。
※なお、チケットを宿で受け取って預かってもらう予定でしたが、フロントで行き違いがあり、受け取るまでに手間がかかりました。そのときは現地のアシスタントにフロントとのやりとりを手伝っていただき、本当に助かりました。