私の些細な相談事に対しても西澤様から親切丁寧なアドバイスをいただき、おかげで楽しい旅行ができました。ありがとうございました。
これからクロアチア旅行に行かれる方のご参考にしていただき不安を少しでも解消できれば、と思い、主に実用的なポイントをアドバイスしてみたいと思います。

1．バス

指定券をとっていただいたのに座席指定はまったく無視。好き勝手に座っています。他の国の観光客も戸惑っていた人がいました。購入したチケットのバス会社名からバスのボディに書いてある社名で判断することもできますが、バスの運転手か車掌（ほとんどが男性、運転手の交代要員）にチケットを見せて、このバスに乗ればいいかどうか尋ねるのが確実です。私も見せました。乗車前の検札はありません。発車後にあります。

プリトヴィッツェから Split へ行く14:30発のバスは山側にある高速道路（E17）を利用して Sinj から Split に入りました。また、Split から Dubrovnik へのバスも Ston 経由で延長工事中のところまで山側の高速道路を使い、ボスニアヘルツェゴビナに入る手前で海岸線にいったん出て、入国と出国のパスコンを受けて到着しました。途中、訪問を断念した Split市外にある Klis要塞のすぐそばを通って眺められました。

途中休憩は20分間とっていました。Splitへ行くバスでは運転手がレストランで昼食をかきこんでいました。休憩前に英語で「20分停車」と案内するのでバスだけ間違わなければ大丈夫、心配無用です。

2．ザグレブ

2時間でほぼ市内中心街の観光はできますね。トラムを使えばさらに時間に余裕ができます。

夜8時ごろホテル（ラグナ）から市内に歩いて出かけました。20分で中央駅に到着。ここが首都なの？と思うほど人が少ないのには驚きました。夕食は Vinodol でした。少し路地に入ったところにあり、静かで店の雰囲気も良く、おいしくて安かったです。

翌朝、バスが出発する11:30までの空いた時間、また市内に出かけました。今度はトラムを利用。トラムの駅のそばにあるキオスクでチケットを買います。乗車してチケットに印字しようと迷っていると、乗客の誰彼となくその場所を教えてくれました。印字機は先頭と最後尾にありました。クロアチアの人は親切です。

3．プリトヴィッツェ

滞在中は小雨でした。しかし散歩には支障なく十分に風景を楽しみました。
磐梯山の五色沼＋奥入瀬を大きくしたという印象です。通行路はよく整備されており迷うことはないと思います。途中で山椒魚（オレンジと黒の斑）を見かけました。ここもトイレは無料です。

食事は滞在したホテル（ベルビュー）の裏にあるレストラン（Poljana）に行きました。セルフサービスのレストランと一般的なレストランに分かれており、昼は2回ともセルフでいただきました。極めて安く、料理を盛ってくれるおばさんは英語があまりできないのに、明るくてこちらの希望を一生懸命聞き取ろうとしてくれました。夕食を食べたレストランも安く、肉・魚ともに味も良かったです。

バスは14:30発だったので午前中は十分歩くことができました。チェックアウトしても荷物はホテルで無料で預かってくれます。

4．Split

こじんまりとまとまっていて、しかもにぎやかな街です。物価も Dubrovnik と比べて2～3割は安いように感じました。

ここでは3泊して、プリトヴィッツェ到着後市内散策、翌日はバスでシベニクとトロギールに行きました。
ラフティングを予約した旅行会社の人がシベニクはあまり魅力がなく、トロギールのほうがすばらしいと言っていましたが、シベニクについては「なるほど、バスで1時間半かけてくるほどの価値があるのかな」と感じました。ただ、聖ミカエル要塞からの海の眺望は良かったです。

トロギールは見るべきところがこれまたこじんまりとまとまっており、賑やかな町でした。青空市場で買った干しイチジクとミニトマトは美味でした。3時もあれば十分散策できたので、Split へは17:30発の船で帰りました。Informationで乗船場を教えてもらったのですが、100cm×50cmの看板がひとつ出ているだけで、危うく見落とすところでした。バスステーションとは反対側に行く橋を渡り100mもないところにあります。店員が40人ほどの小さな船で約1時間ちょっと航海でしたが、デッキに立って風景を眺めていて飽きませんでした。

3日目は楽しみにしていたラフティングをしましたが、以前行ったコタキナバルのほうがスリルがあったな、という印象です。9:30にホテルでピックアップ、ミニバンで送り迎えしてくれます。ホテルに戻ってきたのは16時前でした。

夕食は Fife とノシュトロモに行きました。Fife は日本語メニューもあり、英国人3人と同じテーブルで合席となり楽しく食事できました。極めて庶民的でやはり安い！夜8時ごろには行列ができていました。

