秋のベルギー&ルクセンブルク
アルデンヌの古城巡りとルクセンブルク9日間
期間:2013年9月13日~2013年9月21日
S.F 様
2013年バカンス。
どこに行こうかなぁ~と直前まで悩み、ベルギー&ルクセンブルグに決定。
ベルギーに行くのは何度目だろう・・・?
ブルージュに5回ぐらい(多分・・・)、リエージュには友人がいるので2回ほど。でも、いつもパリから日帰り。
今年の5月、リエージュに住む友人の家に行った時、フランドル地方とはまた全然異なる街並みやその自然の豊かさ、食べ物、人々に興味を持ち、今回はフランドル地方ではなくフランス語圏ワロン地方のムーズ川沿いの街をゆっくり訪れてみたかったのです。
そして、どうせならと隣国のルクセンブルグにも足を延ばしてみました。
ここでちょっとベルギーについて解説。
ベルギーはフランス、オランダ、ドイツ、ルクセンブルグと隣接する九州より少し小さな国で、オランダ、ルクセンブルグと合わせてベネルクト三国と呼ばれています。こんな小さな国なのに公用語は大きく分けて北に位置するフランドル地方のオランダ語圏と南に位置するワロン地方のフランス語圏に二分されます。(一部ワロン地方でもドイツに近い部分はドイツ語が公用語とされています。)
首都ブリュッセルのあるブリュッセル首都圏はフランス語、オランダ語(フラマン語)が併用されています。まぁ、言語が違うと色々複雑なようです、特にフランス語圏とオランダ語圏ではいつも小競り合い。
地図
私が今回の旅行に出発する30分前、つけっぱなしにしていたTVから“断片的”に「ベルギー」「フランス」「内戦勃発」とこの3つのワードが母の耳に入り、「ベルギーとフランスで内線が勃発したって。大丈夫かしら・・・危なくないかしら・・・」と。
ま、この3つのワードを組み合わせれば、ベルギーとフランスで戦争が・・・と想像するのは当然ですが、「あり得ないでしょ~、大丈夫、大丈夫!」と軽~く流して出発☆
まず、母が気づくべきだったのはベルギーとフランスで「内戦」は起こりえないという事。
だって国が違うんだもん。内戦のわけないじゃん。
で、機内で読んだ新聞によると事実は以下の通り。
ベルギーで「パンダ戦争」なるものが勃発。
パンダ戦争とは・・・中国からパンダを貸与する事になったのですが、それをフランス語圏出身の首相が独断でワロン地方の動物園に受け入れを決めてしまったので、オランダ語圏の人々が、地元贔屓(ひいき)ではないかと不満を募らせ政治的な対立を悪化させた・・・と。
ある意味平和な国だと思います。
母にはメールで連絡しておきました。「パンダのせいで旅行者が命を落とすような事はアリマセン。ご安心を」・・・と。
今回もた~くさん写真を撮りました☆ た~くさん楽しい事がありました♪
さて、前置きはこれくらいにして出発!
今回はスカンジナビア航空を利用し、コペンハーゲン経由でブリュッセルへ。
【 ブリュッセル 】
ブリュッセルでの宿泊は“ Carrefour de l'Europe ” 1階に Chocopolis というショコラティエが入っているホテルです。
ブリュッセルの一番の見どころ、グラン・プラスのすぐそばで、ブリュッセル中央駅がすぐ裏。とても便利な立地です。
到着したのが夜だったのですが、取りあえず夜のグラン・プラスに行ってみました。
さすが世界遺産に指定されているだけあって美しい。
昼間のグラン・プラスもなかなかデス。
あ、市庁舎のバルコニーに人がいる。何しているんだろう?
広場ではお花が売られていました。
ブリュッセルってチョコレートパラダイス☆
あっちを見てもショコラティエ、こっちを見てもショコラティエ♪
グラン・サブロン広場のアンティーク市に行ってみました。
この広場もショコラティエに囲まれています。
Neuhous , Wittermer , Pierre Marcolini , Leonidas...
