スウェーデン
ホームステイ&ゴッドランド滞在とヘルシンキを訪れる17日間

期間:2014年7月3日〜2014年7月19日
N.T. 様

GON-000827

ここ数年夢に見続けた、海外への長期一人旅。

20代最後、独身最後。自分の中で大きな区切りとして、ただの観光地巡りとは違った、自分の好きな場所を好きなだけ、ゆっくりと楽しめるような旅がしたいと思っていた。

最終的に目的地として選んだのが、北欧スウェーデン。
10年前にも一度訪れたが、ストックホルムを駆け足で観光しただけだったので、「次は絶対森と湖が見たい!」「そして森でベリー摘みがしたい!!」というのが今回の旅の目的だった。

久々の海外旅行だったので、手始めにインターネットで「スウェーデン ホームステイ」と検索してみたが、1件もヒットせず、まずその情報量の少なさに驚いた。やっと見つけたサイトが、今回お世話になった「パーパスジャパン」。そして、北欧担当の三世さんだ。

私の「田舎でファームステイをして、森でベリーが摘みたい!!」そしてできれば、「ダーラナ地方に行きたい」というざっくりした希望を叶えるべく、なんの前例もないところからステイ先を探し、これ以上スウェーデンが満喫できるプランは他にないだろう!と思うほどの、素晴らしい旅程を組んでいただいた。

また、三世さんと二人三脚でこの旅をサポートしてくださった現地スタッフの方は、ストックホルム市内から電車とバスで3時間以上もかかるステイ先まで、「自分の目で確かめないと安心できない」と言って、実際に見学に行ってくれたそう。

具体的な旅のプランはこうだ。
ダーラ・フローダの農家のお宅に7泊。その後ストックホルム市内に戻って、現地スタッフの方のお宅に2泊。ゴットランド島へ1泊2日。帰ってきて、ストックホルム近郊のお宅に3泊。さらに、どうしても寄りたかったフィンランドで2泊。

ダーラナ地方は

スウェーデンの原風景が色濃く残っていると言われる場所。フローダという地名は、ガイドブックにものっていなかった。だけど私の希望通り、森と湖、畑、そして澄んだ川のある申し分ない小さな田舎町!花が好きな私にはラッキーなことに、ルピナスを始め、花々が咲き誇る季節に訪れることができた。

フローダまでは、ストックホルムから列車でボーレンゲ下車。ボーレンゲからバスに揺られて40分。ホストマザーの META が、バス停まで迎えに来てくれていた。夜の9時を過ぎているのに、まだ夕暮れ時ってくらいの明るさ。

町の中心にある白い尖塔の素朴な教会から、大きな赤い木造の橋を渡り、1本道をずーっと行った道の終わりが今回お世話になったウォルステッド農場だ。エコ先進国のスウェーデンの中でも、この農場は、農薬や化学肥料を使わず、オーガニックにこだわった野菜を作ることで有名らしい。

おうちの隣には小さなショップと食堂が併設されていて、食堂では META が毎朝何種類ものパンを石窯で焼いている。なんだかクラクラするくらい別世界で、家の中もインテリア雑誌をそのまま再現したかのような、洗練されたかわいらしさ。こんなところで、当たり前に暮らしている人が地球にはいるんだ、ってことが信じられない気持ち。

ホームステイ先
ホームステイ先

ホームステイ先 レストラン
ホームステイ先 レストラン

ホームステイ先(2)
ホームステイ先(2)

翌日から、農場で借りた自転車をフルに活用して、私は毎日フローダの隅から隅まで地図もなしに、思うがまま走り回った。そしてついに、川沿いで野生のブルーベリーを摘んで食べた!!酸っぱい!でも味が濃い!

