ビジネスクラスで行く!夏のドイツ バイエルン周遊の旅12日間

期間:2014年7月12日~2014年7月23日
大谷 様

GON-000823

今年は、ニュルンベルクをベースに

インゴルシュタット(旧市街とアウトレット)、ヴェルテンブルグ修道院、レーゲンスブルクを訪問し、その後南下してアウクスブルク、ガルミッシュ・パルテンキルヘン、ベルヒテスガーデン、ミュンヘンという旅程で主に南東ドイツを訪問しました。

ビジネスクラスで行きました。パーパスジャパンからは、羽田発22:15発のエールフランス航空でド・ゴール空港トランジット、ミュンヘンには翌朝8:50に到着するベストともいえるルートを提案していただきました。直行便より料金も安く、しかも疲れはほとんどなく、トランジットも全く苦になりませんでした。帰りも時間的に余裕があり15:00までミュンヘン市内を散策できました。エコノミーとはこうも違うのか、と率直に思いました。

今回の旅行記でもガイドブックにはあまり掲載されていないと思われる事項を書いてみます。

それはそうと、旅行中に2014年ワールドカップ・サッカーではドイツが優勝しました。実は24年前の7月に仕事でミュンヘンに滞在中にも(西)ドイツが優勝したのです。何か因縁めいたものを感じました。

1. ニュルンベルク

下記の写真はミュンヘン中央駅~ニュルンベルク間の ICE の食堂車内です。
11時頃でしたがお客は一人。空いている座席に座ってメニューを見ていると注文を取りに来てくれました(クレジットカード支払い OK )。まずは白ビールとソーセージ。

ICE の食堂車内
ICE の食堂車内

ホテルにチェックイン時、地下鉄、トラムなどの交通機関のフリーチケットを、と言えば入手でき、活用させてもらいました。

まずはカイザーブルク。ここの深井戸では約20分のアトラクションがあり、地下水面まで灯のついたローソクを降ろしたり、バケツに入れた水を井戸の中に落とします。アトラクション中は扉に鍵がかけられ出入りができなくなるので、あらかじめ入口に立っている係員に開始時間を聞いておきましょう。

名門サッカーチームである FC ニュルンベルクのファンショップは市内にもあります。地下鉄の Plaerrer 駅と Weisser Turm 駅の中間 Ludwing 通りの中ほど、城壁に向かって右側です。

ナチスに関する大規模展示館ドク・ツェントルム( Doku-Zentrum )は、映像資料が豊富でじっくり見ると2時間以上はかかります(日本語ガイダンスはなし)。党大会会場跡は池を右手に見て20分ほど歩いて行けます。ヒトラーが経った演説台にもその正面から上ることができます。

ゲルマン国立博物館は、絵画だけでなく様々な分野の展示物があります。絵画だけを鑑賞するにも最低2時間は必要と思われるほど広く、チケット購入時に渡される館内案内図を見てもどこに絵画が展示されているかわかりません。館内の係員は親切なので教えてもらえます。なお、デューラーの絵も5、6点展示されています。

早めの夕食はカイザーブルクの真下にあるレストラン Burgwaecheter でいただきました。日曜日もオープンしています。また、聖ローレンツ教会の斜め向かいの地下にあるレストラン Der Nassauer Keller は薄暗い地下室の雰囲気です。入口が小さいのですが見つけにくくはありません。そこの Schweinesshaeufela は二人でシェアするのにちょうどの量で、大変おいしかったです。なお、取り皿は「テラー」といえば、持ってきてくれます。この言葉、日本人には役立ちます。

Der Nassauer Keller
Der Nassauer Keller

2. インゴルシュタット (Ingolstadt)

ニュルンベルクから ICE に乗り30分でインゴルシュタット中央駅に到着します。郊外には Ingolstadt Village というアウトレットがあります(ショップは HP で確認できる)。比較的狭いので4時間もあれば十分買い物できます。

バス(系統20)は1時間に1本しかないので帰りの出発時刻をあらかじめ確認しておきましょう。タクシー利用は難しいと思います。また、バスはインゴルシュタット中央駅まで行かないので、インゴルシュタット北駅で電車に乗り換えてインゴルシュタット中央駅経由でニュルンベルクまで戻ることになります。

インゴルシュタット旧市街へはインゴルシュタット中央駅から15分ほどバスに乗り Rathausplatz で下車します。約2時間で主要部分は歩いて見て回れるこじんまりしたドナウ川が流れている町です。インフォメーションには散策のポイントと順路を記載した地図もあります。1日かけて、午前中に旧市街の散策と昼食、午後はそこからバスでアウトレットに行くというのはいかがでしょう。

