LEGOLAND を知ったのは
幼稚園からレゴキチの息子の本「レゴブロックの世界」を見てから。「いつか行こうね。」と口約束のつもりが長期休暇を取れることになり、今しかないと急遽デンマーク行きを思い立った。ところがネットでレゴランド旅行を探しても個人旅行しかなく、親子二人(子供は十歳。海外は初)で英語はカタコトもできるかどうか。不安ながらパーパスジャパンに思い切って連絡してみた。
するとレゴランド担当?の伊藤さんというやさしそうな方が「現地の方は親切で困っていると助けてくれますよ。」と励まして下さったので「行ってみよう!」ということになり、プラン作成。
レゴランドメインで3泊、コペンハーゲン2泊にしてもらった。宿泊はもちろんレゴランドホテル。レゴランド入園チケットも二日間無料を三日間に交渉していただいた。コペンハーゲンはファーストホテルヴェスターブロ。こちらはコペンハーゲン中央駅の近くでスーパーの隣で便利、日本人スタッフもいて安心でした。
伊藤さんには初心者の質問にも丁寧に答えて下さり感謝しています。
さて、いよいよ出発。
成田から11時間のフライトと聞くと息子は途中で降りたいと言い出し、暇をもてあましてしまったのでスカンジナビア航空のCAさんに「何か子供向けの本はないですか?」と聞くとパズルやトランプ、シールブックなどが入った紙バッグを持ってきてくれました。食事もおいしかった。
コペンハーゲン、カストラップ空港で第一の関門、国内線への乗り継ぎでは、第三ターミナルを出てから案の定迷ってしまったが通りがかりのパイロット風のお兄さんに「where is the first terminal?」とカタコトで尋ねると「とっても、とっても遠いよ、ついてきなさい」といって途中まで案内してもらった。やはりデンマークは親切な方が多いです。
ひたすら歩いてやっと第一ターミナルへ着いてここでもやさしそうなSAS航空のカウンターのおじさんにE-チケットを見せてチェックインを済ませ、またまた手荷物検査を通過(ここではうっかり飛行機の中でもらったジュースを入れていたので没収)、搭乗口までたどりついた。
ところが国内線のロビーは思ったより狭く、軽食をとるお店も高かったので(コーラが31DKK:約520円)1時間の待合時間をもてあましてしまった。(私は成田で買った本を、息子は漫画を読んでいた)軽食をとるなら第三ターミナルがお店も多いです。
プロペラ機で少し揺れましたが無事にBILLUND空港に到着、タクシーでホテルへ(5分くらい)。
ついにレゴランドホテルに到着!
エントランスには巨大レゴドラゴンのお出迎え!
わくわくしながらチェックインして三日分のレゴランド入場チケットをもらうと「パイレーツの部屋をご用意しています。」といわれテンションが上がりつつ部屋を見て感激!!レゴでできた蜘蛛やら猿やら蝶があり、壁には海賊船の絵、カーペットには船の床の絵があった。
ホテル内のいたるところにレゴのオブジェ、レゴのたくさん入ったプール、レゴのミニフィグが主人公のゲームのデモ機、ビリヤード、などホテルの中だけでも選べる。アメニティグッズもドラゴンのかわいい絵入りだった。子供にはウェルカムレゴグッズも置いてあり、早速レゴを組み立てていた。
翌日は10時からの開園なのでゆっくり朝食を食べ(パン、チーズがおいしかった!息子は自分で焼いて食べるクレープがお気に入りだった)、ホテル内のブリッジを渡っていよいよレゴランドへ。
ホテルからの入場口はミニランドへ直結。
スターウォーズシリーズ、飛行場、運河と町並みと列車、船、牧場、お城、あらゆるものがあり、それがまた自動で動くようにしてあるので感動した。しかも建物の周りに配置してある木々や花は本物を小さく刈り込んであった。息子はいつまでも見ていて飽きないようだった。
乗り物もそれぞれテーマがありパイレーツ、エジプト、お城、バイキング、サファリ、ウェスタンなどをモチーフにしてどれもタダで乗り放題!子供用のゴーカートだけは時間指定で有料だったが本物の道路のように信号、ガソリンスタンド、洗車機があって最後にはドライビングライセンスまで発行してくれる。
回転する乗り物だけは私がダメで乗らなかったが、あとは三日間ですべて制覇した。他にもアトランティスをモチーフにした水族館、ミニフィグの4D映画なども見た。
買い物はアウトレットの店もあったがほとんど定価で税金が高いので日本のほうが安いかも。
食事はレストランは高くて量が多いので圏内の軽食でちょうどいいくらい。ソフトアイスは日本のとは違ってホイップクリームのようだがミドルサイズでも一人では食べ切れません。初日はピザを頼んだら2~3人前あって結局残ったのでもったいなかった。
あと、開園時間が季節によって異なるのでご注意を。私は9月にかかったので10~18時だった。夏は日没が遅いので20時位まで明るいです。