ジュ・ド・バル広場の蚤の市にも行ってみました。
わ~、胡散臭そう~
せっかくここに来たらこの建物の最上階にあるレストランから眺めるブリュッセルの街並みも見なきゃね。
SAXOPHONE サクソフォンじゃなくて SAXHORN サクソルン。
このサクソルン、良く説明を見なかったけれど、あのサクソフォンを考案したベルギーの楽器製作家アドルフ・サックスが作った楽器だと思います。
アドルフ・サックスの生まれた街ディナンにも行って来たので後述します。
ブリュッセルには最終日に戻ってくるので、また後述しますが、まずは今回一番行きたかったワロン地方へ。
ブリュッセル中央駅から Namur ナミュールに出発。わぁ~~い、いよいよワロン地方だぁ~!!!
ブリュッセルは駅名(仏 BRUXELLES CENTRAL / 蘭 BRUSSEL CENTRAAL )も、時刻表の出発という表記(仏 DRPART / 蘭 VERTREK )もフランス語とオランダ語の併記表示。
【 ナミュール 】
ついにワロン地方ナミュール駅に到着☆
ナミュールはワロン地方の首都。駅には赤い雄鶏がデザインされているワロンの旗が立っています。
ホテルはナミュールの駅前にある" HOTEL LE FRANDRE "。
少し古いけれど駅前というロケーションが良いから便利だし、清潔だし、支障無し。ただ、ホテルの名前 LE FRANDRE ル・フランドル。ベルギーの友人が「ここはフランドルじゃなくてワロンなのにね」だって。確かにね!
到着した日、ベルギーの友人がナミュールまで来てくれて一緒に食事をしました。
ベルギーのお料理、美味しかった★ ベルギーって何を食べても美味しい♪
私は前菜に Croquettes aux crevettes grises 小エビのコロッケを頂いたのですが、カニクリームコロッケみたいでした。へ~、ベルギー料理っていうとすぐにムールとかばかり思い浮かべてしまうけれど、コロッケもあるのね。
食事を終えて外に出ると花火
そして、友人から私の大好きなベルギーチョコ「レオニダス」の特大BOXを頂きました。
ベルギーには美味しいショコラティエが沢山ありますが、私はレオニダスの「マノン」が特に好きなのです。日本人はとかく、ピエール・マルコリーニだの、ヴィダメールだの、ゴディバだの、銘柄でチョコレートを購入するようですが、私の友人も含めてベルギーやフランスの方々は皆口を揃えて、レオニダスが一番価格に見合った美味しいチョコレートだと言います。
私も同感。あと、ノイハウスもそこそこで美味しいかな。
ちなみにレオニダスのマノンは日本では輸入規制がある為、全く同じものを輸入出来ません。原材料を少し変えて冬季限定で販売しています。
ラッキーな事にナミュール滞在中はワロン地方のお祭り" La Fete de Wallonie "だったので、街は賑やか。至る所にスタンドが出て、皆ビールやペケを片手にお喋りをしたり、音楽を楽しんだり。狭い路地にも人がいっぱい。
ビールも気になりましたが、スタンドで売られているプラスチック製の小さなショットグラスに入った綺麗な色の Peket ペケというお酒が気になった。
ワロン祭には欠かせないというこのお酒。麦の蒸留酒をベースとして造られたアルコールの強いお酒で純粋なものだと40度くらいあるのですが、それを飲みやすいように様々な味のリキュールで割っています。色々な味があるのですが、メロン、チェリー、いちごミルク、コーヒー、チョコレート、サボテン、リンゴ、バニラ、チューインガム・・・etc.