誰ともすれ違わない牧草地の中の道を抜けて木々の中に入り、標識も何もない道の脇に自転車を止めて、森へも行った。町のシンボルである赤い木造の橋のたもとで、川向こうの教会やかわいい家を見ながら、膝まで川に入って、ジャブジャブした。

納屋を改造したロピス(蚤の市)のおばあちゃんと仲良くなって、買うはずだったレターセットを「旅の記念に」とただでもらってしまった。

村中のトラクターが畑に集合する、トラクター祭りも見ることができた。

忙しいホストファミリーが仕事の合間に連れて行ってくれた、白い花の咲き乱れる美しい小川の横にあるサマーカフェで、芝生の上に無造作に置かれた白い籐の椅子に座ってチョコレートケーキを食べた。町の人の噂話も教えてもらった。

ロピス
ロピス

ダーラ・フローダ
ダーラ・フローダ

ルピナス
ルピナス

トラクター
トラクター

ステイ先を朝の6時前に出発し、ムーラというところにあるダーラへスト工房にも行ってみた。
工房までのバスは一日に3本。行きも帰りも乗客は私一人。だけど、ムーラは本当にいいところだった。

暑くてのどがカラカラなところに入ったムーラ教会でふるまってもらった冷たいスグリ水。教会のそばの美術館。シリヤン湖。
ツアーでは絶対にできなかった体験ができた。

ストックホルムに戻り、ガイドさんのお宅では、ご主人が建てたというゲストハウスに泊めてもらった。夕暮れのキラキラ光る湖を眺めながら、ガイドさんのご家族と大きなボウルに入ったパスタサラダを一緒に食べたこと、一生忘れないと思う。

ダーラへスト工房
ダーラへスト工房

教会
教会

ダーラへスト絵付け風景
ダーラへスト絵付け風景

ガイドさん一押しのゴットランド島は、映画「魔女の宅急便」で、"海の見える町"のモデルになったといわれる街。古い城塞に囲まれた世界遺産の街の中には、黄色や水色に塗られた家の石壁やお庭に「これでもか!!」というほどのバラの花が咲き誇っていた。

ゴットランドはスウェーデン国内で大人気の観光スポットというだけあって、行きも帰りも飛行機の中にいた東洋人は私一人だった。

街中には教会の廃墟がいくつもあって、まるで時間が止まってしまったかのような、自分が映画の中にいるかのような、独特の雰囲気が感じられる。日本に帰ってきて1か月が経つ今も、ゴットランドを思い出すと、サンタマリア大聖堂の重厚な鐘の音が聞こえる気がする。

再びストックホルムに戻って、3つ目のステイ先、ANITTA さんのお家のお庭には、なんと私の大好きなラズベリーの木がたくさんあって、毎日マグカップいっぱいのラズベリーを食べさせてもらった。

また、思いがけず ANITTA のお友達の日本人の方に市内を案内していただくことができ、自分で思い描いていた100倍くらいストックホルムの街を堪能できた。

市庁舎の塔のてっぺんに上り、国会議事堂を通ってセルゲル広場へ。
有名な円形の図書館や、ヒョートリエット市場、ガラムスタン、国立美術館、王立公園。

スウェーデン版モスバーガーといった感じのファストフード店「マックス」のハンバーガーも食べた。

ストックホルム
ストックホルム

ストックホルム市立図書館
ストックホルム市立図書館

ラズベリー
ラズベリー

ストックホルム(2)
ストックホルム(2)

この旅でお世話になった META 、農場のスタッフの皆さん、ANITTA 、ちえこさんとそのご家族、ゆうこさん、本当にありがとうございました。

そして、こんな夢みたいに幸せな旅を実現させてくれたのは全て、パーパスジャパンの三世さんのおかげです。旅の間は私1人だったけど、旅の計画から帰国後の報告までずっと、この旅は私と三世さん2人の旅でしたね。どれだけ感謝しても足りません。

三世さん、Tack sa mycket!!

また絶対スウェーデンに帰りたい!!

ツアープランナーからのコメント

お問い合わせの1本のお電話から始まった私たちの二人三脚でのご旅行でしたね!計画していく中でまるで私も一緒に行くかのようにワクワクしながらプランニングさせていただきました。
ホームステイでは通常のご旅行では味わえない体験をたくさんしていただけたことと思います。私の大好きなスウェーデンを同じように好きになっていただけたようで、本当に嬉しい限りです☆こちらこそ本当にありがとうございました!Tack sa mycket!!

ページのトップへ