【研修レポート】ドイツ

期間:2011年8月24日~2011年8月30日
パーパスジャパン:横田

GON-000493

「音楽の国・ドイツ」

そう呼ばれても過言ではないくらい、ドイツはたくさんの偉大な音楽家を生み出し、またたくさんの音楽祭が行われている国です。今回は、ドイツという広大な国を「音楽」というテーマに絞った研修に参加して参りましたので、そのレポートをお届けします。

【1日目】 成田 → フランクフルト → クルムバッハ

ルフトハンザドイツ航空で、フランクフルトへ。

機材は最新型の2階建てA380!!
さすがに巨大な機材だけあって乗客の数が物凄く多いので、ボーディングゲートは人、人、人。
1階はエコノミー、2階はビジネスクラスとファーストクラスのみ・・・と完全に分かれていて、ボーディングブリッジも、1階に2つ、2階に1つと合計3つ直接繋がっているという、今までの機材では考えられない事ばかり。

今回、往路はビジネスクラスを体験する事が出来たのですが、ビジネスクラスだけでも98席もあるというから驚きです。ただ・・・座席が多いので、サービスを円滑に行うには仕方の無い事ですが、例えばお食事は、ワゴンで運ばれて来たり、名前を呼んでくれたり・・・なんて丁寧なサービスは残念ながらありませんでした。

それでも、多彩なお食事、180度に限りなく近くリクライニングするマッサージ機能付きの椅子などのビジネスクラスならではのサービスで、約12時間の長いフライトも、あっという間に過ごす事が出来ました。

ビジネスクラスシート
ビジネスクラスシート

食事
食事

足元広々
足元広々

デザート
デザート

さて、9:30の出発予定が11:00発になってしまうといういきなりのアクシデントもありましたが、無事にフランクフルトに到着。フランクフルト空港では、ルフトハンザのフライト到着時に日本人スタッフが必ず2名体制でお出迎えをしているそうです。

というわけで、一路バスで本日の宿泊地、クルムバッハへ。

本来はバイロイトが目的地だったのですが、ちょうど8月は、年に一度の「バイロイト音楽祭」の時期にあたるため、宿泊が困難。そのため、バイロイトから約10kmのクルムバッハという小さな町に宿泊しました。

宿泊ホテルは「 Achat Plaza Hotel Kulmbach 」。
ホテルそのものはこじんまりとした作りですが、客席はスーツケース2つ開けられるほど広く、清潔。シャワーのみではありますが、じゅうぶん快適なお部屋でした。

クルムバッハのホテル
クルムバッハのホテル

クルムバッハのホテル(3)
クルムバッハのホテル(3)

ホテル内レストラン
ホテル内レストラン

クルムバッハのホテル(2)
クルムバッハのホテル(2)

クルムバッハのホテル(4)
クルムバッハのホテル(4)

クルムバッハはビールで有名な街
クルムバッハはビールで有名な街

【2日目】 バイロイト → ヴァルトブルク城 → アイゼナハ

1日の始まりの朝食は、豊富なパンに数種類の美味しいヨーグルト、たまご料理やベーコン、ハムなどの温かいお食事も生野菜も多く、朝から気分よく出発です。
ホテルの周りも静かで、よく眠れました。

朝食会場
朝食会場

ホテル外には自転車道
ホテル外には自転車道

早速、車でバイロイトへ。

バイロイトは、毎年7月25日~8月28日の間、「バイロイト音楽祭」と呼ばれるオペラ音楽祭が行われます。
この音楽祭は、この町に暮らし続けたリヒャルト・ワーグナーが、彼のオペラ作品を行うためだけに設計された「祝祭歌劇場」を年に一度だけ利用し、ワーグナーのオペラだけを上演する音楽祭です。ワーグナーの、ワーグナーによる、ワーグナー(と彼のファン)のための音楽祭とも言えます。

ただ、この音楽祭本当に大人気で、チケットは5年待ちが普通。
3000人は収容出来るそうなので、決して小さい劇場では無いのですが、世界中から集まる彼のファンによって、抽選制のチケットはあっという間になくなってしまうとのこと・・・。

じゃあせめてオペラハウスの中だけでも!と思うのですが、音楽祭の時期は、この特殊な歌劇場の中を見学する事が出来なくなってしまいます。しかし、9月~4月の火~日であれば、ガイドツアーが開催されるので、それを利用して見学する事は可能ですので、興味のある方は是非。