「甘いから飲みやすいけれど、元々は強いお酒だから飲み過ぎないように」と友人から忠告されていたので、まずは試しに1杯味見。
周りの人達を見ているとグビッと一気に飲んでみる。
元々お酒は特に弱い方ではありませんが、数か月前に生まれて初めて悪酔いをした為、それ以来ちょっと怖い。
おそる、おそるおそる、チビチビっと・・・・・・「うん、甘くて美味しい。大丈夫かも。」
というわけで、色々な味を試してみました。8杯も飲んじゃった。
ペケも沢山飲んだし歩き回ったし、ちょっとカフェでチェリービール KRIEK を飲んでひと休み。
お酒三昧です。
白鳥がついてくる。
私が止まると白鳥も止まる、私が歩くと白鳥も進む。カワイイ。
翌日はワロン地方の小さな村々の専用車で巡りました。
まずはナミュールのシタデル(城砦)
シタデルからの景色。
最初は霧が深くて1メートル先も見えないし、どこに川が流れているのかも判らないほどでしたが、一瞬にして霧が晴れてきました。
微かにムーズ川が姿を現してきました。
写真左下の木に囲まれた川沿いの大きな家はワロン地方の首相の家だとか。
絶景~~~!!!!!
★印の辺りから眺めているのですが、シタデルからはサンブル川側のナミュールの街とムーズ川側のジャンブの街が見えます。
さて、それではワロン地方、アルデンヌ観光へGO!!
【 アルデンヌ地方 】
CHATEAUX D'ANNEVOIE アンヌヴォア城
お城には入れないのですが、ここの見所は庭。噴水がところどころに配置されていて素晴らしい。
1時間以上かけてゆっくりこの庭を散策。
入口にはこんなユニークな木が
この彫刻、横から見るとペラッペラ
散策開始
広い敷地です。癒される~~
Chateaux de Veves ヴェーヴ城
" Le Temp d'un Instant " という可愛らしい小さなレストランでランチ。
地元の食材を使ったおいっしいお料理。
Amuse-bouche はオマールのビスクにベーコンとチーズの小さなピザのようなもの。サックサク。
シェーヴルチーズ(山羊のチーズ)のサラダをオーダーしたのですが、これがまたきれいで可愛らしくて美味しいこと。蜂蜜がかかっていて、これがシェーヴルチーズに良く合っていました。
右上はドライバーさんがオーダーした鶏肉(小ぶりのニワトリだって)と地元のエスカルゴを煮たもの。ちょっと味見させて頂いたのですが、これも美味しかった。
地元の食材を使ったおいっしいお料理
とにかく景色がのどかで美しい。の~んびり。
牛もいっぱい、馬もいっぱい。
この牛 BBB ていうベルギーで改良された牛らしい。Bleu (青) Blanc (白) Belge (ベルギーの)、つまり BBB。
あちこちにキジが沢山いる
判るかなぁ、牛の周りの茶色い塊が全部キジです。
シビエの季節が始まる少し前に飼育したキジを放して、その後に狩猟するとの事。シビエって最初から野生だと思っていましたが半野生なんですね。
" Les plus beaux villages de Wallonie "
「ワロン地方の最も美しい村々」に登録された村の一つ Celles セル。可愛らしいのどかな村です。
こちらも美しい村に指定されている Sosove ソソワ。
そしてもう一か所、是非立ち寄ってみたかった村 Durbuy デュルビュイ。
訪れた時はちょうどビール祭りでとても賑やかでした。
ベルギーの皆さん、本当によくビールを飲みます。
ベルギーでもこのワロン地方でしか食べられない大好きなお米のタルト Tarte aux Riz
翌日は Namur から電車で30分ほどの街 Dinant ディナンを訪れました。
ここ、TV で見て行きたかったんだ~
電車はムーズ川に沿って走ります
ディナンの駅に到着
ディナンは楽器製作家でサクソフォンの考案者 Adolphe Sax アドルフ・サックスの生まれた街。
ムーズ川に架かる橋にはサックスのオブジェが並んでいます。
アドルフ・サックス通り。イルミネーションがサックス。
道路沿いに立っているオブジェはサックスのキーやマウスピース等の部品。このオブジェはアドルフ・サックスの生家 " La Maison de Monsieur SAX " まで続きます。
La Maison de Monsieur SAX ラ・メゾン・ド・ムッシュー・サックス。サックスさんの家です
遊覧船でムーズ川クルーズ。
このムーズ川、ベルギーを流れている時ににはムーズ川(Meuse)と呼ばれ、オランダに入るとマース川(Maas)と呼ばれます。オランダのマーストリヒトのマースはこのマース川のマースだそうです。
ノートルダム教会 Collegiale Norte-Dame
アダムとイヴ、受胎告知、イエスキリストの誕生の磔刑等、聖書の名場面
景色良し!
