「行ってきました!初のイタリア旅行!」
ベネチア2連泊とは言え、「 Hotel Antiche Figure 」に到着したのは真夜中の12時前。翌日の一日を十分使いこなそうと決意!
ホテルチェックイン時、運河を望める部屋を取ってくれていました。ただし、今日一晩は無料アップグレードだけど明日は続けてこの部屋に泊まるなら50€ 必要との事。どうする?と聞かれ、明日に回答すると答える。
部屋はこじんまりしながらも心地良い雰囲気のクラシカルな部屋。窓を開ければ、そこはもう、大運河が目の前。ゴンドラの乗り場にもなっている。係留しているゴンドラを見ているだけで、ベネチアに来た気分が高まる。
シャワーして眠ったのが1時頃。それでも翌朝は7時前に眼が覚め、疲れも余り感じない。旅の興奮がドーパミンを放出しているのか?!
イタリアの朝食は余り期待しないほうが良いとの旅行会社の弁だったが、僕らにとったら、十分な食事だった。パンにおいしいカプチーノ。卵も生ハムもあった。カプチーノのフワフワミルクの泡の上には、毎回違う模様をチョコペーストで書いてくれる気遣いがうれしい。部屋はそのまま50€ 払って泊まることにしました。この眺望はその分の価値が十分ある。
24時間のヴァポレットの券がホテルでも買えて楽~~~。朝、出かけに買い、いざ出陣です。計画通り、サンタルチア駅前のヴァポレット停留場の前から大運河を通ってサンマルコに行く1番に乗る事にした。
このヴァポレットの乗り方、方向、が色々調べたが良く分からなかった。1番は各駅停車で2番は急行列車のようなもの・・・とは何処にも書かれている。しかし、1番にしても2番にしてもどっち方向に走っているのかが不明。旅行会社に聞いて「どっちの方向にも走っていますよ」と聞いても、まだ??????
来て初めて分かりました。たとえばサンタルチア前の船着場。1つではないのです。5個ほどあって、1番の乗り場と2番の乗り場は違います。また島を時計周りで行く方向と反対に行く方向で乗り場が違います。それぞれの船着場に分かりやすく表示してありますから、自分は何番でどの方向に行くかを決めていれば、その船着場で待っていれば良いのです。船にもよりますが、5分も待てば次の船がやってきます。
僕たちは1番の大運河の方向に乗り込み、写真を撮りやすいように一番奥に進みました。この部分には屋根が無いので写真が撮りやすいし視界も広いのです。ただし、船によっては、それが一番後ろになっているものと一番前がそうなっているものもあります。来た船を良く見て場所取りしてください。1番の船はまさしく各駅停車。少し進んだかと思ったら、すぐ対岸の駅に向かい、また対岸の駅と言う感じ。でもそののんびり感が良い。写真もバチバチ取りまくりました。サンマルコ広場前で下船。良い船旅でした!
サンマルコ広場ではトイレ休憩と喉の癒しの為、「フローリアン」に行く事にした。ベネチアで一番古いカフェらしい。
外ではイスをならべ、生演奏をやっている。かなり高額なカフェと知りつつも店に直行。外も良いが、中の部屋の調度品が素晴らしいと書いてあったので、ここは外ではなく中でカプチーノを頂く事にした。
お客様は皆外にいるらしく、中は誰も居ない。僕らだけの専用の部屋になってしまった。噂どおり、中は宮殿の様。静かに一息つくことが出来ました。
ゆっくり一息ついた後は、しばしサンマルコ広場を見学し、対岸のサンジョルジュ・マッッジョーレ教会に行く事にした。サンマルコの鐘楼はすごい人の列が出来ている。対岸のマッジョーレ教会にも鐘楼があり、そっちはすいているという事前調査のもとヴァポレット乗り場へ。2番の乗り場に行けばすぐに船はやって来た。対岸まではあっという間に到着。向かいのサンマルコ広場に比べ、人がほとんどいない。教会の中も数えるほどの人しかいなかった。
鐘楼の上がり場所がわからず、少し探したが、教会に入り、そのまま奥に行き左手に廊下が出てくるので、そこを真っ直ぐ進むと鐘楼のエレベーターがある。その手前で一人6€ を徴収。
エレベーターは1基のみ。6人乗り。待ったのは、先に乗ったおばさん達6人が上がって降りてくる間だけ。次には僕らも乗れた。エレベーターから降りると、そこは360度見渡せるパノラマが広がっていました。ベネチア本島の様子もサンマルコ広場も良く見える。ここは別世界のよう。是非お勧めしたい場所です。写真を撮っている時に突然耳元で大きな音が響き渡った。丁度12時を知らせる鐘楼の鐘の音だった。
ここから又、サンマルコ広場に戻りたかったが、逆方向に戻るヴァポレットがあるのか心配でした。しかし、ありました。ちゃんと逆方向に走る2番のヴァポレットがあり、それでサンマルコ広場に戻り、時計台の下をくぐってリアルト橋まで散策。そこからサンタルチア駅近くのホテルまで、お決まりの迷子になりながらの帰り道でした。
午後は、ホテルで一休みして、再びヴァポレットで、今度は2番に乗りサンタルチア前から逆方向、半時計周りで島をめぐりました。こちらは外洋と繋がり、ビルほどある大型客船が何隻も係留されていました。サンマルコまで来たら、また乗り継ぎして、1番で大運河を南から北へ上がるコースへ。朝と逆方向の船旅です。
その後もレストランの夕食帰りにもう一度ヴァポレットに乗り、24時間チケットは十分使いこなした感じがします。
長くなってしまいましたが、ここベニチアで2泊。その後イタロでフィレンツェで2泊。ローマで3泊しました。短かったですが、ベネチアが一番楽しかったように思います。
最後に、この季節、どこも人で一杯です。長い行列にうんざり。
で、やはり、ウフィッツ美術館やヴァチカン美術館はネットで事前予約しておく事をお勧めします。待ち時間が全然違います。時間を有意義に使えますよ!