イタリア・ドイツ 自動車三昧の旅 11日間

期間:2011年9月24日~2011年10月4日
S様 ご夫妻

GON-000518

この度は横田様に大変お世話になりました。こんな旅行がしたいとご相談してから出発日までの短い期間にも関わらず、私たちの要望をふんだんに詰め込んでいただきましてありがとうございました。
宿泊先もとてもアクセスの良い場所でスムーズに移動ができて旅行を楽しんで来ることができました。晴天のいいお天気に恵まれ、とても良い時期に行くことが出来ました。

今回の旅行は急きょ取れた長期休暇だったため、行きたいところへ可能な限り行ってみよう!と思い立った旅行でした。おかげさまで大好きなスポーツカー三昧の日々を送ることができ、次回また訪れることができた時は・・・と課題まで浮かんだ大満足の旅行となりました。

<1日目 成田空港からボローニャへ>

時差が7時間あるので時差ぼけで翌日が台無しにならないように、機内ではなるべく起きていて、ボローニャのホテルに着いてから爆睡しよう!と決めて出発。乗り継ぎのアムステルダムまではなんとか起きていられたものの、ボローニャまでの機内2時間程は記憶無し(笑)。

主人曰くサンドイッチみたいな機内食が供されていたみたいだと、はるかかなたの記憶に初日からお疲れモード全開でボローニャに到着。ホテルまでのドライバーのお迎えがとてもありがたかったです。

<2日目 フェラーリ博物館>

ホテルの朝食のモッツァレラチーズとパンの美味しさに感動し、晴天の抜けるような青い空と窓の外に見える黄色い街並みにボローニャに来たことを実感して、準備をしてフェラーリ博物館へと出発。ボローニャ中央駅からモデナまで行き帰りの列車の時刻表を印刷していただいたので助かりました。

モデナ駅からプルマンバスに乗るべく iPad の地図を頼りに20分ほど歩くとバスターミナルに到着。そこでバスの時刻表を見るとほんとに2時間ほどバスがこない・・・次のバスを待っているとシャトルツアーの時間に間に合わないので、そこからタクシーに乗車。少し日本語が分かるといっても寿司、てんぷら、カミカゼとか言ってたけど(笑)陽気なタクシードライバーに連れて行ってもらい無事博物館へ到着。

フェラーリの聖地?なだけあって団体バスと観光客でごった返している館内をひと通り見学。クラシックからF1カー、599FXXのレースカーまで展示してありました。

その後はカメラなどを鞄にしまってシャトルツアーに参加。20人ほどのツアー客と一緒に満席のバスに乗り込み、英語とイタリア語交互のアナウンスを聞きながらフェラーリ本社の門をくぐり、工場は車窓から眺めます。日曜だからか工場は稼動していなくてとても静かでした。
う~ん、こんなものかぁとサービス精神ないなぁと思っていたら、フィオラーノサーキットという昔からF1カーもテストしているテストコースをバスで走行!!これはとても貴重な経験となりました、参加してよかったです。

博物館の駐車場には珍しいクラシックカーが沢山やってきていてこの日はツーリングも催されていたようで往年のチーフテストドライバーであるダリオ・ベネッツィ氏もいました。

クラシックカーを眺めつつ、バス停の近くにある主人のお目当てのリストランテ・キャバリーノに行ってみるも日曜日でお休み。近辺のフェラーリグッズ売り場に入ってみると、派手な・・・いえいえ、良く言えば(笑)フェラーリカラーの赤を基調とした素敵なデザインのグッズが沢山。

いろいろと見学に満足したところで、帰りはモデナまでバスに乗り、そして列車に乗ってボローニャに戻ってきました。夕方でも十分明るくてホテルからマッジョーレ広場方面もまっすぐ歩いてすぐだったので街中散歩に繰り出しました。
日曜日だったのでリストランテやショップはほぼお休みでしたが、美味しいジェラードとやっぱりチーズが美味しいピザを夕食にし、長い一日が終了しました。

フェラーリ本社
フェラーリ本社

展示クラシックカー
展示クラシックカー

展示F1カー
展示F1カー

クラシックカーのツーリング
クラシックカーのツーリング

<3日目 ランボルギーニ博物館>

ボローニャ駅近くのバスターミナルからサンタアガタを目指してバスに乗車。こちらも時刻表を印刷していただいて助かりました。バスなのに?勢いよくとばして音楽ガンガンで走るバスに揺られること1時間、博物館近くのバス停に到着。昨日の二の舞にならないよう帰りのバスは1時間に2本の時間をバス停で確認し、ランボルギーニ博物館まで歩きました。

こちらはフェラーリほどの規模はありませんが、見応えは十分あります。お昼はシエスタでいったんクローズしてしまったので、ホントに何もない博物館近辺で唯一食事ができる BULL・BAR でランチ。ランボルギーニだけに BULL (笑)。

