目的に合った旅
アロマとハーブを勉強している私たち姉妹は、いつもアロマのテキストに出てくる香水文化の発祥の地グラースや本場のプロバンス地方のラヴェンダーをいつか見に行きたいと思っていました。
今回フランス旅行を企画した時、色々な旅行社をあたりましたが、私たちの望む場所へ行くツアーはなかなかありません。
そんな時に目的に合った旅・・・パーパスジャパンさんをネットで知り、ネットの見積もり依頼に自分たちの希望を書き込み送ったところ、すぐに担当の渋谷さんから私たちの希望通りのとても素敵なプランが送られてきて即決でパーパスさんにお願いすることにしました。
パリからTGVでプロバンス地方へ行く旅
今回はプロバンスが主でパリはおまけだったのですが、メトロに乗りルーブル美術館やオルセー美術館、ベルサイユ宮殿、セーヌ河クルーズなど 結構歩きまわりました。
セーヌ河クルーズは渋谷さんが格安切符を手配してくださり、1,000円で大満足の楽しいクルーズでした。
失敗も多々ありましたが自分たちで調べて色々歩いたことはとても良い経験になりました。
パリはやっぱり素敵でもう一度ゆっくり訪れてみたいです。
パリ リヨン駅からTGVに乗ってアビニヨンへ
TGVの切符を日本で手配してもらっていたのですが、TGVに乗るのも苦労しました。
発車のホームを最後まで間違えていたり、停まっている電車の次の電車だと思いこみ危うく乗り遅れそうになったり。今から思うとハラハラでした。
一等の座席を取ってもらっていたのですが、客層もよく座席も座り心地が良くゆったりと楽しむことができました。
TGVアビニヨン駅からアビニヨンサントル駅へ
私たちがパリに着いた日は気温が40度・・・とても暑かったのですが、アビニヨンも日差しが強くものすごく暑かったです。
この日は法王庁宮殿を見学したり、入り組んだ石畳の小道を散策したりして過ごしました。
ちょうど年に一度のアビニヨン演劇祭の初日で、観光客であふれかえっていました。
プロヴァンス1日目
次の日はホテルまでガイド兼ドライバーの石井さんが迎えに来てくださり、プロバンス終日観光。
石井さんはマルセイユ在住の方でとても気さくで話しやすく楽しい時間を過ごさせていただきました。
まずはリルシュルラソルグの 骨董市に行きました。
リルシュルラソルグは苔むした水車が回っていてソルグ川に沿って市が出ます。
新鮮な野菜や果物、オリーブやお塩。それに布モノやかごなど大好きなものがいっぱいで、楽しくてずっとここにいたい気持ちでした。
リルシュルラソルグを後にして、天空の城ラピュタのモデルになったというゴルドへ。
まさに絶景でした。
ずっと行きたかったセナンク修道院を見学して、ラヴェンダー花盛り・・・。
古い修道院の建物とマッチしてとてもきれいでした。
でもこの修道院も観光化してきたみたいで大型バスが停まっていました。
この後フランスの小さな美しい村 ルシヨン ルールマランなどを回りました。
どの村もそれぞれ美しく心に残りました。
プロバンス2日目
この日はサラゴンのハーブ園とラヴェンダー畑が広がっているというヴァランソールへ。
今回の旅行は実は6月に予定していましたが、せっかくならラヴェンダーの最高の時期にと渋谷さんが現地と連絡を取り合ってくださりベストは7月の初旬ということで日にちが決まりました。
その甲斐あってラヴェンダーは花盛り。そして刈り取りも始まっていて、水蒸気蒸留法の大がかりな作業も見ることができ、しかもガイドの石井さんが現場の方に声をかけてくださり出来たてのラヴェンダーの精油にも触れることができました。
本当にアロマを勉強している者にとっては何よりの経験でした。
ヴァランソールの畑はラヴェンダーとひまわり、そしてオリーブの木の見事な競演でした。
夕方にホテルまで送って頂き石井さんとお別れをして、それからエクスアンプロバンスの町を散策しました。旧市街はとても雰囲気がある町で素敵でした。
コートダジュールへ
この日のガイドさんは梶原さん。
フランス在住40年とおっしゃり34歳の息子さんがいらっしゃるそうなのですが、おいくつなの?と思うくらい年齢不詳の素敵な方でした。
石井さんも梶原さんもびっくりするくらい運転がお上手で、高速も曲がりく練った細い道も狭い駐車場もすいすいすい~でした。
この日は皮なめしが盛んでその手袋に香りをつけるために香り文化が発達したグラースの町へ。
香水博物館、フラゴナールの香水工場見学、ガリマール社の調香体験と香り三昧の1日でした。
ガリマール社の調香体験では自分のオリジナルの香水を作り、梶原さんに教えてもらいフランス語で 「グラースの思い出」と名前をつけました。
熟成したらどんな香りになるのかな??
グラースを後にして、この日は渋谷さんお薦めのサンポールヴァンスの五つ星ホテルに宿泊。
丘の上にはおとぎの国のようなかわいい世界が広がっていました。
5つ星のホテルは広くて素敵でずーっとここで過ごしたい感じ・・・。
この夜はミシュラン1つ星のホテルのレストランでディナーを頂きました。
アペリティフにシャンペンを頼んでプロバンスのロゼワインを頂き優雅な夜を過ごしました。
お料理もシェフのお薦めのコースは9皿もでてもうおなかがいっぱいでした。
明日はニースに向かいフランス最後の日です。
ニースへ
ホテルが素敵なので少しゆっくりめに梶原さんに迎えに来ていただきニースへ向かいました。
この日も日差しがきつく暑い日でした。
この10日間ずっと暑くて暑くて大変でしたが 2003年以来の猛暑だそうです。
ニースではプチトラムに乗り、旧市街や城跡のある丘を回ります。
丘からの地中海の眺めは最高でした。
この10日間本当に色々な町でいろいろな体験が出来ました。
南フランスは食べ物がおいしく町並みもきれいで、ぜひもう一度訪れたい場所です。
石井さんや梶原さんからフランス人の暮らしぶりや教育や政治のことなどなど色々なお話も聞けたし、今振り返ると本当に楽しい旅だったなと思います。
素敵な旅を企画してくださり本当にありがとうございました。