ステンドグラスが美しい
シタデル(城砦)に登る前に教会前のレストランでランチ。
ムーズ川を眺めながらベルギー料理の Boulette a la liegeoise (リエージュ風ミートボール)にビール。今回はアップルのフルーツビール。なかなか美味しかったデス。
さて、それではシタデルに登りましょう。
ロープウェイで登ります。
シタデルから見るディナンの街
下りはロープウェイを使わず岸壁にへばりつくような急な階段で下りてみました
ディナンの名物 Couques de Dinant クック・ド・ディナン
「 Jacobs 」というパティスリーで購入。
クック・ド・ディナンは小麦粉と蜂蜜だけで作られた、かた焼きクッキー。とても硬いので口の中で溶かして頂きます。蜂蜜の甘さがほんのりと素朴な味です。色々な形がありますが、私はブドウ型のものを購入しました。
ナミュール~ルクセンブルグ
翌日はベルギーを後にしてルクセンブルグへ。
ルクセンブルグ行の電車の時間までもう一度ナミュールの街を散歩。
あ、100均ならぬ1ユーロ均だ。これ全部1ユーロ
可愛らしい内装のサロン・ド・テで軽~くキッシュとビールでも頂こうかとオーダーすると・・・
ナントッ!ウソでしょ、これひとり分の量じゃないんですけど。
「どのキッシュに致しましょうか?」とケーキプレートみたいに選ぶんだと思った。
そー言えばメニューに「キッシュのアソート」て書いてあった・・・アソートね・・・うっかりしました。写真だと判りにくいのですが、このキッシュ、決して1ピースが小さいわけではありません。そこそこちゃんとした大きさがあります。
ビールは Blanche de Namur ブランシュ・ド・ナミュール。ナミュールの白ビールです。
お腹いっぱい・・・ぐるじぃ・・・動けない・・・
そうこうするうちにナミュールを発つ時刻になりホテルで荷物をピックアップして駅へ。
14:16分の電車でルクセンブルグへ。
ルギーのお隣だし、行った事が無いからせっかくなので行ってみようかな~と軽く決めたのですが、ルクセンブルグってどんなところなんだろう。。。
ルクセンブルグ、かつては重工業も盛んでしたが、今は金融が主な産業。世界中からお金が集まってくる金融王国。
税率は先進国の中でも低く、失業率も低く経済格差も少ない、GDP は世界最高水準というお金持ちの国。
国土面積は神奈川県と同じくらい。観光としての見どころは何だろう?
【 ルクセンブルグ 】
ルクセンブルグに到着。少々雨模様。
And さ、寒い。。。
ルクセンブルグ駅
ルクセンブルグの滞在先は駅前にある「CITY HOTEL」
駅前は意外と普通。
あれ~っ?深い渓谷と森に囲まれた小国ってガイドブックに書いてあったんだけど。。。
「CITY HOTEL」
ホテルから見たルクセンブルグ駅周辺の景色。
さて、散歩。。。
広場、公園、交差点、路上など、街の至る所にカラフルにペイントされた象が。
私が訪れたときはちょうど「 Elephant Parade 」という世界最大規模の野外エキシビジョンが開催されていたらしい。アジアゾウの保護を目的とした「 The Asian Elephant Foudation 」が主催したエキシビジョンとの事。
全部写真撮りたかったけれど、実際に見つけて写真撮れたのはこれだけ。31頭。
さて象はともかく、街はどんなかというと。。。
何よりこの街、地形が非常に面白い。地図では判りにくいので、航空写真でご覧ください。
緑に囲まれた中心が旧市街。この旧市街は三方をペトリュッス川とアルゼット川が作った渓谷に囲まれた高台に位置しています。
その昔城砦都市だったルクセンブルグ。渓谷の断崖が天然の城壁になっています。
あ、窓掃除してる。ゴンドラとか使わないであんな高いところで作業するのは怖くないかな
高架橋を越えると旧市街の街並みが見えてきます
憲法広場から見た景色。何この地形?スゴイ!!
