■ はじめに
私たちは、以下のような条件で新婚旅行の候補地を探していました。
・世界遺産(できれば文化/自然遺産の両方)を訪問したい
・フライトはマイレージを活用して自前で用意したい
・現地のホテル、移動手段、レストラン手配などの手間は減らしたい
・なるべく二人でゆっくりする時間を確保したい
こうしたわがまま(?)な希望を持って旅行先を探していたところ、クロアチアが有力候補に浮上して来ました。
具体的には自然遺産のプリトヴィッツェ国立公園と、文化遺産のドブロブニク旧市街を中心とした日程を想定していました。
しかし、調べれば調べるほど希望を叶えるようなツアーはなく、困っていたところに、知人からパーパスジャパンを紹介してもらい、担当の西澤さんに面談し、お願いすることを即決しました。
■ ザグレブ
新婚旅行ということで往路はルフトハンザのビジネスクラスを予約し、機内で快適に過ごしました。
しかし、ここでトラブルが発生しました。フランクフルトから、クロアチアの首都ザグレブへの乗り換え時に、クロアチア航空の飛行機が2時間ほど遅延したのです。
ザグレブで空港からホテル(アストリア)まで送迎の手配をお願いしていたため、少し焦りましたが、現地手配会社の緊急連絡先に電話すると、到着時間の変更を快く了解して頂き、心強く感じました。
空港到着後、気さくなドライバーさんに迎えていただき、車中でザグレブ市内の見どころについて、レクチャーしてもらいました。
おかげで、19時過ぎにホテルに到着し、翌朝にホテルをチェックアウトするというわずかな時間の間に、市内の美しい公園、主な史跡、カフェなどを楽しく巡ることができ、思い出に残る一夜となりました。
■ プリトヴィッツェ
翌朝公園の噴水前でのんびりと過ごした後、ドライバーさんの送迎でプリトヴィッツェ国立公園に向かいました。
下調べの際に拝見した、他の方の旅行記で紹介されていたラストケという幻想的な美しい村に立ち寄りたかった私たちは、当然、旅程に組み込んでいました。
当日はドライバーさんにお願いして、1時間以上のんびりと、ラストケを散策することが出来ました。
プリトヴィッツェでは、2泊したのですが、到着後すぐに上湖畔まで公園内のバス(ベンツのウニモグが牽引)で移動し、坂敷の道を散策しました。
公園は想像以上に美しく、滝、湖、植物のどれもがキラキラと輝き、透明度の高い湖水の中を泳ぐ魚や鳥などの動物たちが、優しく迎えてくれました。
翌日は遊覧船で下湖畔に向かい、巨大な滝や、ため息の出るような雰囲気の湖、山の上から公園を一望できるスポットなどを満喫することができました。
宿泊したホテル(イェゼロ)は清潔で、立地も園内のレストラン(ポルヤーナ)やバス停に近く、快適に過ごせました。
■ スプリット
大自然に触れた後、5時間ほどバスで移動し、クロアチア第2の都市で、城塞宮殿をはじめとする史跡が世界遺産に指定されているスプリットに向かい、夜にホテル(リュクセ)に到着しました。
スプリットは、横浜や神戸のような港町に鎌倉や京都のような古都が合体したような美しい都市で、パームツリーが立ち並ぶ港のすぐ後ろに宮殿や塔がそびえていました。
西澤さんに教えていただいたレストラン(スペラン)の海の幸はとても美味しく、居酒屋風の料理屋(コノバ)の温かい雰囲気に癒されました。
ホテルは昨日までの質素なイェゼロと打って変わってデザイナー風の近未来的なところで、朝食がとても美味しい都会の洗練されたホテルでした。
■ ドブロブニク
スプリットからバスで4時間ほどかけて、「アドリア海の真珠」と呼ばれる城塞都市ドブロブニクに向かいました。
移動中は山あり海ありの素晴らしい風景で、海を臨む右側の席に座れたのは幸運でした。
三泊したホテル(エクセルシオール)は5つ星だけあり、ロビーに入った瞬間から特別なゲストとしてのおもてなしを受けているようで感激しました。
日本語を話すサポーター、親身に対応してくれるレセプション、すみずみまで部屋を整頓してくれるハウスキーピングなど、サービスが一流で行き届いていました。
バルコニーから旧市街を臨み、前方を大型客船が行き交うオーシャンビューの部屋や、白いパラソルがならぶプライベートビーチ、海沿いのテラスで食す美味しい朝食など、どれをとっても素晴らしいホテルでした。
また、立地も旧市街入り口から歩いて数分と抜群のところにあり、移動に大変便利でした。
初日はルームサービスをとりホテルでゆっくりし、翌日から、旧市街を散策しました。城壁を一周した後、目抜き通りを中心に、カフェや土産物屋を巡りました。
翌日以降ディナーはレストランを予約していただき、それぞれレストラン・ドブロブニク、ダルマティーノ・コノバで地元の海の幸や美味しいパスタを堪能しました。
三日目は、港から遊覧船でロクルム島に向かい、岩場のあるビーチや植物園を散策した後、旧市街に戻り、ケーブルカーでスルジ山頂へと向かいました。
山頂では、水平線を臨む絶景のカフェで、夕日に染まる城壁とロクルム島を、二人で飽きるまで眺めることが出来ました。
その後、わずかな時間をぬって旧市街の横にそびえ立つロヴリイェナツ要塞にも行くことが出来、改めてホテルが近いことに感謝しました。
■ まとめ
最終日の朝は、ホテル隣のビーチに遊びに行き、泳いだり、綺麗な石を探したりとのんびり過ごし、最後まで、名残を惜しみつつ、ゆったりと楽しみました。
気候も良く、料理、人々、自然、史跡など、どれをとっても、日本人にとって過ごしやすく興味をそそられるものばかりで、二人ともすっかりクロアチアのファンになって帰って来ました。
一生の思い出に残る素晴らしい旅行となり、西澤さんには大変感謝しています。ありがとうございました。
今後も、こだわりの海外旅行に行く際には、パーパスジャパンにお願いすることになりそうです。