「2つのシャングリ・ラに泊まる ボルネオ島の休日6日間」(9月出発)に
参加しました。ある雑誌にジャングルの中を行く北ボルネオ鉄道の記事が載っているのを読み、それを体験してみたくてこのツアーを選びました。
北ボルネオ鉄道に乗るのはツアー3日目。往復4時間の短い旅ですが、古い蒸気機関車でゆっくり揺られていく車内はいい雰囲気。タンジュンアル駅で乗車後すぐに冷たい飲み物やパンとコーヒーが出てきたり、途中駅を通過するたびに乗務員(ガイド)さんが社内で各駅のスタンプを押してくれたりと、観光列車らしいサービス満点。
当然客車も古いのでエアコンが無く暑いのですが、開けっ放しの窓からちょうどいい感じの風が入ってくるのでそれほど気にもなりませんでした。折り返し地点の駅で機関車が転車台で回転して再度連結されるのを間近で見れるのも、今となっては日本ではなかなかできない体験でした。
折り返し地点のパパール駅では、駅を出て街を散策することができます。小さな町ですが、田舎町らしいお店や市場があってフラっと見て回るだけでも楽しかったです。
列車に戻ると、これまた雰囲気満点の金属製の入れ物に入った昼食が客席に準備されていました。野菜の煮物やご飯もの、果物までついてくる本格派でどれも美味しかったです。ボリュームも結構あって、食べ終わる頃にアイスクリームまで配られた時は、相席だった日本人女性の方はさすがに苦笑いしていました。
雑誌を見てイメージしてたような、密林ジャングルの中を走行するような場面は少なかったですが、ゆっくり走る車窓から景色を眺めながらの4時間は期待通りの面白さでした。途中で1か所トンネルがあったせいか、タンジュンアル駅に戻って列車を降りる頃には、服や顔が何となくススのにおいが付いていたのも、蒸気機関車で揺られての旅の楽しさの1つ。
今回の6日間のツアーに参加して良かったと思わせてくれる、素敵なイベントでした。
ツアー名にも冠されているシャングリ・ラホテルは
2つともリゾートホテルとして快適なホテルでした。特にラサリアリゾートの方はすぐ目の前が広いプライベートビーチになっていて、のんびり過ごすには良さそうな印象でした。
隣接している保護区でのオランウータン見学は無事見ることができました。オランウータンに触れることはできませんが、サービス精神旺盛なのか、結構長時間大勢の見学者の前でがんばってくれました。他にリスやサルも見ることができました。
キナバル国立公園での植物園見学やジャングル内でのキャノピーウォークも、興味深い体験でした。今回のツアーで同行してくれた現地旅行会社の添乗員(ガイド)さんは自然に関する知識が豊富で、植物園の中にある植物ほぼ全てについて詳しく解説してくれた事には驚きました。聞けば日本語の他に英語、中国語、韓国語もOKなのだとか。こうした優秀な添乗員(ガイド)さんが手配されているのも、質の高いツアーを作るうえで大切なのだと感じました。
キナバル国立公園に行った日は、他の温泉で足湯につかったり、ラフレシアの花を見たり、途中の市場のようなところで生のドリアンを食べたりと、予想していた以上に盛りだくさんの1日でした。
帰国前日は丸1日自由行動の日でしたので、コタキナバルの街を散策して回りました。やはり陽射しが強いので、帽子をかぶってペットボトルの水を度々買い足しながら回りました。
地元の人たちが行くようなスーパーやショッピングセンターで買い物をしたり、海辺に広がる市場を見て回ったり、途中で安い食堂に入って食事をしたり、充実した自由時間になりました。少し下調べをして行ったつもりなのですが、もっとよく調べて、もう一度くらい訪れてみたい街です。
今回のツアー参加者は総勢14名でした。1人での参加は自分だけだったのですが、一緒に行動するときには他の参加者の方々から声をかけていただいたりしたおかげで、とても素敵な旅になりました。
天候にも恵まれたせいか、ボルネオ島は夕陽が美しいところという印象を持ちました。また機会があれば、パーパスジャパンのツアーで訪れてみたいと思います。