この下のグルント(低地)にも街が広がっています
新市街は一流銀行が建ち並んでいて近代的
こんな普通の街を抜け。。。
ノートルダム寺院
ペトリュッス渓谷にかかるアドルフ橋
夕方ルクセンブルグに到着し、少し旧市街を歩いたのですが、6時を過ぎた頃から急にパッタリ人気が無くなり辺りも薄暗くなってきたし寒かったので、旧市街めぐりの続きは翌日に。
市庁舎前の Guillaume ギョーム広場。まだ平日の18:30頃なのにこんな感じって、気づいたらだ~れもいないんですけど。
ひろーい広場に私だけ。ぽつ・・・ん・・・ホテルに戻ろ・・・
翌日は朝から観光する気満々。前日とは違うルートで旧市街へ向かいました。
前日憲法広場から見たアドルフ橋を渡って旧市街へ入るルートです。
アドルフ橋
絶景です
アドルフ橋から見るペトリュッス渓谷
まずは朝市。前日だーれもいなかったギョーム広場へ。
ヒトが少ないなぁ。。。
そしてグルント(低地)へ。
上から渓谷の下を眺めると緑が深くて迷いそうなので、まずは憲法広場からこのペトリュス・エクスプレスでどんなところなのかひと回り。
ざっと見たので、今度は自分の足でゆっくりとグルント散策。
憲法広場脇のこんな階段でグルントに下りて行きます。
どんどん下りて行きます
グルントにも可愛らしい街が広がっています。
上を見ても街、下を見ても街、不思議です。
何だかワクワクしてきました
そして、渓谷の向こうには近代的な街。やっぱり不思議な光景です。
何か特別なものがあるわけじゃないんですが、ゆっくり散歩するにはイイところです。
お天気が良ければよかったのにな~
静かでイイナ~
上の方の街は、またグルントの家並みとは全然趣が異なります。
ブランド・ブティックが建ち並ぶ通りでは通りに赤絨毯が敷かれ、お店ではシャンパンが配られて、お洒落した人達が沢山。何があるのか訊いてみたら、この日は Fashion Night Out のような高級ブランドブティックのイベントだとの事でした。
帰りもまたアドルフ橋を渡ってホテルに戻りました。ノートルダム寺院がライトアップされてキレイです
ベルギーのブリュッセルに日本人観光客が多いのは勿論ですが、ワロン地方では日本人を見かけなかった。それなのに、ここルクセンブルグでは、全体的に人がそう多くないにもかかわらず、スーツを着ている日本人を何人か見かけました。
多分出張だろうな。日本食のお店や日本食レストランもあるし。きっと金融関係やIT関係の仕事で日本からルクセンブルグに赴任している人も多いんじゃないかな。さすが、金融王国ルクセンブルグ。
しかし、面白い街でした。もっと気候が良い時に訪れられれば良かったかな。でも楽しかった~。この日は結局、休憩時間を除いても8時間半くらい歩きっぱなしでした。歩きすぎて足がパンパン。
さて、最終日はまたベルギーのブリュッセルに戻ります。
出来るだけ早い時間にベルギーに戻りたかったので、朝早く電車でルクセンブルグからブリュッセルへ。
早朝のルクセンブルグ駅
霧で景色が霞む中、朝日が昇ってきました。きれい~~~
車窓からの景色。霧が深くて外が真っ白
【 ブリュッセル 】
ブリュッセルでの宿泊は初日と同様の Carrefour de L'Europe
ホテルの窓からの景色
霧で景色が霞む中、朝日が昇ってきました。きれい~~~
車窓からの景色。霧が深くて外が真っ白
さあ、初日に見られなかった分のブリュッセルの街を見に行きましょっ!
ブリュッセル最長老市民の小便小僧、取りあえず有名だし見ておこう。この小便小僧「ジュリアン君」というらしい。思ったより小さい。
ブリュッセルにはワッフル屋さんが多い。日本ではワッフルとゴーフルって違う物ですが、実はワッフルは英語、ゴーフルはフランス語。だからブリュッセルではゴーフルって書いてある事が多いのデス。
ベルギーワッフルには2種類あるのをご存知ですか?
