オランウータン・蒸気機関車・熱帯雨林
2つのシャングリ・ラに泊まるボルネオ島の休日6日間

期間:2014年9月8日~2014年9月13日
三上 坦 様

GON-000850

コタキナバルのリゾート、シャングリラホテル2か所での滞在でした。旅はほぼお任せツアーでしたので気楽に過ごせました。

さすがにサンゴ礁の海はきれい、真っ青な空に椰子の木と・・・まさしく絵のような・・・

ビーチ
ビーチ

リゾートに付属するオランウータンの保護施設(熱帯雨林)からベビーが2頭出てきて食事をしていました。今回の最大の魅力、この野性のオランウータンです。

ここから東の空に空路1時間くらいのあたり、サンダカン(例の八番娼館があった古くからの漁業基地、日本人も沢山いたようでしたが・・・)あたりの熱帯雨林に生息しているようですが、第二次大戦以後の乱伐でほとんど日本向けに輸出されたようです。

極端に生息域を狭められ絶滅寸前の状態で、中でも親に見放された子供をこのリゾートの近くで保護しているそうです。そして地方政府などが係わって専門家により飼育、最長でも6年たつと捕獲したところに戻すと云うことでした。

オランウータン
オランウータン

何と罪のない顔をして・・・それに比べて彼らを窮地に追いやった、我々人間の罪深さをしみじみと思いました。

次は、旧英植民地時代に造られた北ボルネオ鉄道、いまや観光に一役、薪を燃やして走っていました。機関車に載せて貰い炎暑の中、さらに炎熱を経験できました。

煙の匂いとともに途中2か所の田舎町によりマーケットなどをのぞいて、帰路は車中で四段の重ねのお弁当?の昼食でした。もっとも一般の人達が乗る公共交通役の列車はジーゼルで軽快に走っていましたが・・・

機関車に乗って
機関車に乗って

三日目は東南アジアの最高峰キナバル山(4,095m)を遠望し、麓の植物園へ。

そこへの道すがら朝市で、とれたてのドリアンを3種類もたっぷり頂きました。ランブータン、バナナ、マンゴスティン、ロンガン、パイナップルなどなどトロピカルフルーツを毎日堪能しました。

キナバル山
キナバル山

市場(2)
市場(2)

ドリアン
ドリアン

市場
市場

旬

フルーツを食す
フルーツを食す

植物園から車で20分くらい離れた所に、前日に開花したばかりという、さしわたし80cmあまりの巨大花ラフレシアが咲いていました。これまでの最大は120cmだそうですが、見せて貰ったものも巨大!

ぶどう科植物の根に寄生し、土中から花だけが伸び上って地上部は花だけという変なものです。
花のイメージ・・・きれいというより不気味な・・・
ものの本には悪臭を放つとありますが感じませんでした。

この花は寄生植物のため人工的な栽培は不可能なようです。あらわれてくるところは日陰の鬱蒼とした藪陰のようなところで、自家の敷地内に出てくると大事に囲って料金を取って見せていました。

ラフレシア
ラフレシア

最終日は1日ブラブラ・・・夕食は下町でバクテー(肉骨茶)を楽しみました。

豚の臓物などをそれぞれ別々に煮込んで、薬膳風なスープをかけて食べると云ったものです。脂はほとんど抜けていて、約10種類別々の鍋に入っていて、注文すると希望の部位を皿に盛り、これに薬膳スープをかけて出してくれます。ご飯や油揚げ、中国の揚げパンなどと一緒に食べます。

今回初めて知りましたが、これは夕方4時か5時頃しか店に出しません。午前中からこの時間までは、一般的な中華料理・・・と云ってもマレー半島風?に変化していますが・・・。いままで数回マレーシア(クアラルンプールなどのマレー半島側ですが・・・)を訪ねた際、バクテー、バクテーと分からぬ言葉で訊ねていても、出会わなかった訳がやっとわかりました。改めて看板をよく見ると、『夜市』と書いてありました。

食堂
食堂

夕日
夕日

バクテーを食す
バクテーを食す

ツアープランナーからのコメント

素敵な旅行記をお送り頂きましてありがとうございます。
スコールなどで、曇りがちのボルネオですが、青空ビーチのお写真から、晴天の様子が伺え、嬉しく思います。美味しそうなフルーツや食事風景の写真を見ておりましたら、とっても美味しそうでお腹が鳴ってしまいました。
この度はパーパスジャパンをご利用頂き誠にありがとうございました。

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