一日目 アヴィニヨン
早朝にパリに着き、TGV でアヴィニヨンへ。駅で購入した PAUL のパンを食べながらの快適な列車での旅でした。
城壁に囲まれ、中世の雰囲気を残したアヴィニヨンに着くと、テンションが上がりフライトの疲れは吹っ飛びました。ホテルの方に美味しいパン屋さんを聞いて、中央市場のお惣菜やタプナードと一緒に食べたり、法王庁宮殿、サン・ベネゼ橋の観光をしたり、トラムで町を回ったりして、アヴィニヨン観光を満喫しました。
法王庁宮殿とサン・ベネゼ橋では音声ガイドを借りる事ができ、詳しい説明を聞くことが出来ます。主人はとてもお気に入りのようで、熱心に聞いていました。
二日目 プロヴァンスの村々
朝食後、高台にあるロシェ・デ・ドン公園をお散歩。朝は人も少なく、空気が清々しくてとっても気持ちが良かったです。その後は、ガイドの方に案内して頂きプロヴァンスの村々を巡りました。
最初に訪れたのは、アンティーク市で有名なリリュ・シュル・ラ・ソルグです。この日は市が開催されていたので大勢の人々で賑わっていました。ぐるっと川に囲まれ、あちこちに水車が回っている可愛い街で、一目でお気に入りの場所になりました!
アンティーク市で色々なガラクタを物色したり、素敵な雑貨屋さんを巡りましたが、もっと沢山買っておけば良かった、と後悔しました・・・
ランチは、街から少し離れたガイドさんお勧めのお店へ。ブドウの木の下で頂く料理はどれもとても美味しかったです。ランチ後はゴルド、セナンク修道院、ルシヨン、ルールマランへ案内して頂きました。どの場所も、絵のように美しい景色と可愛い村に感動しました。
夕方には、エクスアンプロヴァンス郊外のホテル マス・ド・フォーションへ。広々とした森の中に建てられたコテージ風の部屋で、内装も素敵でした。夕食はホテルのお庭で森を眺めながら、ゆっくりと時間をかけて頂きました。
プロヴァンス風のお料理は、たっぷりの量でしたが、洗練された味で胃にもたれるようなことはなく、冷えたロゼと共にペロリと完食しました。
三日目 エクスアンプロヴァンス
朝食は夕食とは別のお庭で頂きました。クロワッサン、パン・オ・ショコラ、ヨーグルト、コーヒーに、鳥のさえずりも加わり、素敵な朝食でした。ホテルの庭を散歩していると、野生の孔雀を見かけてびっくりしました。
朝食後はエクスアンプロヴァンスへ。
まずはセザンヌのアトリエへ向かいました。大きな窓、高い天井の部屋でセザンヌが描いたモチーフなどがそのままに残されています。セザンヌが何度もスケッチをしたサントビクトワール山が見える、レ・ローヴの丘へ上がりました。少し距離がありましたが、丘から見るサントビクトワール山はセザンヌの絵そのものでした。とってもお勧めの場所です!
その後はエクスの中心街へ行き、美味しいサンドウィッチのランチをしたり、またまたトラムに乗ったりして気ままに歩き回りました。
暑さで少しバテてしまい、結局夕食はホテルに戻ってルームサービスを取りました。ルームサービスのお料理も、夕食と同じメニュー表だったので昨日とはまた違う料理を食べる事が出来ました。
四日目 エクスからニースへ
ニースへは TGV で向かいました。
TGV はそれぞれの列車で車両番や停車位置が変わるのですが、一本前の列車と同じ停車位置から乗ろうとすると、車掌さんに別の車両だ、と言われて急いで移動しました。二分前には乗車を、言われていたので少し焦りました・・・。
お昼過ぎにニースへ到着。
ホテルに荷物を置いてから旧市街を観光しながら丘の上へ登りました。少し日差しがきつかったですが、海の青と、空の青がひとつになって素晴らしい景色でした!丘の上は公園になっており、思っていたよりも広くてゆっくりと景色を楽しむことができました。
夕食はドライバーさんに教えて頂いたイタリアンへ。海のそばだけあって、海の幸たっぷりでとっても美味でした。
五日目 マントン&ニース観光
午前中は電車に乗ってマントンへ。
まずはコクトーの結婚式の間へ。デザインはもちろん、調度品や装飾など細部に至るまでコクトー自身がこだわって作成手がけた建物でコクトーのこだわりが伝わってくる建物でした。
海辺にも寄って、足だけつけたりしてみましたが、年配の方が多かったように思います。ニースよりもこじんまりして、ゆったりした雰囲気の街で気に入りました。
ニースに戻ってからは、そのままシャガール美術館へ。
観光案内でバス乗り場を尋ねると、歩いて行けるよ、と言われましたが、とんでもない!道には迷うし、暑いし、遠いし、大変でした。でも、誰に道を尋ねても丁寧に教えてくれたので、それが唯一の救いでした。
やっとの思いでたどり着いたシャガール美術館。
一枚、一枚に意味が込められていてとても興味深かったです。主人はここでも音声ガイドを熱心に聞いていました。
この日の夕食も、ガイドさんに教えて頂いたフレンチのお店へ。
素敵な雰囲気のお店で、トマトのファルシ、魚のグリルが美味しかったです。隣で食事をしていたご夫婦と片言の英語で話をして、ハネムーンだというと、ものすごく祝福してくれました。帰り際には、幸せな人生を送ってね!と言ってハグしてくれました。とっても幸せな気持ちになりました。
六日目 ニースからエズへ
プロヴァンスでお世話になったドライバーさんに個人的にお願いして、ニースからエズまで観光しながら送って頂くことにしました。
この日はすみれで有名なトゥーレットシュルルーとバルボンヌに案内して頂きました。あまり観光客が足を運ばない街らしいのですが、どちらもとても可愛い街でした。特にトゥーレットシュルルーは、すみれをモチーフにした小物はもちろん、陶器のお店や、看板のお店や、織物のお店など、手作りのお店があって、お気に入りの街になりました!すみれのアイスクリームも美味しかったです。
その後エズへ。エズは評判通り、絶壁の上にたつ素敵な村でした!!すっかりエズの虜になりました!
宿泊したシャトーエザから眺める景色は本当に素晴らしくて、何度も「すごーい!」を連発してしまいました。テラスからは、ずーっと広がる地中海が臨め、まるで飛行機から見ているようでした。
夕食は本当に贅沢な時間でした!とっても美味しいディナーと、素晴らしい景色、スタッフの方の心地よいサービス。夕焼けからだんだんと夜景に変わっていく景色が忘れられません。本当に最高で夢のような夜を過ごす事が出来ました。
七日目 エズから日本へ帰国
ホテルの朝食もびっくりするほど豪華でした。朝早い時間だったので、私たちしかおらず、景色を二人占めしていました。そしてフレッシュグレープジュースの美味しかったこと!あんなに美味しいジュースは初めてでした。
朝食後は、サボテン庭園へ。サボテン庭園から眺める景色もまた素晴らしかったです。お気に入りの写真が沢山撮れました!
エズからタクシーでニース空港まで行き、パリ経由で帰国しました。
本当にあっと言う間の一週間・・・。
でも、素敵な思い出が沢山できました。普段写真を一緒に撮ってくれない主人が自ら進んで写真を撮ってくれました。フランスの空気がそうさせたのかな?
また主人が定年したら、主人と二人で南仏を訪ねたいと思います。そのときもパーパスさん、よろしくお願いしますね!