5．Dubrovnik

長距離バス乗り場からホテルまでタクシーで行ったのですが、Knではなくユーロで請求されました。10ユーロでしたが、高いですねえ。ユーロが強い土地柄なのかと思いホテルの人に聞いたらKnのほうがいいと・・・？ホテルでは円、ユーロどちらでもKnに両替でき、ユーロは手持ちして円を両替して間違いはありませんでした。（青空市場でさえユーロはOKでした）。ここの物価は高いなぁと思います。お土産を買うならスーパーか Split をお勧めします。
残念なことに、修道院の薬局は土曜日は15時まで、日曜日はお休みということで、娘が買おうとしていたローズウォーターが買えず、残念がっていました。

チェックイン後、歩いて城壁まで行きました。帰りはバス。翌日切符を買わずにバスに乗ったら、運転席にレジがありお釣りも出ます。ただし、車内で買うと12Knでした（切符を買って乗れば10Knで、切符はホテルでも売っています）。
1時間半ほどかけて城壁を一周し、買い物をした後、西澤さんお薦めのペシュカリエで夕食をとりました。ここでは日本語のメニューがあり料理の味も良かったです。

最終日は遠出はやめ、午前中近くのスーパーでお土産を買い、午後は、娘たちと別れ、娘たちはホテルから歩いて10分ほどのところにあるビーチで泳ぎました。塩分が高いので簡単に浮くといっていました。私は妻と二人でまた城内を散策し、スルジ山にも登りました。ロープウエイはとてもきれいで、山頂から海側、山側どちらの眺めも感動的です。往復70Knの料金はカード払いOKです。

クロアチア最後の夜も、これまた西澤さんお薦めのレストランの Posat に行きました。主なガイドブックにも出ていないようですが、大変高級感がある雰囲気で、今回の旅行の中では値段も結構しましたが、料理の味は絶品といっていいのでは！私には魚のスープが抜群でした。新鮮な魚とスカンピのグリルも良かったです。
最後の夕食としては最高の選択でした。ご紹介くださりありがとうございました。予約のときウエイターが誰から聞いたのかと尋ねられましたよ。なお、ペシュカリエで食べた牡蠣がおいしかったので注文したら、今は旬ではないのでメニューにはないといわれました。

ホテル（レロ）から空港まではタクシーで行きました。ホテルで前日に5:30に予約をお願いしたときにタクシー料金は250Knといわれましたが、メーターは使わず本当に定額制なのか250Knでした。7:35発のフライトでしたが、6:30にチェックインしても大丈夫なようです。
なお、免税店は香水以外は品揃えが豊富とはいえませんが、そこそこのものは買えます。香水を買おうとしたのですが、ウイーンからの乗り継ぎ便に持ち込みできるかどうかわからなかったのであきらめました。ウイーンで確認したのですがこちらのほうが間違いなく安いです（香水で比較）。

6．その他

（1）全般にトイレが有料なところはあまり見かけませんでした。Splitの遠距離バスターミナルの斜め前にあるフェリー乗り場にあるトイレでは係員がいるのにお金を受け取りませんでした。
レストランでは無料です。どこもきれいな水洗トイレで、日本の駅によくある特有の匂いもありません。

（2）Posat以外のレストランは、まとめて料理を持ってきました。これが一般的なようです。

（3）ワイン、ビールや生ハム（日本に持ち込めるかよくわかりません）、有名なメーカー（KRAS）のチョコレートなどのお菓子のお土産は Konzum というスーパーで大量購入しました。クレジットカードも使えるので大変便利です。ワインの品ぞろえは抜群で市価の7～8割で購入でき、日本で購入するより1/3は安いと思います。Dubrovnikではホテルから歩いて5分ぐらいのところに大きな店舗があります。

（4）クロアチアでは英語はかなり使えます。ホテルやレストランはもちろんのこと、バスの運転手しかり、おばあちゃんも、若い娘も。

（5）料理は一皿の量が多く、スープは2人でシェア、それとメインディッシュ3皿で十分でした（夫婦2名と娘2名の4名）。日本で言うお通しのようにパンが出てきます。

（6）現地旅行会社のツアーは開催曜日が決まっている場合も少なくありません。Split と Dubrovnik ではツアーメニューは豊富ですので、タイミングが合えば利用することをお勧めします。どこの旅行会社でもあまり料金は変わりません。ホテルにパンフレットを置いています。

以上です。参考になれば幸いです。

PS:今のところいつ頃になるかわかりませんが、次はノルウェーを考えています。その時はまたご厄介になるかもしれませんので宜しくお願いします。