チェコ・プラハと世界遺産を巡るポーランドへの旅 10日間

期間:2015年8月20日〜2015年8月29日
鈴木 照美 様

GON-000992

英語も話せない50歳過ぎのオバチャン2人組がツアーでなくフリープランで行ったチェコ&ポーランド7泊10日の旅行記です。
アクシデントに動揺したり親切な方々に助けられたりしながら無事にそして楽しい思い出を沢山作る事ができました。
以下、1日ずつその旅を振り返っていきたいと思います。

1日目:8月20日(木)

羽田22:55発AF293便でパリへ、そして乗継プラハへ

仕事終了後に羽田から出発できるこの便、大変便利で実は昨年のスペイン旅行の時も同じ便を利用しました。
夜中に移動し現地到着は午前中。
着いたその日も時間があるのは限られた時間しかない旅行者には大変助かります。

よく「長時間の移動の後に疲れない?」と言われますが、「これから旅が始まるぅ~」というテンション高めのため疲れもさほど感じません。
ところが、今回はその行きの便でアクシデント発生となったのです。

順調にいけば12時間35分の飛行でパリに着くはずが、なんと急病人発生によりロシアのモスクワ空港に緊急着陸。勿論、人命最優先の処置に文句はありません。
が、問題はパリからプラハへ向けて乗る予定の乗継便に間に合うか?!です。
様々な不安要素が頭に浮かびました。もしパリ~プラハ間の飛行機が1日1便だったら?とか、もしそうなった場合急にパリのホテルをどうやって手配するのか?等々。
でも、結果は無事に予定の3時間後の出発便に振り替えてもらい遅れながらもその日にプラハへ着く事ができたのです。

帰国してから知ったのですが、この時この航空機遅延についてパーパスジャパンのご担当者の方から私の携帯等に連絡を頂いていました。振替便についてや、それからチェツクイン時間変更をホテルへは連絡した旨など。
ところが私は携帯の電源はオフ、メールアドレスも携帯のアドレスをお知らせしていなかったのでこの大事なご連絡を確認できませんでした。
今回のこのアクシデントに対して、こんなに丁寧なご対応、ご心配をして頂けたのには後から知って大変感激した次第です。

2日目:8月21日(金)

乗り継ぎ:パリ~プラハへ

なんとか無事にその日のうちにプラハへ到着。
空港からホテルへはエアポートバスで市内に移動。
本当はホテルまでタクシーを利用したかったのですがガイドブックには空港で客待ちしているタクシーには法外な料金を請求される事が・・・とあったので、あえてのバス利用。
プラハ本駅で降りてから「さてホテルはどっちに?」。表示もほとんどなくわかりづらく、人に尋ねてだいたいあっちの方向か?と見当をつけながら行くと見つかりました我が宿泊ホテル。
やっと到着です。

石畳の道をスーツケースをゴロゴロ転がしたので相棒のスーツケースが若干壊れたような・・・。石畳みとスーツケース、相性悪しですね。
ホテルで一休みしたあと旧市街とカレル橋方面へ繰り出しました。

写真

写真

写真

オバチャン2人は意外に元気です。
プラハ市内観光は翌日フルに1日予定しているので、今日は夕食を食べがてらの散策。
毎時ちょうどに動きだす旧市庁舎の天文時計の仕掛けが見れました。

写真

写真

骸骨がユラユラ動いて鳴らすガランガランの鐘の音が今も耳に残ります。
雰囲気にひかれ入ったレストランで飲んだチェコビールはちぁんと冷えてて美味しかった~。
やっとの事で辿り着いた旅の疲れが癒されました。

写真

3日目:8月22日(土)

プラハ観光 旧市街~カレル橋~プラハ城

ホテルから全て歩いて観光しました。
プラハの見どころはコンパクトにまとまっていて1日あれば主要な名所を見る事ができます。
という事は人も集中するという事でカレル橋の賑わいはまるで原宿の竹下通りのよう。
でもカレル橋からの眺めは素敵でした。雰囲気のある街並みもプラハのイメージ通りでした。

写真

写真

時間を区切って行動する旅はあまり好きでない私達ですが、プラハ城の衛兵の交代式は正午のセレモニーが大々的との事だったのでその時間に合わせて行きました。
ですがやはりここも人人人。
交代式をなんとか写真に撮ろうと人混みのなか苦心していると誰かが私の肩をチョンチョンと叩きます。
振り向くと写真撮ってあげるよというポーズをしている背の高い外国の方が。どうやら彼は長身ゆえ人の頭越しに写真がとれるので私が苦労しているのを見かねて声をかけてくれたようです。
お蔭さまでしっかり写真がとれました。
旅先で受けた親切ってなんか忘れられませんね。私もどこかで誰かに恩返しせねば!と思います。

写真

プラハ城内の聖ヴイート大聖堂では素晴らしいステンドグラスを見る事ができました。
また高台にあるプラハ城のあたりからはプラハの街が一望できます。レンガ色の屋根がとても印象的でまさに東欧って感じです。

