今回、GWを利用してベルギーへ行ってきました。
実はベルギー、これまであまり知らない国で、あえて挙げるとすれば『フランダースの犬』位。それが最近、ベルギービールなるものを知ってから興味が湧いて行くことにしました。
ベルギーは北と南で文化が違うらしく、今回はそれほど長い旅程でもなかったのですが、ルクセンブルグとベルギー、フランスを移動することにしました。とはいえルクセンブルグとブリュッセルは直線距離で約170km、パリとブリュッセルが260km程度。新幹線で調べると東京から米原まで445kmなので、東京から京都に行くと思えばそれ程遠くもないのか、と。
ルクセンブルグ
事前の天気予報では、旅行中ずっと良くなかったけど、幸いにもひどく雨に降られることはなかった。時期によるのだろうけど、傘はいるだろうと思った。
ゴミなどもあまり目立たず、意外と新しい町で、短期間で見て回れそうな感じ。
フロロンヴィル
今回の目的の一つ、ビールを醸造するオルヴァル修道院がある。
ルクセンブルグから鉄道で行ったが、蔵元なら例えばルクセンブルグを出て一駅目のアルロンで降りても、有名なルル醸造所がある。ただ多くの蔵元は小さく、アポイントも無しに訪問しても対応してくれない所が多いらしい。オルヴァル修道院は非常に大きな施設で、見学者も広く受け入れており、そこら辺は大丈夫。
オルヴァル修道院はビールだけではなくもう一つ、崩れかかった旧修道院を見学できることも売りである。日本語のパンフレットまで用意されていて、ビールを作るきっかけとなった伝説の泉などを巡る。
廃墟のイメージからはちょっと観光客が多めだが、敷地の周囲は非常に手入れが行き届いており、気持ちよく回る事が出来た。
また、ここのビールは日本の店頭で売られた物のほか、限定品が生ビールとして飲めた。またここのチーズはここのビールで洗って作られたもので、これも美味い。
イーペル
行く直前まで知らなかったのだが、この時町は3週間後に控えた3年に1度のネコ祭りの準備が進められていた。町自体は衣料会館位しか観光スポットがないけれど、古い三角の家並みがならぶかわいい街。
有名なウェストフレテレンアブトを醸造するシント・シクスタス修道院へは、ここからタクシーで行くことが出来る。ただしこの時は修道院が改修中で休業しているとのことで、結局行かなかった。
駅は中心部から多少離れているが、タクシーが捕まらないので、到着後、宿に電話してタクシーを呼んでもらった。イーペルに限らず、ブリュッセル以外では流しのタクシーを見かけなかった。
パリ
町に見たい物は溢れているけれど、今回はビールの発送作業でここへ来た。
ウェストフレテレンが買えなかったため、12本入りの段ボールに余裕があり、タイユバンのワインショップでワインを追加で購入。
ピラミッド駅そばの日系運送会社に今回買った酒瓶と梱包材を持ちこんだが、専用の段ボールや梱包材が用意してあった。ビールの小瓶は口を突き合わせるように仕舞うと、ワイン1本のマスに2本入るので、当って割れないよう梱包した。
ブリュッセル
ベルギー中のビールが集まる首都。レストランがひしめく美食の町。
町はコンパクトな感じで回りやすかった。やはり天気が良くなかったが、その都度カフェやレストランに入ったり、歴史あるアーケードを回ったり出来た。
【感想】
とにかくベルギービールは種類が多く、行ってみたい蔵元が多すぎる!
もう少し長い期間で車を運転して再訪したい。
色々お世話になりました。またヨーロッパ方面に行くことがあれば、よろしくお願いします。