祝祭歌劇場
祝祭歌劇場

音楽祭時期だけWの旗があがります
音楽祭時期だけWの旗があがります

その他、バイロイトには辺境伯オペラハウスというドイツでは最古のバロック式劇場があります。
中は、座席数が500ちょっとということで、他の劇場を比べると小さいのですが、とてもゴージャスな、全面ロココの嵐で、眩暈がしそうな美しさでした。

また、一見大理石にも見える柱や手すりを含め、全て木造の劇場なので、床のきしみなどがとても歴史を感じて、素晴らしい空間でした。この劇場は、世界遺産に申請中とのこと。とっても素敵な劇場なので、是非世界遺産に認定されて欲しいです。

辺境伯オペラハウス
辺境伯オペラハウス

オペラハウス内部(2)
オペラハウス内部(2)

オペラハウス内部
オペラハウス内部

オペラハウス内部(3)
オペラハウス内部(3)

その他、バイロイトにはワーグナーが晩年まで住んだ家(2013年の生誕200周年に向け、現在改装中)や、実はワーグナーの妻の父親でもある、バイロイトで亡くなったフランツ・リストの博物館など、見所がいっぱいです。(ワーグナーの家が改装している間は、リストの博物館は無料で見学することが出来ます)。

尚、ワーグナーの家の前には、ワーグナーのパトロンだった(ノイシュバンシュタイン城の建設でも知られる)ルードヴィッヒ2世の胸像がおいてあります。

ワーグナーの家
ワーグナーの家

リスト博物館
リスト博物館

リストの弾いたピアノ
リストの弾いたピアノ

ワーグナーの墓
ワーグナーの墓

リスト博物館(2)
リスト博物館(2)

当時交流のあった音楽家達
当時交流のあった音楽家達

その後、バイロイトの町から車で15分程度のところにある「エルミタージュ庭園」へ。

ここは、ルードヴィッヒ2世がバイロイトを訪れる際に宿泊した離宮などがある、美しい庭園です。ポツダムにあるサンスーシー宮殿が羨ましがったとも言われるほどたくさんの噴水があり、時間ごとに行われるショーが有名でもありますが、個人的に凄いと思ったのは、ルードヴィッヒ2世が泊まっていた離宮の庭から、祝祭歌劇場が見えることです。

これは偶然ではなく、ルードヴィッヒ2世の「この庭から、劇場が見たい」という命令により、生えている木を手入れし、見えるようにしたとのこと。それはそれは、今でも手入れされていて、遠くにきちんと見る事が出来ました。

噴水ショー
噴水ショー

洞窟の中にも噴水が
洞窟の中にも噴水が

離宮の庭園
離宮の庭園

庭園内のレストラン
庭園内のレストラン

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宮殿の柱は全て石!
宮殿の柱は全て石!

洞窟噴水
洞窟噴水

祝祭歌劇場が見えます
祝祭歌劇場が見えます

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庭園を見学し、昼食を食べた後はアイゼナハへ。

アイゼナハは、ドイツの真ん中に位置する大きなチューリンゲン州の北西部にある町で、世界遺産「ヴァルトブルク城」の城下町として栄えた町です。バッハやマルチン・ルターの生まれた町としても有名ですが、まず今日は、町を見下ろすように建っているヴァルトブルク城の見学です。

小高い丘の上に位置するため、駐車場からシャトルバスが出ています。徒歩でいく事も可能ですが、上り坂、登り階段を10分程歩くことになるのでご年配の方は厳しいかも・・・。

駐車場
駐車場

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ロマネスク、ゴシック様式と複数の建築様式の建物が繋がったような外観を見せるこの一風変わったお城は、実は中は非常に広く、12月の週末はクリスマスマーケットも行われるそう!
またこの中のホールでは、リストも指揮をした事があるそうで、今でもオペラやコンサートに利用される事もあるそうです。

残念ながら外観改修中
残念ながら外観改修中

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お城からの景色
お城からの景色

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お城の隣には5つ星ホテルもあり、心行くまで中世の雰囲気に浸ることが出来ます。
お食事だけの利用も可能で、今回私達も食事を取ったレストランの窓からはチューリンゲンの深い森を一面に見渡す事が出来ます。お食事のレベルも高いので、とってもお勧めです。

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そんな私達の宿泊は、アイゼナハの町中にある「 Steigenberger Hotel Thueringer Hof 」という4つ星ホテル。豪華さこそ少ないものの、清潔で、何よりとにかく立地が抜群!市内マルクト広場の目の前で、ショッピング、レストラン、スーパーなど周りには盛りだくさんで、アイゼナハの中央駅からも徒歩10分弱と、最高の立地です。