午後は博物館へ戻って、カメラなどをロッカーにしまって工場見学です。
ランボルギーニガヤルドとアヴェンタドールの2種類の製造ラインを歩いて見学。アヴェンタドールはカーボンモノコックボディーを初採用した最新モデルでラインオフしたばかりの車のシャシーナンバーを確認したところ、まだこの世に360台しか存在しないことが判明し、間近に見られて感動しました。
ガイドの女性は、ボディーは赤には塗らないわよ!とフェラーリに対抗した発言も(笑)。

フェラーリとは違ってシックな色合いのグッズをいろいろと見た後、またしても勢いよく走るバスでボローニャに戻りました。それにしてもボローニャの長距離バスはかなり激しかったです・・・。

明日にはドイツなので最後のイタリア料理を食べにホテルから広場まで行き、ピッツァマルゲリータとボローニャだけにボロネーゼを夕食にし、またまた長い一日が終了しました。

ランボルギーニ博物館
ランボルギーニ博物館

展示車
展示車

展示車
展示車

<4日目 ボローニャからシュツットガルトへ>

ボローニャの黄色と茶色の街並みを見納めし、一路シュツットガルトへ向けてホテルを出発。

飛行機から見る地上の景色はあまり変化のない中、フランクフルト空港に到着。
到着すると周りの人々の服装と言葉の違いにドイツに来たことを実感しました。ボローニャと違って色合いが暗いかな?建物内も結構清潔で日本みたいだし。
空港駅でお寿司を見つけて食べてみるとわさびもきいていてまあまあ食べられる!主人はでっかいハンバーガー(笑)。

昼過ぎに ICE に乗って世界の車窓から気分でシュツットガルトへ。
シュツットガルト中央駅からは銀行が林立している方面にあるホテルだったのでスーツを着たビジネスマンがいっぱいです。近郊では日本でいうところの有明とか幕張みたいな展示会を開催している感じを受けました。

アルコテルホテルはとてもきれいで部屋も広く朝食も美味しくてかなり充実。私としてはロンネフェルトの紅茶に大満足でドイツに来たよ~って感動。ボローニャのティーバッグとは違うわ~というと主人曰くエスプレッソの国ですから・・・。

チェックインの時にオクトーバーフェストをネッカーパークのスタジアムで開催してると教えてもらって民族衣装を着た人が駅にいっぱいいた理由を知りました、ミュンヘンだけじゃないんですね。

移動のこの日はホテルと反対側の宮殿広場の方へ散策に出かけて古い街並みを見学しつつデパートの最上階にあったビュッフェスタイルの夕食をとって一日が終了しました。

駅の上のベンツマーク
駅の上のベンツマーク

宮殿広場
宮殿広場

<5日目 ポルシェミュージアム>

中央駅から S6 に乗って10分ほどでポルシェミュージアム到着。

ミュージアムのガイドツアー LEE さんの詳しい案内で、ガイドと一緒でないと触れない展示車のドアを開けて車内を見せてくれたりと、とても充実したガイドツアーでした。当日も翌日もファクトリーツアーはやはり予約がいっぱいで参加することはかないませんでしたが、世界各国から来ている大勢の観光客に納得。

ガイドツアーの後はオーディオガイドも借りてさらに見学をし、ミュージアムショップでお買い物。ミュージアム内のカフェでまたしてもでっかいハンバーガーランチの後は近辺のディーラーや工場の周りを歩いて見学したりして、閉館までまるまる一日を過ごしました。

ポルシェミュージアム
ポルシェミュージアム

展示車
展示車

館内
館内

展示車
展示車

館内
館内

<6日目 メルセデス・ベンツミュージアム>

シュツットガルトに来て3日目は中央駅から S1 に乗ってネッカーパークの駅から10分ほど歩きメルセデス・ベンツミュージアムに到着。

こちらは規模が大きくて、観光客が沢山。やはり当日申し込みでは予約がいっぱいでドイツ語も英語も工場見学はかないませんでした。工場見学は事前に予約を確約してからでないと難しいことを実感。
ここは一日かけても十分なくらいの大規模ミュージアムなのでレベル8から下へと降りてくる間に足が棒に(笑)。

地下のレストランで昼食をとってミュージアム2順目をして地下の販売センターも見学。こちらはポルシェとは違ってオーディオガイドが無料でストラップもプレゼントしてくれてサービス満載でした。

メルセデスベンツミュージアム
メルセデスベンツミュージアム

館内
館内

F1カー乗車?
F1カー乗車?