写真

写真

写真

写真

お城から下りてきて旧市街の広場にあるティーン教会へ行くとちょうど結婚式の最中でした。
通りすがりのただの旅の者ですが「どうぞお幸せに!!」と心の中でお声がけ。

写真

写真

そしてプラハ2日目の夜にしてもう最後の夜。
夕食は市民会館の地下にあるレストランへ。
ここはまさにビヤホールレストラン。
アコーディオン奏者の方が曲をひくとビールジョッキ片手に皆で大合唱。こういうのは日本ではなかなか味わえない雰囲気です。
何種類かのチェコビールを飲みましたがどれも美味しかったです。

写真

4日目:8月23日(日)

チエコ~ポーランド(ワルシャワ)へ移動

石畳みにスーツケースを転がす苦労は来る時に散々味わったので、空港へはタクシーを利用しました。
ホテルからのタクシーはそのホテル独自の料金システムで高くつくとガイドブックにあったので覚悟を決めて(?!)乗ったのですが、まぁまぁ想定内の料金でした。

ワルシャワ空港到着後ホテルまでは現地ドライバーの方がいらっしゃったのでスムーズに移動でき予定通りの時間にチェックイン。
ホテルの目の前は立派なランドマーク文化科学宮殿がそびえています。
さすが首都ビッグシティです。

写真

時は既に夕方で閉館時間まであまり時間はないものの、日曜日は入館料無料というのにひかれ「ワルシャワ蜂起博物館」へ。
ホテルからは地下鉄で数駅、下車駅から目指す場所はすぐの筈。
でも一体どっちへ行けば?と地図とにらめっこをしていると「メイアイヘルプユー」の声が。
困ってるらしい旅行者へのまさに女神さまの声。「私についてきて」と歩き出す彼女の後を行き指さす方向には博物館が。
彼女には感謝の気持ちを体でいっぱい表現して別れました。
目的の博物館は結構混んでいましたが一通りは見る事ができ満足しました。

夕食は旧市街のポーランドレストランへ。
内装がシックな洒落たお店でしたが店内で食事をしているのは私達のみ。欧米の人って本当に外で飲食するのが好きですよね。
以前スイスに旅行した際も「店内で食べたい」というと「エッ~?なんで?」と驚かれましたっけ。
東欧の名物料理も口に合わないというものはありませんでした。

写真

写真

5日目:8月24日(月)

ワルシャワ旧市街方面1日散策

今回の旅行で利用したホテル3か所のうち一番気に入ったのはこのワルシャワで泊まったポロニアパレスホテルです。
お部屋もきれいで広いし何より朝食のメニューの豊富さとパンの美味しさはピカイチでした。
立地に関してもワルシャワ中央駅まで歩いてすぐなのでクラクフへの列車移動のある私達にとっては大変便利でした。

写真

ワルシャワでは地下鉄も利用しました。
切符を最初に自販機で買うときはかなりとまどいましたが、英語表示を選択して慣れてきたならばスムーズにできるようになり地下鉄は便利な足として重宝しました。

写真

写真

広い道幅の新世界通りをコペルニクスの像を背にして旧市街目指して歩いていくと、ショパンの心臓が埋められているという聖十字架教会、ワルシャワ大学、大統領官邸と重厚な建物が続きます。

写真

写真

写真

そして旧王宮前への広場へ着くと、様々な色の壁の家がまるでおもちゃのように並んでいてまるで童話の世界の街のよう。
旧王宮の内部はとても美しく素晴らしかったです。
それだけに日本語のイヤホンガイドがなく説明が聞けなかったのが残念でした。

写真

写真

写真

写真

この日の夕食はそろそろ和食が食べたくなりホテル近くの日本食屋さんへ。
こちらに来て何年にもなる店主の方のお話しによるとポーランドは治安がよくて住みやすいとの事。
確かにポーランドのガイドブックには「○○のあたりは要注意」的な記述がほとんどなかったような気がします。その言葉に日本のオバチャン2人組はちょっとホッとしました。

6日目:8月25日(火)

午前:チェックアウトをすませ地下鉄でワジェンキ公園へ
午後:列車にてクラクフへ移動

午後の出発までの空いた時間でワジェンキ公園へ行きました。
写真はショパン像です。

写真

ところが着いた駅を降りるとまた目的地の方向がわからずウロウロ。
その結果時間がなくなり、やっと辿り着いてもすぐに引き返すはめになりました。
今回のチェコとポーランドの旅で行く先々で感じたのは、通り名や観光地への案内標識がとても少なく分かりにくいということ。まぁ迷ったりするのもフリーの旅の良さではあるのですが・・・。

ワジェンキ公園からホテルに戻りスーツケースを取っていざワルシャワ中央駅へ。
荷物を持って迷ったり列車に乗り遅れたりする事のないよう、駅へは前日に下見に行っていましたので珍しくスムーズな移動です。ホームでの行先案内表示も見やすく安心安心。
無事に一等指定席へ。目指すはクラクフ本駅。

