設計士の旦那さんが行きたかったバルセロナと、海好きの私が行きたかった南仏エズ。
パッケージツアーではまず見つからない組み合わせでしたが、パーパスジャパンと出逢えたおかげで最高のハネムーンを満喫できました。
期間:2013年5月8日~2013年5月18日
T.M & A.M 様
GON-000691
設計士の旦那さんが行きたかったバルセロナと、海好きの私が行きたかった南仏エズ。
パッケージツアーではまず見つからない組み合わせでしたが、パーパスジャパンと出逢えたおかげで最高のハネムーンを満喫できました。
のんびりした新婚旅行にしたかったので、アパートメントタイプのホテルを指定。
通常のホテルより広く、キッチンや洗濯機もあり快適でした。管理人の女の子は「素敵なハネムーンを!」とスパークリングワインを贈ってくれました。
この日は世界遺産のカタルーニャ音楽堂でのコンサートに行きました。
歴史の重みを感じる壮麗なホールでノリノリの Jazz & Funk なんて、最高の取り合わせ!
しかも予約したチケットを発券できずに窓口で相談したら、なんと舞台に一番近い VIP 席に案内されて!
夢のような夜でした。
そしてバルセロナは夜が長い!
コンサートの開始時刻はなんと21時で、真夜中過ぎにアパートに帰るときもオープンテラスでお酒を飲む人の姿がたくさん見えました。
買ってきたクロワッサンと、前の日にもらったスパークリングワインでのんびり朝食を。
大好きなダリの美術館に行くために、バルセロナから電車で約2時間、フィゲラスを訪れました。
着いてみると、驚くほどの入場待ちの列が!
でも並んだ甲斐あって、絵画から立体作品まですべてがユニークで、心から楽しめる美術館でした。
この日の夜は、ガウディの設計したレストラン「カサカルベ」でディナー。
なんとここでも「素敵なハネムーンの夜に!」と、デザートワインのサービスがありました!
初日にデパ地下で購入しておいたヨーグルトとスパークリングワインを朝食に。スペインにいると、朝から晩までワインを飲むのが普通になってしまいます・・・♪
旦那さんは設計の仕事をしていて、建築物が大好き。この日は念願かなって、ガウディのカサ・ミラ、サグラダ・ファミリア、グェル公園、カサ・バトリョ、ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナパビリオン、と素晴らしい建物をたくさん見学しました。
中でもサグラダ・ファミリアの壮大さは圧倒的で、関わった人、訪れた人たちの様々な思いが建物の中に厚く残っている感じがしました。
合間合間に、私が調べておいた甘いもののお店にも♪
パンが好きな方、カサ・バトリョの近くの crusto はおススメです!チョコレート、ケーキ、オリーブオイル・・・お買い物欲がドンドン湧いてきて、迷子になりそうな旧市街にも足を伸ばして朝から晩までバルセロナを満喫しました。
早朝にバルセロナを発ち、ニース空港へ。空港からタクシーで1時間弱、昼頃にはエズ村に到着しました。タクシーの運転手さんが女性の側「だけ」ドアを開けてくれるという、いかにもフランス!な出来事もありました。
エズは岩山にへばりついたような本当に小さな村で、タクシーは村の入り口までしか入ることができません。そこにあるホテルのオフィスに荷物を預け、私たちは歩いて山を登りました。
石畳と石造りの壁に覆われた、城砦のような村。けれども至る所に花が咲き乱れ、ハーブの市がある、かぐわしい村。そして何より素晴らしいのが、壁の隙間から現れる真っ青な海の姿!!
山の頂上付近にあるホテルに早く着きたくて、私たちはおみやげ屋さんを横目に、一生懸命足を進めました。
そしてついに到着、シャトーエザです!!
チェックインすると、まずはテラスでウェルカムシャンパンを。まさに絶景を見ながらのおいしいシャンパン、すぐにでも酔ってしまいそう・・・。心からくつろいだ幸せな気分になりました。
案内されたお部屋は元・お城というイメージどおりのアンティーク調で、とっても居心地のよい空間。そのうえ、寝室、テラス、シャワールーム、と、どこにいても限りなく広い水平線と海岸線が見渡せるのです!
半日ずっと言葉もなく、のんびりと海ばかり眺めてしまいました。刻々と色を変えていく海の美しさを空の広さに、大満足でした。
目が覚めてベッドの上から外を見ると、そこは一面の空と海!!
なんて贅沢なんでしょう♪
テラスに朝食を用意してもらい、最高の眺めとともに、爽やかな朝ごはんを頂きました。食事中には、空を飛ぶ飛行艇や鳥たちが挨拶してくれました。
名残惜しいけれど、今日はニースのホテルに移動する日。山を下りてタクシー乗り場に向かいます。
途中、オリーブの木彫り職人さんのお店で素敵なおみやげを買いました。
ニースに着くとホテルに荷物を置き、バッチリおしゃれをしてモナコへ向かいました。お目当てはもちろんカジノ。10日後に迫った F1モンテカルロラリーの雰囲気も味わえました!
