◆ 6月19日(木)20日(金) ブタペスト
関西国際空港からカタール航空でドーハを経由して、ハンガリーのブタペストへ到着。
空港からホテルへは、タクシーで移動するため、空港を出てすぐにある Fo タクシーの受付でホテル名を告げると、行先と料金が記載されたレシートを渡してくれ、順番にタクシーに案内してくれるので、知らない街でも大変安心でした。
ホテルは、「聖イシュトヴァーン大聖堂」近くのレストランや土産物店もまわりにある大変便利な場所でした。部屋の屋根裏の窓を開けると「聖イシュトヴァーン大聖堂」が見え感動しました。
チェックイン後、早速「くさり橋」を渡りドナウ川左岸の「ブタ地区」へ向かい、ケーブルカーで「王宮の丘」「マーチャーシュ教会」「漁夫の砦」を見学。夜のライトアップされたペスト地区から眺めた「くさり橋」、「王宮の丘」の夜景は豪華で息をのむ美しさでした。
金曜日の夜に行われる「聖イシュトヴァーン大聖堂」でのオルガンコンサートに行き、荘厳な大聖堂の中での、オルガンに合わせてのソプラノやトランペットでの楽曲を楽しみました。特に、パイプオルガンの音色が頭上から降り注いでくるかのようなバッハの「トッカータとフーガ」に圧倒され感激しました。
シシイ(王女エリザベート)の愛したカフェ「ジェルボー」でケーキと雰囲気を楽しみました。また、ハンガリー料理は、地元の人にも観光客にも人気があるリスト・フィレンツ広場の「メンザ」がお薦めです。ブタペストは、穏やかで落ち着いていて美しい街でした。
◆ 6月21日(土)22日(日)23日(月) ウイーン
ここのホテルも、「シュテファン寺院」のそばで地下鉄からも近く、中心街の大変便利な場所にありました。
ウイーンの街を知るために、まずはトラム1番と2番を乗り継いでリング内を1周し、観光する場所をチェックした後、市立公園で大好きなヨハンシュトラウスの銅像に対面。団体客などが記念写真を次々に撮影しているので、人が写真に写らないように撮影するのは至難の業でした。
この旅行での一番の楽しみでもあった、日曜日の「楽友協会」でのウイーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサート鑑賞は、ドレスアップした観客と絢爛豪華な建物に貴族社会の雰囲気を感じつつ、素晴らしい音楽を聴き夢のようなひと時でした。
コンサートの後は、カフェ「ザッハー」で「ザッハートルテ」をいただきました。「ザッハートルテ」は甘すぎず「メランジェ」(カプチーノ)と相性は抜群です。
シェーンブルン宮殿は、シシイの当時の生活を感じさせるように絢爛豪華でした。庭園は、動物園までもあり大変広く、グリエッテに行くには、暑いときは横の森を登るのが涼しくて正解です。人懐っこいリスもいました。
シェーンブルン宮殿のそばの(そばと言ってもかなり歩きましたが・・)にあるカフェ「ドームマイヤー」でマカロンとメランジェで休憩。このカフェはヨハンシュトラウス2世が初演を飾った場所として有名です。
有名な「ウインナー・シュニッツェル」は、特大サイズで美味しい「フィグルミュラー」が有名ですが、人気が高いので待ち時間が長くかかるため、すぐ近くにある支店に入りましたが、支店のほうが比較的待ち時間が短くてすみそうでした。サクサクしていて、檸檬(れもん)をかけるとあっさりして大きくても完食でした。
ウイーン最後の日は、宿泊下ホテル「 ROYAL 」の最上階にあるレストランで夕食。このレストランからは「シュテハン大聖堂」の尖塔や眼下の街並みを見ながら、夕焼けの中で美味しい創作イタリアンをいただきました。
ウイーンは、「ウイーンカード」で市内交通機関が乗り放題で、観光施設も割引になるのでお得でした。なお、「ブタペストカード」は、交通機関には使用できましたが、観光施設では使えなかったので、購入しましたがもったいなかったです。ブタペストでは、地下鉄内で切符のチェックに係員が来ましたので要注意です。