写真

写真

写真

定刻通りにクラクフへ到着。

写真

駅ターミナルのタクシーマークに従いながらタクシー乗り場へ向かうも乗り場が見つかりません。
結構大きな駅だったので、ターミナルの外に出ればズラーとタクシーの列が・・・と勝手に想像していのですが一体どこにタクシーが?というありさま。
しばらくして気がついたのは足元の石に書いてある矢印と「タクシー」の文字。矢印の果てターミナルの超端にいました数台のタクシーが。
迷った気分の後だったので女性のドライバーさんにホッとしました。

写真

ホテルで一休みをしたならば、歩いてすぐの旧市街中央広場へ。
ものすごく広い広場で夕暮れから夜にかけての雰囲気が最高に素敵でした。
ライトアップされた建物と旅で開放された気分の人達がレストランで飲んでくつろいでいるその空気感がなんともいえずによかったです。
私が今回の旅で一番気に入ったのは夕刻~夜にかけてのクラクフのこの広場でした。
この日の夕食はイタリアン。期待せずに入ったお店でしたが美味しくて満足でした。

写真

写真

写真

7日目:8月26日(水)

アウシュビッツ強制収容所とヴィエリチカ岩塩抗1日観光

いよいよ今回の旅のメイン。アウシユビッツ見学です。
ガイドさんと運転手さん付きですのでこの日は交通手段等の心配をせず安心して見学三昧。

まずアウシュビッツの人の多さにビックリ。想像以上でした。
見学は列となっていました。
写真は建物の外では撮りましたが、説明を聞きながらの内部ではとても写真を撮る気にはなれなかったです。
幸い日本語のガイドブックが数種類でていたので撮れなかった写真代わりに買いました。

写真

写真

写真

写真

写真

ヴィエリチカ岩塩抗は正直全く期待していなかったのですが素晴らしかったです。
あんなに地下深い場所に馬を入れたり岩塩を削りマリア様像を作成したり塩の結晶でシャンデリヤを作ったりと目をみはる物ばかりで、さすが世界遺産という感じです。
今回アウシュビッツとセットだったのでオマケ位に考えていたのですがはるかに想像を超えて見応えがありました。
ただ撮影には料金がかかるという事でしたので残念ながら写真はありません。
こんなに素晴らしいと知っていたならば多少お金を支払っても写真撮れば良かったです。

8日目:8月27日(木)

クラクフ旧市街観光

前日のアウシュビッツ観光のガイドさんからヴァヴェル城への観光は早く行かないと入場できないという情報をもらっていたので朝食後まずお城へ。
確かに城内各施設入場制限があり早めに行ってチケットを入手しておいて正解でした。
実際、人気のガイド付きツアーは午後には売り切れていたのでガイドさんの情報に感謝です。

写真

写真

私のクラクフの印象は旧市街の大広場が一番強烈に残りました。
正直ヴァヴエル城の印象は薄いです。
また、ここは旅の最終地でもありお土産探しも楽しい思い出となりました。チョコに雑貨に陶器に琥珀のアクセサリー等女性ならば見ていて飽きません。
ここを今回の旅の最後の場所にしてよかったです。

写真

写真

写真

9日目:8月28日(金)~29日(土)

午前:旧市街散策
午後:クラクフ空港~オランダ~パリ~羽田空港へ

2回の乗り換えがあってもなぜこの午後発の帰りの便を選んだかというと、最終日の午前中もまだ現地で買い物する時間がたっぷりとれるからです。
一生に何度も来れない異国の地での滞在時間を1分でも長く…という貧乏根性。
私にとって海外旅行はまだまだスペシャルな大旅行なのです。

往路の航空機遅延騒動があったので2回の乗継の伴う復路は少々不安でした。
幸いどの便も順調に運行し無事に羽田へと帰る事ができました。

最後に

長いようで短い7泊10日の旅は本当にアッという間に終わりました。
今回はアクシデントもありハラハラする場面もありましたが、おおむね順調で事故なく楽しい思い出ばかりを持って帰ってくる事ができました。
これもパーパスジャパン・真々田様のきめ細やかなフォローのお蔭です。

旅行中にいくつか感じた不明点も帰国後にすべて調査し解明して頂いた事は本当に感謝しています。
そこまで明快にご回答頂けるとは正直思っていなかったので驚きました。
今までいろいろな旅行会社を利用してきましたが、今回の旅のパーパスジャパン様のご対応ほど丁寧で納得できるものは初めてです。
このつたない旅行記の場を借りて御礼申し上げます。

また、もし今後ご縁があるようでしたらばその時は是非よろしくお願い致します。

ツアープランナーからのコメント

この度は、パーパスジャパンをご利用頂きまして、ありがとうございます。
ご旅行の目的である「アウシュビッツ強制収容所」やプラハ、ワルシャワなどのヨーロピアン風情が残る街並みをお楽しみ頂け、素敵なご旅行になりました事を、大変、嬉しく思っております。
お問合せからご帰国迄、色々とありがとうございました。
またいつか海外旅行に行かれる機会がありましたら、お問合せだけでも頂けましたら、幸いで御座います。
今後とも、宜しくお願い致します。

ページのトップへ