夫婦ともども4月末から5月連休にかけて
休暇が取れることを確認し、急遽3月中旬に申し込みました。
友人からはカリフォルニアでのワイナリーツアーの話を聞いたことがあり興味を持っていたため、パーパスジャパンの HP を拝見した上で申し込み、担当者のかたとの e-mail でのやり取りを中心に打ち合わせ、詳細を詰めることができました。
イタリアワインに関しては無知で、断片的な情報しか持ち合わせていませんでしが、数冊の専門書やワイン雑誌を買い込みにわか勉強をしたうえで出発しました。
またアリタリア航空で幸いプレミアムエコノミー席も確保できたため、快適な旅行となりました。
初日はローマ経由でトリノ市内のホテル Grand Sitea に夜11時ころ到着。翌朝、ゆっくり朝食を堪能したのち、ガイドさんの案内でワイナリーツアーに出発しました。
ガイドさんは20年以上イタリアで暮らす日本人女性で、レストランを経営するソムリエのかたと結婚し、ご本人もソムリエ学校で勉強されワインについての深い知識をもっていらっしゃる方でした。スプマンテで有名なアスティに在住のため、バローロ、バルバレスコのワイナリーにも精通していらっしゃるため、今回のツアーのガイドにはまさにうってつけです。
訪問先はいずれも家族経営主体の、伝統的なワイン製法にこだわるワイナリーです。
ワイナリー訪問第1日目は、バローロの産地である La Morra 村の Aurelio Settimo とバローロ村の Bartolo Mascarello の2件です。いずれのワイナリーでも担当者の方が大変熱心に製法、施設のご説明に加え試飲をさせていただき、また英語も堪能でいらっしゃったため、直接よいコミュニケーションがとれました。特にバローロではカリスマ的存在と言われたバルトロ・マスカレッロの娘さんであるマリア・テレサさんにも直接お目にかかり、素晴らしいホスピタリティーに感激しました。
宿泊先は、世界遺産にも登録された景観を誇る葡萄畑に囲まれた Monforte 村の山頂付近にある Villa Beccaris です。客室数20室あまりのこじんまりとした素晴らしいホテルでした。石畳の坂の上に位置し、Monforte 村の古い街並みや、葡萄畑に覆われた丘陵、さらには遠くにアルプスを一望でき、最高のロケーションと眺望でした。また村の中にある古いお屋敷を改造したモダンなレストランでの夕食にも大変満足しました。
ワイナリー訪問第2日目はバルバレスコを生産する Tenuta Carretta と Piero Busso です。特にピエーロ・ブッソは小さな家族経営のワイナリーですが、ご家族総出で歓待していただき、大感激でした。