3. ヴェルテンブルグ修道院とレーゲンスブルク

ヴェルテンブルグ修道院はインゴルシュタットとレーゲンスブルクの中間にある Saal 駅から Kelheim / Zentrum 行のバスに20分ほど乗り、そこで下車してドナウ川に向かって行けば乗船場があります。そこから船で約40分さかのぼるとヴェルテンブルグ修道院に到着します。

修道院の庭にあるレストラン(ビアガーデン)では修道院で醸造されたビールが飲めます。料理もおいしかったです。2時間程度の訪問でした。

船上にて
船上にて

背景にヴェルテンブルグ修道院
背景にヴェルテンブルグ修道院

修道院からの帰りは約20分で Kelheim に着きます。帰りの船の時間はあまり正確ではないようで、バスの乗り継ぎには30分ほど余裕を持ったほうが良いでしょう。来るとき下車したバス停からバスに乗り Saal 駅まで戻り、電車でレーゲンスブルクに向かいました。

写真でよく目にする「ドイツ最古といわれている石橋をレーゲンスブルク市街」の風景、残念なことに石橋は現在改修工事中でした。宮本輝の小説「ドナウの旅人」に出てくるビジョッフスホーフは今も健在です。

門をくぐった中庭にあるレストランは大聖堂が見下ろしており、花いっぱいで明るい雰囲気、料理の味もよく、日本人に適した量でお勧めです。なお、有名なソーセージ店からは歩いて5分もかかりません。

石橋から大聖堂
石橋から大聖堂

ビショッフスホーフの中庭レストラン
ビショッフスホーフの中庭レストラン

4. アウクスブルク

ニュルンベルクから ICE で南に1時間のところにある落ち着いた静かな都市です。日本語の市街地マップがホテルに備えられていました。徒歩で半日もあれば主要な場所を巡ることができます。昨年行ったコンスタンツ同様、日本人観光客は見かけませんでした。

なお、市庁舎に隣接しているペルラッハ塔への登り口は見つけにくいのですが、広場から塔を見て左側にあります。本当に小さな看板です。

5. ガルミッシュ = パルテンキルヘン(GP)

GP では、ドイツで最も高い山ツークシュピッツェと、ノイシュバンシュタイン城を建てたルートヴィヒ2世が完成させたリンダーホーフ城を訪問しました。

下の写真は山の中腹にある聖アントン教会から見たパルテンキルヘンです。教会までは坂道ですがそれほど大変ではありません。

パルテンキルヘン市街地
パルテンキルヘン市街地

ツークシュピッツェ頂上へはツークシュピッツェ鉄道で行くか、途中のアイプゼー(アイプ湖)駅でロープウェーに乗り換えて標高差約2000mを一気に10分ほどで登ってしまう方法があります。アイプゼー駅を出ると電車の進行方向に向かって右にロープウェー乗り場が見えます。歩いて数分の距離です。チケットはそのまま有効なので、片道だけでもロープウェーに乗ってアイプゼーなどの景色を眼下に楽しむことをお勧めします。

電車はアイプゼー駅を過ぎるとほんとんどトンネルなので私たちはロープウェーで往復しました。
行きは50分ほど列に並びましたがそれでも乗る価値はあると思います。ただこの鉄道、往復運賃が一人51ユーロと高いのが難点?ですがクレジットカードで切符を購入できます。

ロープウェー駅から歩いて5分ほどで行けるアイプゼーもいいところです。水が澄んでおり周辺の散策やボート遊びが楽しめます。

ロープウェーからの眺め
ロープウェーからの眺め

シークシュピッツェ山頂
シークシュピッツェ山頂

翌日は、バスでリンダーホーフ城とオーバーアマガウに行きました。バスの運転手から9.8ユーロの1日券を購入します。

リンダーホーフ城に行く途中に立ち寄ったエッタール修道院はバス停から歩いて5分程度のところにある荘厳な建物と内装でした。見学は1時間もかからないので立ち寄られることをお勧めします。

行儀が悪いのですがお祈りする椅子に寝そべって天井画を鑑賞してみてはいかがでしょう。そうしている人がいました。もちろん私たちもそうやって鑑賞しました。

エッタール修道院
エッタール修道院

エッタール修道院(2)
エッタール修道院(2)

さて、リンダーホーフ城についてです。
バス停から数分坂を上ればチケット売り場に着きます。英語でのガイドツアー希望と言ってスタート時間と集合場所が記載されたチケットを受け取ります。ツアーの集合場所は上り坂を5~10分ほど歩いた城の正面にあり A~D に分かれていたと思います。ツアー用の日本語説明書があり、ツアーが始まって城の中に入ったところでツアーガイドが尋ねるので Japanese と言えば人数分貸してくれます。