三日間昼間はレゴランド、夜はホテルでゲームと遊び放題だった。
四日目の昼にホテルを後にしてビルン空港からコペンハーゲンへ
このときは荷物を預けるのに手数料が100DKKかかった。
今度は第一ターミナルから第三ターミナルへ移動だ(電車の乗り場が第三ターミナルにあるので)。このときは第一ターミナルの出口に空港内無料バスが止まるのですぐにわかった。運良くすぐにバスが来て第三ターミナルへ5分ほどで到着、国鉄のエストーのチケットも人が長蛇の列だったので購入場所もわかりホームも教えてもらった。息子は10歳だったので大人の同伴で無料だった。
デンマークの鉄道は改札がないのでそのまま乗り場へ。ホームの電光掲示板に次の電車の行く先と時間が掲示されているのでわかりやすかった。20分ほど待つと列車が到着、結構混んでいたが周りのお兄さんが荷物を移動してくださったり、やはり親切。
15分ほど乗っているとコペンハーゲン中央駅に到着。広い駅だがチケット売り場で早速コペンハーゲンカード24時間を299DKK(約3900円)で購入(息子は10才なので大人の同伴があればタダ、このカードさえあればメトロ、エストー、バス、水上バスも乗り放題でお城や美術館なども無料となるところがあるのでお得です)。駅のセブンイレブンで水、ジュースを買ってホテルまで歩いていった。
約10分位で到着。フロントに日本人スタッフがいらしたので、スムーズにチェックインできました。荷物を置いて早速チボリ公園のイルミネーションを見に行ったがとにかく人が多かった。
息子の「絶対レゴショップへ行く」ということで歩いてストロイエまで行った。その日は遅かったのですでに営業は終了していたが、入り口のディスプレーのレゴと記念撮影。
途中マックがあったのでそこで夕食となった。マックも混んでいて並んだ。味は少ししょっぱい気がしたが息子はハッピーセットに満足そうでした。
2日目は世界遺産ロスキレ大聖堂へ。
コペンハーゲンからエストーで15分ほどのところにあるが、駅で最初に乗り場を間違え危うく別の電車に乗るところだった。それぞれのホームに下りる入り口の横に電光掲示板で次の列車の情報が見られる。列車に乗ったあとも念のためにロスキレで止まるか車掌さんに聞いてみた。
ロスキレに着くと駅を出てみんなが行く方向へ行っているとフリーマーケットが出ていた。息子は目ざとくレゴのバイオニクルシリーズを発見!早速交渉して30DKKで購入。喜んでいた。
大聖堂に着くと、正面のドアが閉まっていたので周りをぐるっと歩いたが他に入り口もない。丁度出てきたおばさんに聞いてみると今日は結婚式で他の方は入れませんとのこと。非常に残念でした。世界遺産で結婚式ができるなんてどんな幸せな方だろう。仕方なく周りの芝生で昼食のパンを食べた。
列車でコペンハーゲンにもどったがその間息子は新しく仕入れたレゴを組み立てていたのはいうまでもない。
コペンハーゲン中央駅から
電車を乗り換えてローゼンボー宮殿へ。ここの宝物もすばらしかった。
最後に昨日閉まっていたレゴショップへ歩いていった。ショップには日本にはないシリーズもあり、自分で好きなパーツを必要なだけ容器に入れて買うものもあった。土曜日で5時閉店なので最後までねばってディスカウント品を購入しました。
それからニューハウンまで歩いていって今度は水上バスに乗った。人魚姫の像を後ろから眺めることができた。
とにかく盛りだくさんの一日だった。途中、屋台のクレープ、ホットドッグなどがおいしかった。
最終日は昼から空港に行く予定だったので
ストロイエにお土産を買いにいった。あいにくの日曜日でロイヤルコペンハーゲンの店は閉まっていたが、デパートのイルムは開いていたのでそこで調達。移動はタクシーをわりと使ったが大体ホテルからストロイエ付近までだと80DKK(約1300円位)です。
ホテルに戻って荷物をとって中央駅に行くと切符を買う窓口は人が長蛇の列。仕方なく自動券売機に挑戦。空港までは36DKKだったと思い出し何とか購入成功。いそいでホームに行くと列車が20分遅れているではないか。これは飛行機に間に合うか心配になってきた。
列車が来てぎゅうぎゅう詰めの中なんとか乗って空港についたが今度は免税窓口がわからず右往左往。いろんな人に聞きまくってようやく見つけ、列に並んでいる間もドキドキしながらようやくクリア。もう45分ほどしか時間がない。
とにかく広い空港を走りに走ってチェックイン、手荷物検査に行ったがスーツケースに入ったレゴを出しそびれ飛行機の中で遊ぶつもりだった息子が泣き出した。出国審査の時も泣いているので成田で出してあげるからとなだめてやっと搭乗。また搭乗口が行けども、行けども遠くてやっとのことで間に合った。飛行機のシートに座ったときは本当にほっとした。
親子二人なかなか予定通りにはいきませんでしたが、それもまた楽しい旅の思い出です。