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アイゼナハ中央駅
アイゼナハ中央駅

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駅構内
駅構内

【3日目】 アイゼナハ → ワイマール

この日は、朝からアイゼナハの観光です。

バッハが生まれ育った町ということで、バッハ博物館はもちろん、バッハも通った小学校があったり、とにかくバッハの色をそこかしこに感じる事が出来ます。

特にこの博物館は、1907年から存在するバッハの生家部分と、2007年に増築オープンした最新設備を備えた建物が繋がった面白い作りです。

この博物館で面白いのは、1時間に1回、バッハ時代からの古楽器を利用してミニコンサートを行っていること。見たことの無いパイプオルガンなど、多彩な楽器が揃っていてとても面白かったです。

バッハ銅像
バッハ銅像

博物館内部
博物館内部

古楽器コンサート
古楽器コンサート

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バッハの通った学校
バッハの通った学校

バッハ生家
バッハ生家

博物館の庭園
博物館の庭園

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リスニングスペース
リスニングスペース

昼食後は、次の目的地ワイマールへ。

ワイマールは、ゲーテが人生の大半を過ごした町として、ゲーテ街道のハイライトとして、またバウハウス学校の発祥の地として有名な街ですが、フランツ・リストがワイマールの宮廷学士長になったことから、リストが没年まで住んだ家がある事でも実は知られています。

リストの名前を冠した、リスト音楽院もあり、ドイツの芸術、文化を語る上では決して外す事の出来ない町だと言えます。

ゲーテとシラーの像
ゲーテとシラーの像

緑豊かなワイマールの町並み
緑豊かなワイマールの町並み

マルクト広場
マルクト広場

バウハウスの螺旋階段
バウハウスの螺旋階段

バウハウスデザインを楽しむ子供
バウハウスデザインを楽しむ子供

バウハウス博物館
バウハウス博物館

リスト音楽院
リスト音楽院

バウハウス大学
バウハウス大学

バウハウスデザインのライト
バウハウスデザインのライト

また、町から車で約10分のところにあるデンシテット村の教会には、リストが弾いたオルガンがあり、昔のままの音を再現出来るということで実際に弾いていただく事が出来ました。

リストが奏でた音の再現を聞いて、100年以上経っても色褪せる事の無い音楽の力を再度感じ、胸が熱くなりました。

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ちなみにこの日の宿泊は「 Best Western Premier Grand Hotel Russischer Hof zu Weimar 」
こちらも、市内中心部の抜群の立地に加え、とっても広いお部屋で、1日しか泊まらないのがもったいない!!というホテルでした。

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【4日目】 ワイマール → ナウムブルク → メルゼブルク → ライプツィヒ

3日目までは、この時期のドイツに珍しい?ほどの快晴が続いていたのですが、この日だけ生憎の雨模様。朝からどんより暗く、前日との気温差は恐らく10度以上!という気温の差。ドイツの気候の厳しさを目の当たりにしつつ、あーヨーロッパだなぁと実感し、なんとなく嬉しくなりました。

この日は、ナウムブルクとメルゼブルクというあまりガイドブックでも取り上げられない小さな町に立ち寄ります。なぜかというと、2つの町はそれぞれ教会に「ヒルデブラントオルガン」「ラーデガストオルガン」と呼ばれるとても特別なオルガンを有していて、その音色を、私達に特別に聞かせてくれるというのです。

ナウムブルクで聞いたヒルデブラントオルガンの音は、空気の入れ替えの音が少ないためか、とても優しく繊細な音で、うっとりするほど。バッハも演奏した事があり、もちろん当時の音をそのまま表しています。

ナウムブルク
ナウムブルク

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オルガン奏者
オルガン奏者

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メルゼブルクでは、ゴシック建築の大聖堂の中に、バロック様式の大きなオルガンがありましたが、ここのオルガンはリストも弾いた事があるとか。

修道院のような作りの大聖堂ですが、オルガン以外にも日本の桜が植えてあったり見所が多く、とても充実した時間です。

メルゼブルク
メルゼブルク

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教会の中庭
教会の中庭

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オルガンの音を堪能した後は、いよいよハイライトの1つでもあるライプツィヒへ。