ニースからは電車やバスで簡単に近郊の街に出られるので、この日はカンヌに行きました。
折りしもカンヌ国際映画祭のスタート前日、街はスタッフパスをくびから提げた人で賑わっていました。会場にはまでるで入れませんでしたが、ウキウキした気分を感じることができたのはこの時期ならではの素晴らしい経験でした。
夜はニースの「レ・ドゥー・カナイユ」というレストランへ。
シェフのひとりが日本人とのことで、日本語 OK でした。味付けが繊細で、醤油の風味などもあり、ヨーロッパ6日目のお腹にはとっても優しくおいしかったです。
地元の方らしきご夫婦も何組か来ていて美味しそうに食事をしていました。フランスで頑張っている日本人が現地の方に評価されている様子を目の当たりにして、とても誇らしく感じました。
この日はあまり天気がよくなかったのですが、イタリアとの国境近くの街・マントンへ行きました。
マントン市庁舎にはジャン・コクトーの制作した「結婚の間」があり、実際に結婚式も行われるそうです。結婚後の生活の苦難と喜びの両方が描かれており、作品の美しさに見とれながら気が引き締まる思いでした。
マントンから戻ると雨は強くなっていました。それでも最後の夜なので、海岸にあるレストラン(海の家?!)でおいしい食事を頂きました。南仏コートダジュールに乾杯!
4日間過ごした南仏ともお別れ。国内線でパリに向かいます。途中、飛行機の時間を30分勘違いしていて乗り遅れそうになるハプニングも・・・。
パリはまだ肌寒く、5月だというのにウールのコートを着ている人もいました。
空港からタクシーに乗ってパリ市内に入ると、落ち着いた石造りの建物、石畳、うららかなセーヌ川、風に揺れる背の高い木々、と、街並みの美しいこと!古い建物が壊されずにそのまま現代的なオフィスや店舗として使われているのも、とても素敵です。
宿泊したホテルバンケも、銀行だった建物を改装したとのことで重厚な雰囲気でした。
そしてお部屋に着いて驚いたことといったら!!
なんと最高級のスイートルームだったのです。旅の最後のサプライズプレゼントに感謝です♪ベッドルームには窓が3つもあったし、広いバスタブにはバスオイルとバスソルトが用意され、ウェルカムフードのチョコレートは絶品で、とろけるようでした。
幸せ気分で街に出て、セレクトショップ「コレット」でお買い物をしたり、老舗デパート「ギャラリーラファイエット」で食料品を買い込んで夕食を取ったり、気ままにパリを満喫しました。
深夜発の飛行機だったので、最終日もパリで遊ぶことができました。
ノートルダム大聖堂、ポンピドゥーセンター、旦那さんの見たかった橋を2つ3つ、とまわっているうちに、気がついたら日が暮れてしまいました。パリは本当に魅力的で、なんでもない風景にもつい見とれてしまうので、ほんの1日半では全然回りきれませんでした。
ソルフェリーノのという橋の欄干にたくさんの錠がかかっているのを見ました。二人の愛よ永遠に、という願いを込めてカギをかけるそうですが、がんじがらめの関係を嫌った私たちは敢えてヒラヒラした青い紙に結婚の誓いを記して結びました。どこまでもふたりで飛んでいけますように、と願いを込めて。
ディナーでのんびりしすぎてまたも飛行機に遅れそうでしたが、運良く間に合って無事にフランスを飛び立ちました。「また必ず来るからね」とつぶやきながら・・・。
12時間のフライトを経てようやく我が家に到着。ほっとするのも束の間、飛行機を降りた後に失くし物をしたことに気が付きました。外国で危ない目に遭わなかったのに、日本でミスをするなんて・・・幸せすぎて緩んでいた気持ちが、これからの毎日に向けて引き締まりました。
行きたい所には全部行き、それでも移動が少なかったせいかのんびりと過ごすことができて、最高のハネムーンになりました。
担当の芦村さんには親身になっていただき、ホテルや飛行機の要望など、ワガママをたくさん叶えていただいて本当に感謝しています。ありがとうございました!
またいつか海外旅行に行くときは、一番にパーパスさんに相談します。
設計士のご主人様、海がお好きな奥様にぴったりのバルセロナ、思いがけないサプライズもあり、お楽しみ頂けたご様子で、本当に嬉しく存じます。
各都市、素敵なお写真と仲むつまじいお二人のご様子が微笑ましく、旅行記も大変楽しく拝読致しました。またいつの日かご旅行をご計画の際は是非お声をお掛けいただければ幸いでございます。この度は誠に有難うございました。