ブリュッセル風ワッフルとリエージュ風ワッフル。ブリュッセル風ワッフルにはフワフワした生地で形は四角。リエージュ風ワッフルはもっと生地がしっかりしていて形は楕円、もっちりした食感でザラメのお砂糖が入っています。私はブリュッセル風の方が好き。
ベルギーというとワッフルとかチョコレートが有名ですが、その他にもスペキュロスとかキュベルドンとか美味しいお菓子があるのです。スペキュロスは日本でもよく見かけるシナモン入りのクッキー。食べた事はあってもスペキュロスっていう名前を知らない人の方が多いんじゃないのかな。キュベルドンは日本ではあまり見かけません。
左がリエージュ風で右がブリュッセル風です
これがキュベルドン
リエージュ風
セルクラースの像。聞くところによるとブリュッセルを訪れるこの像に触れる人々に幸福をもたらすと言われているとか。一応触っておきました。もちろん、ベタベタと。そう、ベタベタベタと。
ギャルリー・サンチュベール、1847年に完成したヨーロッパでもっとも古いギャルリーのひとつ。
ショコラティエや王室御用達のバッグブランド DELVAUX などが入っています。
ぁ、日本の皆さん、DELVAUX のバッグはお高いのですがとても上品で質が良いのデス。そして、何より CEO をはじめ、何人もの私の好きな人達が働いている会社のバッグです。是非ベルギーにいらした際にはご購入くださいな。
ヴィクトール・オルタの設計によるアールヌーボー建築が美しいという事で、マンガ博物館にも行ってみました
サンミッシェル大聖堂、ゴシック様式。
内部のステンドグラスがとても美しいのです。
近づくと大きくて写真に収まらない
街を歩いていると何やら一斗缶に入った透明な液体に紐のついた棒を浸している人がいました。何やってるのかしら。。。
わぁ☆大きなシャボン玉。
王宮
ブリュッセル公園。癒されます
ロワイヤル広場と聖ヤコブ教会
左の写真のお店、ワッフル(ベルギー風)が美味しかったデス。右の写真の角のお店ではフライドポテトを購入。両方ともホテルのすぐそばにあります。
夜は数か月前にフランスからベルギーの会社に転職してしまった元同僚と待ち合わせをしてディナー。前回のフランス出張で会った時にはまだ転職していなかったので、数か月ぶりの再会。ナチュラル嗜好でグルメな彼はフランスにいた頃から BIO 食。
今回行ったレストランも100%BIO。レストラン TAN。
しかし、「 Ixelles の Chatelain 広場に20時ね」と。。。待ち合わせの情報はそれだけ?私、ブリュッセルは初めてなんですけど。。。
Ixelles ってエリアの名前でしょうか?どこだ?それ。。。しかもブリュッセルの中心じゃなさそうだ。ま、調べて行きましたけど。
さすがっ!美味しかった。
重い食事に飽き飽きしていたのと、少し前に食べたワッフルとフライドポテトがまだ胃に残っている感じだったので、オーダーしたクレソンのタルタルは正解でした。めるし~☆
レストランのある IXELLES 地区
レストランのある IXELLES 地区
空港で最後のビール
観光はもちろん、今回の旅行では何人かの友人とも会えてとてもリラックス出来た旅でした。
また、日本人から見たベルギーではなく、ベルギーに住む人達からベルギーの話を聞けたのも有意義でした。
アルデンヌを回ってくださったデュルビュイ出身のドライバーさん。オランダのマーストリヒト出身で結婚してリエージュに40年住んでいる友人と生まれも育ちもベルギーという彼女の娘。フランス人でつい数か月前から拠点をパリからブリュッセルに移した元同僚。
人それぞれ色々なベルギーがあるんだな~。
こんな自由な旅行が出来るのもパーパスジャパンさんならではではないでしょうか?
今回も素敵な旅行をすることが出来ました。
有難うございました。
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