近年、旅行は
食べ物が口に合う、時差が少ない、暖かいから軽装で済む、などの理由から、東南アジア方面に行く事が多いのですが、今回は初めてベトナムに行って来ました。
この旅のメインテーマは、昔、海のシルクロードの中継地として栄えた、港町ホイアンのランタンフェスティバルを観る事。毎月、満月の夜に開催されるロマンティックなお祭りです。
あたりが暗くなると、町の電灯はほとんど消され、色とりどりのランタンが灯され、暖かい光が町に溢れる様は、幻想的で圧巻です。町中が遠い日の縁日のような、なんとも懐かしい灯りです。
400年以上前に日本人によって架けられた来遠橋(日本橋)もライトアップされます。
はるばる日本から来てここに骨を埋めた人々の魂が、ランタンに乗り移って闇夜に浮かんでいるような錯覚に陥りました。
(堤 美千代様より)
旅の印象の善し悪しは
ホテルの部屋の快適さと、食事のうまさによって、かなり、決まる。と、信じて疑わない私ですが、今回のホイアンのリゾートホテル、ザ・ナムハイ・ホイアンは最高でした。
まず、到着時。フロントは素通りして、バギーでいきなりヴィラに到着。広い芝生と噴水のある前庭があり、ガラス張りの豪華なリビング棟につくとバトラー(部屋付きの執事みたいな)がチェックイン手続きを済ませてくれます。棚にあるお酒類(ウィスキー、ジン、ウォッカなど)や冷蔵庫の中のものも全てフリー。到着早々、夜食を作って持って来てくれました。好印象。
満足して、別棟の寝室で休んだ翌朝、さっそくメインダイニングで朝食を。ここの調理人が作ってくれたフォー・ガー(鶏肉のフォー)は新鮮な香草の香りとスープの旨味が米粉の麺にからんでびっくりのうまさ。エッグ・ベネディクトもオーダー。卵が新鮮で味が濃く、焼き具合も申し分ありません。聞けば、ホテルに菜園があり、香草を栽培しているとか。どうりで、夜食の生春巻きのパクチーやレモングラスが旨いと思った・・・。
メニューにはありませんが、スパークリングワインなんかも、頼むと出してくれます。朝から素晴らしい食事を堪能してしまいました。
なんだか食べる事ばっかり書いていますが、今回の旅行、ホイアンやホーチミン市のレストランも旅行前に、パーパスジャパンの担当の方を通して予約してもらい、旅行中とても満足でした。
知らない土地に行くと、その土地の景色や人々の暮らし、祭り等のイベントを写真にとるのが趣味の私ですが、同じくらい、食事にも情熱を燃やしているので、また今回のような旅行を楽しみたいと思います。
(堤 正彦様より)