ツアータイトルの通り、マレーシアでひたすら食を楽しむツアーでした。
5日間といっても夜便での出発だったため、実質は丸3日。その3日間で、これ以上はないというほど食べました。
参加者は過去に数年の在住経験を持つマレーシア上級者から、10年以上前にたまたま訪れて以来、マレーシアにはまってしまった私のような人、今回が初マレーシアの人も若干いました。しかし、全参加者10名に共通していたのは、もちろん、食べることが好きなこと。
期間:2013年10月31日~2013年11月4日
荒川 未知 様
GON-000743
5日間といっても夜便での出発だったため、実質は丸3日。その3日間で、これ以上はないというほど食べました。
参加者は過去に数年の在住経験を持つマレーシア上級者から、10年以上前にたまたま訪れて以来、マレーシアにはまってしまった私のような人、今回が初マレーシアの人も若干いました。しかし、全参加者10名に共通していたのは、もちろん、食べることが好きなこと。
市内に到着すると、早速、ホテル近所のコピ・ティアム(簡易食堂)でまず1食目。
多民族国家であるマレーシアには、それぞれの民族独特の食べ物も多いのですが、ナシレマはどの民族にも愛されている国民的な朝食ではないでしょうか。水にココナツミルクを少しいれて炊いたご飯のことですが、ピーナッツとかたくちいわしの素揚げとサンバルというソースがつきます。
バナナリーフにくるまれたナシレマが街角で売られているのは、マレーシアの朝の風景です。
ここでの簡単な朝食の後、本格的な朝食を取りに、インド人街ブリックフィールズへ。
この日はディパーバリというヒンズーの大切な祭日を翌日に控え、街は年末のアメ横のようでした。そこで食べたのが、ブリヤニ。スパイスがやさしく効いたインドのピラフとでもいうようなものですが、ツアーの最後に、最も多くの参加者が、これを今回のツアーで一番おいしかったものに挙げました。
大勢のインド人に混じって、私たちも食料や服を物色しながら、ランチのレストランへ。この日はランチもインド人街で、アナラクシュミという素敵なお店でベジタリアン・ビュッフェを楽しみました。
昼食後、ホテルにチェックインし、夕方、サテの聖地、カジャンへ。ここのサテは他所でみるものより肉が大きく、チキンのさまざまな部位やラムがありました。
KL へ帰る途中、夜市に寄って、初日が終了。日付が変わったところでディパーバリを祝う爆竹が鳴り響き、睡眠を邪魔された人もいたようです。
朝食後はチャイナタウンを探索し、珍しい食材やお茶、中国食器などを買いました。マレーシアのデザイナー、ピーター・ホーのお店では、みな、素敵な布バッグやインテリアグッズを買いました。
ランチはニョニャ料理店プレシャス。中国とマレーの料理文化のフュージョンであるニョニャ料理を楽しみました。
その後はフリータイムになりましたが、早めにホテルに戻った人、おみやげを買う時間に当てた人がほとんどだったのですが、中には、さらに1食食べてきたつわものもいました。
この日の夜は、市内のカンポン・バルでナシカンダーといわれるスタイルの食事。ご飯にそれぞれが好きなものを載せてもらい、食べました。
華人の中でも海南出身者は料理が上手いといわれ、コロニアル期にはイギリス人宅のコックとして雇われた人が多かったそうで、中華に加え、西洋料理も取り入れていったようです。
ここで食べたカヤトーストのカヤとは、ココナツミルクを煮詰めたジャムで、シンガポールでもよく食べられています。卵黄が入っているようで、私にはそのにおいとココナツがあまり合わない気がするのですが。。。
朝食を食べ終えたと思ったら、すぐに昼食を食べるレストランがあるクランへ向けて出発。クランは肉骨茶(バクテー)発祥の地といわれている町です。ごはんの旅がすごいのは、ここで1軒だけで食べるのではなく、2軒でタイプの違うバクテーを食べることになっていたことです。
バクテーでお腹がいっぱいになった後、シャーアラムのブルーモスクを見学。
マレー系民族が着ているバジュクロンという民族衣装のお店がずらっとならんだショッピングセンターに寄ってから KL に戻りました。
夕食まで時間があったので、パビリオンというショッピングモールへ。ここにはマハティール前首相御用達のパン屋があり、また地下には大きなスーパーがあるので、チョコレートやインスタントコーヒーなど、おみやげを買いました。
そして、夕食の集合時間が近づいたので、ホテルに戻ろうとしたところ、この3日間で一番激しいスコールが。1時間以上足止めをくらい、お腹もすいたので、モール内のフードコートで軽くヌードルなど食べ、雨が止んだので、みなが待つアロー通りの屋台街のお店へ。チキンや貝、野菜炒めなどお腹いっぱい食べ、その後は飲みに行った人、さっさとホテルに戻った人、私は、別の参加者とデザートを食べに行きました。
最終日はホテルの朝食会場でナシレマやビーフレンダンを食べ、空港へ向かいました。実は、今回宿泊したホテルは朝食つきだったので、ほとんどの参加者がツアープログラムの朝食の前にホテルの朝食も食べていたのでした。
空港では怒涛の3日間を名残惜しみながら、最後の食事をする参加者も。
本当によく食べ続けたツアーでしたが、誰もお腹をこわしたり、具合が悪くなったりせず、無事に帰国しました。これだけ食べてもまだ食べつくした感がなく、マレーシアの食文化には敬服するばかりです。食べ損ねたものもあり、次のごはんの旅が待ち遠しいです。
この度は素敵なお写真と旅行記をお送り頂き、誠にありがとうございます。「古川音と行く!マレーシアごはんの旅」と、ツアータイトルからわくわく感がとても伝わってきました。地元の人のみぞ知る隠れた美味しいお店の写真からは、食欲をそそられるものばかりです!特に肉骨茶(バクテー)はとっても美味しそうです。。
是非第2回が開催されることを期待しております!