◆ 6月24日(火)25日(水) ザルツブルグ
ウイーンからザルツブルグの電車での移動の間は、あいにくの雨でしたが、ザルツブルグのホテルに着くと天気も良くなりました。
「 Mozart 」という名前の可愛らしいホテルでした。フロントやレストランの係りの方たち皆さんがフレンドリーで居心地が良かったです。
1日目は「ホーエンザルツブルグ城塞」から、2日目は「メンヒスベルクの丘」からザルツブルグの街を一望しました。「モーツアルトの生家」と洗礼をを受けた「大聖堂」を見学し、モーツアルトの根強い人気を感じました。
ミラベル庭園は、薔薇や花々が咲き誇る花壇や噴水など大変美しく、ミラベル庭園からホーエンザルツブルグ城塞を望む眺めは絶景でした。
◆ 6月26日(木)27日(金) ザルツカンマーグートとハルシュタット
レンタカーでザルツカンマーグートを廻りハルシュタットへ出発。レンタカーは見慣れたゴルフでしたが、左ハンドルのマニュアル車で右側通行、そしてオーストリアの人はハイスピード走行。日本で車に乗り慣れている夫も大苦戦でした。「次にレンタカーにする時は、料金が高くても車が大きくてもオートマチック車だ。」と意見が一致しています。
行きは、サンクト・ギルゲンとサンクト・ヴォルフガングの湖と建物の美しい街に立ち寄り、サンクト・ヴォルフガングではサウンドオブミュージックで有名な蒸気機関車のシャーフベルク登山鉄道で1,783mのシャーフベルク山に登りました。
山頂からはヴォルフガング湖をはじめ付近の湖と湖畔の街や高い山々など360度のパノラマが広がっており、足元には高山植物も咲き乱れて美しい季節に訪れることができ幸せでした。
ハルシュタットのホテルは、ジュニアスイートのお部屋で、大きなベランダからハルシュタット湖や湖岸のホテルや教会を望むことができ、朝に夜にベランダに出ては写真を撮影していました。ハルシュタットは写真で見ていたそのままの美しい街でした。
翌日は、前夜に知り合った日本人のご夫婦に勧められたゴーザウ湖に行き、約5kmの湖の周囲を散策しました。前日教えていただいたとおり、ダッハシュタイン山を見ながら時計回りに散策するのがベストでした。ゴーザウ湖は、見る方向や太陽の当たりかたで色が変化し、エメラルドグリーンの色には息をのむほどのでした。
バート・イシュルでは、美しいトラウン川沿いのカフェ「グランド・カフェ・エスプラナーデ」で「ザルツブルガー・ノッケール」をいただきました。ラズベリーやクランベリーソースをからめて食べるふわふわのスフレで、ガイドブックに書かれているほど甘くなく美味しかったです。(大きいので、二人以上でシェアしてください。)
◆ 6月28日(金)29日(土) インスブルック
周辺を高い山々に囲まれた落ち着いた街でした。1日目は、黄金の小屋根の下でオーケストラが演奏しており、2日目は、黄金の小屋根のバルコニー中で音楽を奏でている場面に遭遇しラッキーでした。
ケーブルカーとロープウエイを乗り継いで2,334mのハーフェレカー展望台からは、インスブルックの街並みとイタリアやオーストリアの高い山々を望むことができましたが、頂上は怖いほどの景色でした。
最後の日は、私たちのいつもの旅行のお約束のような雨でした。そして、翌日の朝、近隣の山には雪が降っており、チロルの美しい山を見ることができました。
※今回の旅行では、多くの方々に大変親切にしていただきました。宿泊したホテルのスタッフの方々、地図を広げていると「 Can I Help You?」と声をかけてくださった方々、ゴーザウ湖に向かっている途中で道を尋ねたら、「僕の車の後をついておいで」と優しく案内してくださったポルシェの素敵な初老のご夫婦、そして、この素晴らしい旅行プランを作成していただいたパーパスの西澤さんに感謝です。とても想い出に残る旅になりました。