両親と私、親子3人のフランスの旅。お世辞にも海外慣れしているとは言えない3人ですが、なんとか行って帰ってくることができ、今回も私たちの記憶に残るいい旅ができました。
期間:2011年10月8日~2011年10月15日
匿名希望 様
GON-000556
両親と私、親子3人のフランスの旅。お世辞にも海外慣れしているとは言えない3人ですが、なんとか行って帰ってくることができ、今回も私たちの記憶に残るいい旅ができました。
今回はじめて、羽田空港から真夜中の便で出発しました。機内は軽食の後すぐに消灯、寝ざるを得ない状況のため、父母もよく寝られたようで、おかげで時差ぼけ知らずで旅が始まりました。
朝早くパリに到着、荷物を預けて真っ先にエッフェル塔へ。あいにくの曇り空ですが見晴らしは良く、整然としたパリの街並みが望めます。
市内は観光用の循環バスにて回りました。最近のヨーロッパの大きな都市はこういった観光用バスが主要観光地を巡っていて便利です。
2階建てバスのオープンデッキで風に吹かれながら、パリの風景を楽しみました。中世の建物が建ち並び、石畳、黄色く色づき始めた街路樹に、道行く車はプジョー・ルノー・シトロエンなどなどなど・・・パリに来たことを実感しました。
降りしきりる雨の中、地下鉄と路線バスを乗り継いでヴェルサイユ宮殿へ。ネットでチケットは事前購入していたものの、一時間くらい並んで入場。
宮殿入り口で日本語のオーディオガイドを借りての見学でしたが、内部の豪華さ、煌びやかさに目を見張り、外に出るとこれまた見事な庭園の広さ、美しさにびっくり。他にも庭園内をミニトレインで周遊したり、大噴水ショーなどもあり、十二分に堪能しました。
その後は夕暮れから夜のパリ市内へ。
凱旋門やエッフェル塔もライトアップされ、また違った印象のパリに見とれました。
TGVで牧草地を一路、南へ走ること2時間。パリ出発時は曇り空でしたが、プロヴァンスへ着く頃には雲ひとつない青空です。
歩いて回れる規模のアヴィニョンの旧市街は、城壁内に見どころがぎっしりでした。ここでもミニトレインに乗りましたが、狭い路地を見事な運転技術で乗客を楽しませてくれます。
この日泊まったホテルは旧市街入り口に位置する、古い修道院を改装したもの。
そのため、部屋へは一旦礼拝堂を通過することになるなど、なんとも不思議な建物でしたが、大きな古木のある中庭など、情緒たっぷりでした。
日本人ガイドの方に一日、プロヴァンス地方を案内して頂きました。美しい運河の街リル・シュル・ラ・ソルグ、天空の城ラピュタのモデルと言われるゴルドの街、そのほかにも小さな雰囲気のある村々を専用車で回ります。
街歩きはやっぱり楽しい。市場の活気や雰囲気のある看板、色づいた街路樹など、いちいち目に留まるものが新鮮です。そして何よりも、フランス在住の日本人ガイドさんの道中でお聞きした興味深い数々のお話がとても楽しく、また同時にフランスを身近に感じられたひと時でした。
宿泊はゴルドのオーベルジュ、レ・ボリー。
楽しみにしていた館内のレストランでのディナーでは、英語での料理の説明に、分かったような、分からないような、でも味はどの皿も絶妙なところで決まっている、さすが一つ星といった感じで感動ものでした。
宿としての設備も十分すぎて、一泊だけではもったいない、連泊して滞在を楽しむべきところだと思います。
チェックアウトまで部屋でゆっくり過ごし、TGVに乗ります。
しばらくは牧草・穀倉地帯を走りますが、ほどなくして海岸沿いに。まさに紺碧の海、深く濃い樹木の緑、赤茶色の崖の地肌、そして突き抜けるような快晴の青空が目に鮮やかに映ります。しかも北部では見なかった椰子の木が見えはじめ、これぞコートダジュール!そんな景勝ルートをひた走り、ニースへ到着。
ホテルは海岸にほど近い立地で散策に便利でした。
チェックイン後すぐにプロムナード・デ・ザングレ海岸を歩き、海岸が一望できる展望台へのぼりました。いつまでも眺めていたい美しい夕暮れで、帰るのが惜しいほどでした。
朝から列車でモナコへ向かいました。海岸線の車窓もまた素晴らしく、帰りに下車しようと心に決めます。
モナコではまず旧市街にある海洋博物館を目指しました。この日も天気がよく、高台からの景色は最高。
観光客は多く、1時間ほど待ってミニトレインに乗りました。
旧市街を下り、F1のスタート地点であるヨットハーバー、有名なオテルドパリやカジノのあるモンテカルロ地区などを通り、ハイライトはこれまたF1で有名なトンネルで、感激、感動。
また旧市街への坂をのぼると、市庁舎前の広場では既に人だかりで、ちょうどモナコ観光の見所でもある衛兵交代を見ることができました。
帰りの列車では途中、美しい港町ヴィルフランシュ・シュル・メールで下車し、海岸沿いのカフェでランチをとりました。
夕方は市内周遊観光バスに乗った後、再びニースの海岸沿いを散策。
砂浜でしばらく座りこみ、波の音や夕日の落ちる美しい様などを楽しみました。地元の釣りをするおじさんも、黙って海を眺めるカップルも、この美しいニースではそれだけで絵になります。
帰国の日、午前中は海岸から出発するミニトレインに乗りました。ニース旧市街の細い路地をすいすい走り、展望台で一休み。
一昨日はここから夕日が海に沈む様を堪能したので、朝日のあたる海岸が見られるのを楽しみにしていましたが、昨日までとはうってかわり、どんよりした曇り空。しかも昼頃、空港行きのバス乗り場までほんの3分ほど歩く間に、急に土砂降りの雨に打たれてしまいました。
プロヴァンスを案内してくださったガイドさんが、この2ヶ月間ニースは雨が降っていないと言っておられましたが、まさかその珍しい雨に最後に遭うとは。しかし帰りの飛行機からは予期せぬ幻想的な夕暮れが見え、得した気分でした。
他にもスーツケースとデジカメが壊れるというハプニングもありましたが、オープンデッキの観光周遊バスやミニトレインをいろんな街で利用し、膝を痛めている母でも街歩きに近い形で楽しめたと思います。
いつも素早く対応頂き、的確なアドバイスを下さったパーパスジャパンの渋谷さんに、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
いつもパーパスジャパンをご利用いただき、ありがとうございます。南仏ではお天気に恵まれ、海岸線の美しさを満喫していただけてよかったです。