展示クラシックカー
展示クラシックカー

館内
館内

<7日目 シュツットガルトからフランクフルトへ>

ホテルをチェックアウト後、午後の ICE 乗車まではクラシック部門を訪れてみました。

まずはSバーンに乗って Fellbach から徒歩15分くらいのメルセデス・ベンツクラシックへ。
我が家の車はヤングクラシックというカテゴリーに入ることを知り、ここはそれよりもさらにクラシックな車が展示してありました。昨日のミュージアムとは違ってここまで訪れる人は少ないようで住宅街の中にあるとても静かな場所でした。

その後はまた Sバーンに乗って Freiberg から徒歩10分くらいのポルシェクラシックへ。
こちらはウェルカムな雰囲気はなくぴっちり門が閉ざされているので外周を拝むだけとなりましたが、ちょっと近郊へ足を延ばしたおかげでドイツの生活ぶりを垣間見ることもでき、すでに紅葉した山の景色も堪能できました。

後ろ髪を引かれつつシュツットガルトを後に予定より早い ICE に乗ってフランクフルトへ向かいました。
フランクフルト中央駅へ到着するとなんだか物々しい雰囲気!近くのスタジアムでサッカーの試合があるようでフーリガン?とまではいかないと思うが団体と警察でごった返した駅と駅前の渋滞にシュツットガルトにはなかった都会の洗礼をうけました。

ベンツクラシック入口
ベンツクラシック入口

ポルシェクラシック
ポルシェクラシック

ベンツクラシック
ベンツクラシック

<8日目 レンタカーでニュルブルクリンクを目指す>

中央駅のハーツレンタカーでアウディを借りて150キロ先のニュルブルクリンクまでアウトバーンをドライブ。
途中のアウトバーンは3連休の初日なのと道路工事で渋滞。何を言っているのか分からない(笑)ドイツ語のカーナビと iPad を頼りに3時間ほどでニュルブルクリンクに到着しました。

ホテルにチェックイン後はニュルブルクリンク北コースをくまなく見学にでかけました。公道の途中途中にサーキットコースを見学できるポイントがあり、パーキングには見学に集まったキャンピングカーやアウトドア用の椅子に座って1日中コース見学を楽しんでいる人達でいっぱいでした。

アップダウンと急カーブの激しいコースに大きなクラッシュが続出したのか午後のほとんどはサーキットがクローズ状態。救急車、レッカー車、警察がコース内に入っていきました。滅多にクローズはしないようなのでこの日は大きなクラッシュがあったのでしょう。

祝日だからでしょうか欧州連合の車が各国から走りに来ておりサーキット走行する車でゲートがあふれていました。世界に数百台という貴重なスポーツカーもここには何台も集まっていて私たちは写真やビデオ撮影に大忙し(笑)。あっという間に夕暮れとなり F1 や24時間レース開催中はレース関係者しか泊まれないドリントアムニュルブルクリンクから目の前のグランドサーキットや遠くに見えるニュルブルク城を眺めて翌日に備えて就寝しました。

北コース入口
北コース入口

見学ポイント
見学ポイント

見学ポイント
見学ポイント

ホテルの部屋の目の前のコース
ホテルの部屋の目の前のコース

<9日目 エキサイティングな BMW - RINGTAXI>

ホテルの充実した朝食を満喫した後は北コースを走行する BMW - RingTAXI を楽しみに出かけました。

私たち2人乗車の予約でしたが急きょもう1人同乗で3人でもいいか?と聞かれたので OK すると GOOD ドライバーと BAD ドライバーがいる(笑)とのことで GOOD ドライバーの方に乗せてもらえました。
1周20kmのコースのアップダウンの激しさとドリフトにとてもじゃないがカメラを構えていられず体は振り回されっぱなし!かなりエキサイティングなタクシーでした。

途中5箇所ほど事故が発生していましたがコースはクローズしなかったのでやはり昨日は大きな事故が発生したのでしょうか?完全にレース仕様のスポーツカーからオープンカーのヘルメットなし、はたまたペット同乗ファミリーカーまで様々な車が一緒に走行するのでサーキット走行はかなり危険だと実感しました。
しかし、見ごたえ十分な車が集まり、同じく車好きが集結している場所に大興奮の主人は今度ニュルブルクリンクだけを目的に来ようと決めたようです。

次回の旅行への課題も出来たところでアウトバーンをフランクフルトへ戻りました。

BMW-RINGTAXI
BMW-RINGTAXI

TAXI サーキット走行
TAXI サーキット走行

帰りは渋滞することもなく2時間ほどでフランクフルトに到着。

どこの国も一緒ですがやはり都会はすさんだ感じが否めず田舎の方がいいなぁと今回の旅行を振り返り、明日の帰国に向けて準備をして、10日目はフランクフルト空港から帰国の途へ。

11日目朝、成田空港到着。無事に11日間の車三昧旅行が終了しました。

ツアープランナーからのコメント

盛りだくさんで詳細な旅行記、ありがとうございました!本当に車、車、車三昧のご旅行で、ご主人様はさぞお喜びだったのではないかと思います。貴重なお写真もありがとうございました。改めて今後とも、宜しくお願い致します。

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