城の内部は非常にコンパクトですが見ごたえがあります。ツアーは40分程度です。なお、ヴィーナスの洞窟に行くにはショップから城の外(裏側)に出て右折し、左手に見えるフラワーガーデンに沿って歩いていきます。 Grotte と書かれた道標に従っていけば迷うことはありません。またまた5分ほどの上り坂です。案内時間が洞窟入口に表示されており、その時間まで入口付近で待ちます。もうひとつのキオスクは入口までで内部には入れませんが、内部は紫がかって神秘的です。

写真

Maurischer Kiosk
Maurischer Kiosk

オーバーアマガウはキリスト教徒でなければ訪問しても・・・といった場所のように感じました。
ご存知の赤ずきんちゃん、7匹の子ヤギそれにブレーメンの音楽隊が描かれた民家の壁画は見ても損はないかな、でもそのためにわざわざ訪問するのもどうかなあ、というのが率直な感想です。

写真

写真

夕食は Ludwig 通りにある、Werdenfelser Hof でイタリアンにしました。なかなかの味でした。
下の写真の2人の子どもが踊りを披露していました。

なお、この通りに面した多くの家の外壁はきれいな絵が描かれています。

写真

6. ベルヒテスガーデン ( Berchtesgaden )

チェックインの時にホテル宿泊者用の割引カードを渡され、市内のバスはこのカードを運転手に見せると無料、イーグルズネスト(ヒトラーの山荘)、岩塩鉱、ワッツマンテルメ(温泉)の入場料、ケーニッヒ湖の乗船賃も10%割引されます。また、インフォメーションでこのカードを提示すればバス時刻表を入手できます。これらの観光地はまとまっており、2日あれば十分楽しめます。

夏休みに入った7月の土曜日であったためベルヒテスガーデンに入る道路は大渋滞で、おかででバスのダイヤも混乱していました。

駅前にあるバス乗り場、時刻表看板の裏には簡単な日本語が書かれた案内があります。乗車ホームが2列あり行先によりどちらのホームから出発するのか決まっています。ケーニッヒ湖に行くバスは2番ホーム(Bussteig 2)、イーグルズネストへは手前の1番ホーム(Bussteig 1)でした。バスに表示された3桁の番号と行先で確認することになります。各ホームの停車位置は決まっていないらしく、ホーム前方に停車するようです。

ベルヒテスガーデン駅前のバス乗り場
ベルヒテスガーデン駅前のバス乗り場

ヒトラー山荘へ行くにはベルヒテスガーデン駅前からバスに15分ほど乗って Dokumentation Obersalzburg まで行き、そこから斜め左に数分歩いて専用バスに乗り換えます。この専用バスは無料では乗れません。切符売り場で購入したチケットには何番のバスに乗るのか指定され(全員着席するため)、数台連ねて出発します。

このバスに乗って15分位で山荘入口に到着し、山荘へ行くエレベータまでの長いトンネル入口の右にある建物の窓口で帰りのバス時刻を指定します。案内では2.5時間後を勧めていました。私たちは2時間後のバスを指定しました。チケットに発車時刻のスタンプを押してもらいます。

山頂からはケーニッヒ湖やザルツブルグが展望できます。40分ほどの散歩道とはいっても結構険しい道もあります。

ケーニッヒ湖は静寂という言葉がふさわしいのですが、船の中では乗員がマイクで案内をしているのがうるさくて興ざめです。ドイツ語で冗談も言っているようで船内は時折笑いに包まれていました。でも途中エンジンを止め、トランペット演奏をした時はさすがに静かになり、こだまが明瞭に聞こえました。湖水は澄んでいます。帰りの船は案内も何もなく静かでした。

写真

トンネル入口
トンネル入口

エレベータ
エレベータ

山頂からケーニッヒ湖
山頂からケーニッヒ湖

岩塩鉱( Salzbergwerk )も楽しいです。市内から歩いてもいけない距離ではありません。平地を30分ほど歩けば到着します。貸与される鉱山服を着て、トロッコ電車に乗って探検に出発です。出発時刻が指定できますので、初めに切符を購入しておくことをお勧めします。

途中2か所にスリル満点の滑り台があります(下の写真)。滑っている写真を撮られるので、必死な形相をするのはやめましょう。ショップにはお土産にいい塩を売っています。

岩塩鉱から歩いて5分ほど戻ると Watzmann Therme があります。疲れを癒やすにはもってこいの場所です。ビーチサンダルとボディシャンプーそれにバスタオルを用意しましょう。

岩塩鉱 (Salzbergwerk)
岩塩鉱 (Salzbergwerk)

レストランは Bier-Adam と Braeu-Stueberl に行きました。
Bier-Adam で食べた Gekochte Ochsenbrust はクリームソースに西洋わさびが添えられておりおいしくいただきました。

