22年振りの夫婦での
北ドイツの港町ハンブルグと旧東独の小さな町シュヴェリンの再訪。
ハンブルグは我々家族4人が1985年~1991年の約6年間暮らした町、何時か又訪れてみたいとかねがね思っていたが、今年はそれが漸(ようや)く実現した。
旅の目的は現地に暮らす旧知の仲間や妻のドイツ語の恩師との再会を果たすこと、また昔住んでいた場所を訪ねてみるといういわば、センチメンタル・ジャニーで観光ではない。
到着の前日まで続いていたという連日の雨天もハンブルグ到着と同時に突き抜けるような青空に変わり、旧友と22年ぶりの再会を祝し、昔話と近況報告に話が弾み、今後の互いの健勝を記念しあって別れた。
我々が暮らした6年間の間にベルリンの壁が崩れて画期的な東西ドイツ再統一が実現されたが、その後のドイツの着実な歩みを肌で感じ取ることができた。
ハンブルグは市街地が鬱蒼(うっそう)として緑に覆われて、ドイツ人が最も住んでみたい街に挙げられてるとか、住環境の素晴らしさ、交通マナーの良さ、エコへの意識等、こういう国がまさに先進国と呼ばれるにふさわしいと再認識させられた旅だった。