ライプツィヒでは、到着してすぐに聖トーマス教会少年合唱団のコンサートへ向かいます。
聖トーマス教会少年合唱団とは、1212年創立という800年の歴史を持ち、J.S.バッハが1723年から逝去する1750年まで音楽監督を務めた、伝統ある合唱団です。
ウィーン少年合唱団にも負けない人気で、毎週金曜日の18:00~と、土曜日の15:00~行われるこのコンサートは、毎回多くの人が詰めかけます。

それもそのはず、日本公演に出かけると1万円以上するチケットになりますが、この教会での公演はプログラム料として教会に2ユーロ寄付するだけでいいのです。予約は出来ないので、並ばなくてはいけませんが、並ぶ価値はじゅうぶん過ぎる程ある公演だと思います。私達が訪れた回も、全員並んで座るのが大変なほどの大混雑でしたが、透き通るような歌声は、本当に素晴らしかったです。

またこの教会、内装はプロテスタントの教会らしく、あまり華美ではないのですが、もともとなかったステンドグラスを最近作ったということで、バッハやルターの絵が描かれたステンドグラスがありました。

聖トーマス教会
聖トーマス教会

開演を待つ人
開演を待つ人

バッハのステンドグラス
バッハのステンドグラス

バッハミュージアム
バッハミュージアム

J.S.バッハ像
J.S.バッハ像

教会内部
教会内部

バッハはここに眠ります
バッハはここに眠ります

公演の後は、教会の目の前にあるバッハ博物館を見学。
ここは、バッハ財団が作った非常にモダンな博物館で、バッハの曲を全曲聴くことが出来るオーディオシステム(全て通しで)や、直筆楽譜や手紙などの豊富な資料が売りです。バッハの直筆譜面が見れる公的な博物館はここだけで、温度25度・湿度50%に保たれているので保存状態も万全です。

その他、ライプツィヒの市内は他にも見所がたくさんで、クリスマスマーケットが行われるマルクト広場をはじめ、ベルリンの壁崩壊へのきっかけにもなった民主化要求デモが行われたニコライ教会、そしてかの有名なゲヴァントハウス・オーケストラの本拠地・近代的なゲヴァントハウス、東ドイツ時代の象徴的な建物ともいえるアウグストス広場のオペラハウスなどなど・・・。

近代的な町並みと、東独時代の名残ともいえる無機質な建物、そして中世の時代から残る美しい教会・・・と、ライプツィヒという町の歩んだ歴史をそのまま残しているとも言える不思議な町並みはコンパクトにまとまっている割に、奥の深い都市という印象を受けました。

オペラハウス
オペラハウス

ライプツィヒのシンボル・ライオン
ライプツィヒのシンボル・ライオン

コーヒーミュージアム
コーヒーミュージアム

ニコライ教会
ニコライ教会

ゲヴァントハウス
ゲヴァントハウス

マルクト広場
マルクト広場

ニコライ教会前
ニコライ教会前

夕食は、ゲーテや森鴎外も通ったと言われる1525年創業の大型ワイン酒場「アウアー・バッハス・ケラー」で。

ゲーテのファウストにちなんだ様々な壁画や天井画も素晴らしいですが、その賑やかな雰囲気と、お食事の量、そして美味しさに圧倒!手頃な価格で、伝統的なドイツ料理や美味しいお酒が飲めるとあって観光客から地元の人まで大賑わいの、とっても素敵なレストランでした。

市内中心部のメードラーパッサージュの地下にあるので、観光しながらでも気軽に立ち寄る事が出来て、お勧めです。

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そしてこの日の宿泊は、ライプツィヒの最高級ホテル「 Hotel Fuerstenhof 」!
規模が大きいわけでもなく、お部屋の広さもそこそこ・・・なのですが、とにかくホスピタリティやお部屋の設備、雰囲気が素晴らしく、ラグジュアリーでゴージャスな気持ちになれる事間違い無し!の素敵なホテルです。ベッドがとにかくふわっふわ!で、とっても気持ちよかったです。

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【5日目】 ドレスデン

朝一番にライプツィヒを出発し、いよいよ最終目的地・ドレスデンへ。ライプツィヒからドレスデンは近いので、約30分で到着。

まず先にホテルにチェックインしたのですが、宿泊ホテル「 Martim 」はエルベ川沿いに位置し、昔の倉庫を改装した大型ホテル。部屋に入ってまず窓の外を見ると、エルベ川の景色が広がっていてとても開放的な景色で、素晴らしかったです!お部屋も、機能的な作りで、日本人が好みそうな雰囲気。

