映画「遥かなる大地」「タイタニック」でアイリッシュ･ミュージックを聴いてからすごく魅了され、たまたま気に入ったアーティストはみんなアイリッシュということもあり、ずっと気になっていた国でした。

他のヨーロッパの国と違い、あまりなじみなく遠い遠い国に感じていましたが一度行ってみたいなぁと思っていたので、「地球の歩き方」を買ってみたらモハーの断崖や不思議発見で紹介されていた「ニューグリンジ」が載っていて、引き寄せられました。

ダブリンは、賑やか過ぎず

田舎過ぎずちょうどいい落ち着いた街並みで、素敵でした。
アイリッシュは、みんな親切で気さくで、とても素敵な人たちで、よりいっそうアイルランドが好きになりました。

自然もダイナミックで、アラン諸島のドン・エンガスの断崖に、モハーの断崖。
大自然を感じられて圧倒されました。

アラン諸島は、岩の島という感じで岩ばかり。
ほとんど石を積んだ囲いで占められていてなかなか見られない。
面白い風景でした。

「遥かな大地」で描かれていたように、農業には不向きで昔の人は大変だったろうなと思いました。
家はポツポツある感じで、淋しく感じました。

リスドンヴァーナでは、パブで映画に出てきたような私の大好きなアイリッシュ･ミュージックを生で聴けてすっごく幸せでした。ずっと知りたかった、アイリッシュ･フルートにティン・ホイッスルの楽器にも出会えて大感激でした。なぜかダブリンなどの街中では出会えなかったのが残念です。

ニューグリンジでピラミッドより古い遺跡に触れられて、感慨深いものを感じました。また中に入って一年に一度、冬至の日だけ日が入る再現をライトでしてもらって、感動しました。約5千年前に造られたなんて。そんなに古いなんて思えないし、そんなに古い物が残っているなんて、すごいなぁ、素敵だなぁという思いと不思議な気持ちでいっぱいでした。

グレンダー・ロッホでは、素敵な散歩ができました。きれいな森の中に湖が2つ。とてもきれいでした。天気がよければ、もっと気持ちよかっただろうと思います。

キルケニー城は、ガイドブックで見た写真そのままで、ただ実物を見たときは、とても大きくてそのまま残っていて素敵でした。トリム城などの半分壊れたお城はそれはそれで時を感じられて、それなりに素敵でした。

電車やツアーの移動では、大好きな草原の景色がどこまでも横たわっていて、とても癒されて幸せでした。最後にビックリしたのは、天気があんなにも変わりやすいという事です。聞いて知っていたとはいえ時間おきに変わる天気には、ちょっと嫌でした。天気にはまだ恵まれた方だと思いますが、青空がみえる晴れがいいですね。

あと2日ほど時間があれば、トリニティー･カレッジや美術館も回れたと思うのでそれが残念です。
機会があれば、またぜひ行きたいです。あの草原や大自然、アイリッシュ・ミュージックにはまた出会いたいです。料理もわりとおいしかったです。