Bier-Adam はクレジットカードで支払いができます。

Bier-Adam
Bier-Adam

7. ミュンヘン

まずは、市庁舎の仕掛時計。はじめは音楽だけ、次に上段、それが終わると下段の人形が回転し、最後にまた音楽だけという構成です。

マリエン広場の南東にあるペーター教会の塔の上からも眺められますので、11時にペーター教会の塔から、12時から広場からと上下2回楽しめます。ただし、ペーター教会の約300段の階段は少々覚悟が要ります。

ペーター教会の塔から
ペーター教会の塔から

マリエン広場から
マリエン広場から

おすすめしたいレストランは(1) Hackerhaus と (2) Augustiner Keller です。どちらも自家醸造ビールが飲めます。

(1)はマリエン広場から南西にある Rosen St. そして Sendlinger St. とほんの数分歩けば右側に見えます。日本語メニューがあり、値段は英語メニューから番号で照合できます。結構混み合っていましたが日本人客は見当たりませんでした。

(2)はミュンヘン中央駅から、歩いても15分ほどですが、一日券を購入したのであれば試しに使ってみるにはいいでしょう。トラム16番( Romanplatz 方面行)か17番( Amalienburg St. 方面行)に乗り、ミュンヘン中央駅から2つ目の Hopfen St. 駅と次の Hackerbruecke 駅の中間にあるビヤガーデンです( Neuhauser St. にある同名のレストランではありません)。
24年前と変わっていませんでした。緑豊かな広い庭にたくさんの丸テーブル、子供たちの遊び場まであります。私たちは昼食をとりましたが、月曜日だというのに結構人がいました。ここのビールは二日酔いしないと言われていたかと思います。

Hackerhaus のメニュー
Hackerhaus のメニュー

Augustiner Keller
Augustiner Keller

有名な Feiler のハンカチは、Oberpollinger の4階にあります。品数は豊富というわけではありませんが、いくつかのサイズのものがそろっていました。何も言わないのに免税書類を作成してくれました。

もう一つ、デュッセルドルフにお店があるハイネマン( Heinemann )のシャンパントリュフ、とてもおいしいです。量り売りなので必要個数を購入できます。お店はちょっと気づかないところにあります。マリエン広場の東側に面している Ludwig Beck という建物の2階(日本では3階に相当)にこじんまりとあります。なお、その建物の5階は CD ショップです。

8. おまけ

ミュンヘンでの U バーン、S バーンやトラムの切符は自動販売機で購入できます。
なんと日本語 OK のタッチパネル式切符販売機があります(下の写真)。でも、それでも心配なら、ミュンヘン中央駅の地下1階に行けば日本の「みどりの窓口」のような場所があるので大丈夫です。

タッチパネル式切符販売機
タッチパネル式切符販売機

Tax refund についてです。
私たちはミュンヘンからパリ・シャルルドゴール空港を経由して羽田というルートで帰国しました。ガイドブックでは EC 域内の最終地(私たちの場合はパリ)で refund 手続きをすると書かれていますが、これは「原則」とあるように、パリではトランジットだけであると言えばミュンヘン空港で手続きできました。Terminal 1では B の出国ゲート付近にあるのですが、鷲のマークがないのでスタンプを押してもらう場所が見つけにくい!返金手続きカウンターからみて斜め左にある Customer Service のボックスです。

もう一つ。私たちは10日間の滞在でしたが、食事代、交通費などとして現金650ユーロを持っていきました。ニュルンベルクほどの都市でもレストランは現金というところが結構あります。あまり多くのユーロを持っていく必要はありません。クレジットカードで簡単にキャッシングできます。街のあちこちにあり、土日も利用できますし、なによりも手数料が安くてレートがいいです。7月18日に100ユーロ借りましたがレートは1ユーロ137.063円でした。プラス ATM 手数料216円、利息324円(返済期間48日計算)で、結局実質レートは142.46円です。

ドイツは観光客にやさしい国です。妻が重いトランクをもって階段を下りていたら手を貸してくれ、地図とにらめっこしていたら「どうしたの?」と声を掛けてきてくれます。2020年の東京オリンピックでは私たちもこうありたいなぁと思いました。

ただし、電車、バスは並んで待ちません。到着するとドドッと乗降口に殺到します。全員乗車するまで待っていてくれますので焦る必要はありませんが、ここは日本を見習ってほしいです。

ツアープランナーからのコメント

貴重な情報満載の旅行記をありがとうございます!まだまだ情報量の少ないエリアですので、とてもわかりやすく、参考になります。充実した旅程で、めいっぱいお楽しみいただけたようで、嬉しく存じます。それにしても、ドイツはビールのある風景がとっても絵になる気が・・・。

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