ドレスデンの第1印象、いい感じです。

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ロビー
ロビー

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そして観光開始をしましたがドイツの中でも有数の観光地だけあって、ツヴィンガー宮殿、ゼンパーオペラ、フラウエン教会などなど見事な建物がずらり。

特に、真っ白な外観が印象的なフラウエン教会は、第2次世界大戦の折り、一度爆破されているにも関わらず、市民の手で再建されたという素晴らしい建物。薪の暖炉から出たススで、全体的に黒ずんだ建物の多いドレスデンの町でその白さはひときわ美しく、また印象的で素晴らしかったです。

ツヴィンガー宮殿に続く門
ツヴィンガー宮殿に続く門

噴水がマイセンマークに
噴水がマイセンマークに

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宮殿
宮殿

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ホットドック屋台
ホットドック屋台

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午前中はゆっくりと、そんな素晴らしいドレスデンの町を観光し、午後からは少し郊外へ足を延ばし、エルベ川沿いに建設された離宮・ピルニッツ宮殿へ。

宮殿へ向う途中、オペラ「魔弾の射手」で知られるウェーバーの博物館にも立ち寄りました。ここは、博物館というには非常に小さく、庭園の可愛らしい「家」といった趣でしたが和やかなドイツの雰囲気を味わう事が出来て、のんびり出来る素敵な空間でした。

ウェーバー博物館
ウェーバー博物館

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博物館の庭
博物館の庭

反対に、ピルニッツ宮殿はとにかく広大な敷地を誇り、中華風、和風、洋風、とにかく様々な建物と様々な植物で溢れ返る不思議な空間です。ただ、ピクニック気分を味わうには最高で、休日は、地元の人々も集まる人気スポットだそう。

このあたりは自転車も大人気。1日40km前後走って、1週間かけてハンブルクへ行くツアーなどもあるそうです。

宮殿
宮殿

中華風の建物も
中華風の建物も

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温室完備の森
温室完備の森

庭園内に教会も
庭園内に教会も

サイクリング人気
サイクリング人気

ピルニッツ宮殿からは、エルベ川を遊覧船に乗ってドレスデンまで戻ります。船内はレストランなどもあり、お食事、軽食なども楽しむことも出来ます。川なので揺れも少なく、エルベ川沿いに広がるワイン畑や古城を眺めながらドレスデンまで1時間の乗船です。

船内が一番盛り上がったのは、やはりドレスデン到着間際。「エルベ川のフィレンツェ」とも呼ばれる美しい町並みを川の向こう側から見るといったいどれほど美しいのだろう?と、デッキにはカメラを構えた人の群れ。

川岸に近づくにつれてはっきりと見えてくるその町並みは、今が21世紀だという事を忘れてしまうほど、中世の様子をそのまま残した姿で川岸に停泊する蒸気船の煙までその風景のひとつとして、自分の目に鮮明に焼きつきました。

船で戻ります
船で戻ります

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ザクセンワインの畑
ザクセンワインの畑

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さて、その日の夜はいよいよ!この「音楽の旅」の最後を飾るに相応しい、「ゼンパーオーパー(ザクセン州立歌劇場)」でのオペラ鑑賞です。

そもそも、ヨーロッパのオペラ座の中に入ったのは初めての経験でしたが、その内装の絢爛豪華ぶりに目を奪われ、周囲を見回しても四方八方全てがきらびやかなその世界にまばたきすら忘れてしまいそうなほど!
ただ「オペラを鑑賞する」だけでなく、この「歴史あるオペラ座だからこそ、オペラが見たい」・・・というお客様が多い印象を受けました。

鑑賞した演目は「ルサルカ」という人魚姫をモチーフにしたオペラでしたが、非常に前衛的なモダンな内容で、ちょっと意表をつかれました。
聞くところによると、イタリアやウィーンなどのオペラは、昔ながらの、ドレスで着飾った方々が、歌い踊るオペラが多いようですが、ドイツは、新しいものを提供しようという考えが多いとのことで、ブロードウェイのミュージカルのように、洋服を着て、舞台も中世ではなく現在の設定で、歌う曲も現代風にアレンジして・・・なんていうものが多いそう。そんな様子を全く知らなかったので、非常に驚きました。

オペラのお手配等をしていると、「何でもいいから、この場所で滞在中にやっているオペラが見たい」というお客様もたまにいらっしゃるのですが、上記のような事があるのでやはり演目には要注意だなぁと感じました。

ゼンパーオーパー
ゼンパーオーパー

廊下は社交場
廊下は社交場

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ワーグナーの胸像が
ワーグナーの胸像が

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オケピも覗けます
オケピも覗けます

演目終了後は、近くのワイン酒場で最後の1杯です。
ドレスデン近郊のワイン畑でしか取れないザクセンワインや、今日訪れたピルニッツ宮殿でしか作っていないワインなど、ドレスデンだからこそ飲めるワインをオペラ後のふわふわとした高揚感の中楽しむ事が出来、この研修旅行最後の夜を過ごしました。

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オペラ終演後のドレスデンの夜景
オペラ終演後のドレスデンの夜景

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【6日目】 帰国

最終日。

ドレスデンの町が離れがたく、早起きして、最後の景色を眺めてみました。まず、朝起きると、窓の外に広がるエルベ川の朝焼けの景色が本当に幻想的で、夜と朝の境界線の色が、はっきり目にうつるよう。
この景色をおきて一番に見る事が出来るだけでも、このホテルのエルベ川ビューの価値はあるなぁと実感できます。

朝焼け
朝焼け

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昼間見る姿とも、夜景とも違う朝焼けの旧市街を堪能した後、足を延ばして中央駅まで歩いてみました。

ドレスデンの中央駅は、旧市街からは少し距離があります。地図で見ても今いちそれがどのくらい離れているかわからなかったので、実際歩いてみたのですが、ショッピング街が続く賑やかな道を約20分ほど。道はまっすぐですし、人通りも多いので、迷う事は無いですが、毎日になってくると、この往復を繰り返すのはちょっと大変かなぁという印象・・・。

短い滞在の方で、町から町を列車で移動するのであれば、駅前の滞在が便利ですが、じっくりと市内を見たり、滞在されたい方にはやはり旧市街に近いホテルの方が雰囲気もよく、お勧めです。

中央駅
中央駅

駅構内
駅構内

早朝散歩を終え、ホテルに戻って最後の朝食・・・と思って朝食会場に行ってみてびっくり。
この Martim ホテルは朝食の豊富さが売りとのことなのですが本当に物凄い量の朝食に驚きました!

パンの種類、乳製品の種類、ホットミールの種類、どれを取っても、今まで私が泊まったホテルの中で最多ではないかというほどの量です(笑)。「今日は帰るだけだから動かないのに・・・」と思いながら、目移りするほどの朝食を楽しみ、ドレスデン空港へ向かいました。

朝食会場
朝食会場

ホテルから空港までは、車で約15分。非常に近いので、たとえ渋滞等があっても、30分余裕を見ていただければ到着出来ると思います。

ドレスデン空港は、コンパクトでわかりやすく、機能的な作りでしたので特に迷うこともなくスムーズに搭乗・・・。

ドレスデン空港
ドレスデン空港

帰ります!
帰ります!

空港内部
空港内部

再度フランクフルトを経由し、帰路につきました。

ちなみに帰りの飛行機も、ルフトハンザのA380機材。エコノミークラスです。エコノミークラスとはいえ、最新設備の飛行機なので、シートも綺麗ですし、お食事もまずまず。オンデマンドで映画等見る事が出来るテレビはタッチパネル式なので、リモコン操作に迷うこともなく楽しむ事が可能です。

8月末の夏休み期間でしたので、さすがにエコノミーも満席で大混雑でしたが乗務員さんの対応なども素晴らしく、快適なフライトで帰国することが出来ました。

A380エコノミー
A380エコノミー

以上、「音楽」にどっぷり浸って浸って、ドイツという国の魅力を再度確認することの出来た7日間でした。

今回、リストやワーグナー、バッハなど、数々のドイツ出身の音楽家の足跡を辿りましたが、やはりその人物の背景を知りながら、楽曲やオペラを聴いていくと、以前よりずっと深み、興味を感じる事もでき、更なる興味もわきました。

「音楽」は耳で聞くものなので、WEB上、紙面上ではなかなか伝えることが難しいですが、この研修レポートで、それぞれの町にも少しでも興味を持っていただいて、皆様の中で「この景色の中で、体験したい」「ここに実際に行って、この音楽を聴いてみたい」と思っていただく事が出来れば嬉しいです。

これから冬なので、ヨーロッパではオペラ、バレエ、コンサートのシーズンです!
もし、ドイツをはじめヨーロッパへの音楽鑑賞旅行に興味ある方がいらっしゃいましたら是非一度、ご相談ください♪

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