10月9日から6日間。
弾丸スケジュールですが、ローマ→トリノ(アルバ)→ミラノを巡る視察旅行に行ってきました!
毎年、秋に行われる『国際 白トリュフ祭り』を中心に、北イタリアの美食を巡る旅を
ご紹介します。
期間:2015年10月9日~2015年10月14日
パーパスジャパン:酒井
GON-001001
10月9日から6日間。
弾丸スケジュールですが、ローマ→トリノ(アルバ)→ミラノを巡る視察旅行に行ってきました!
毎年、秋に行われる『国際 白トリュフ祭り』を中心に、北イタリアの美食を巡る旅を
ご紹介します。
アルバは、北イタリア・ピアモンテ州に位置するトリノから車で約1時間(バスなら1時間半程度)の場所にあり、2014年に世界遺産登録されたばかりの地域を有する、景観の美しい街です。
この街で毎年10月~11月の週末に行われるのが『国際 白トリュフ祭り』
世界三大珍味の一つとして有名なトリュフですが、とくに白トリュフは希少価値が高い!
限られた地域、期間(9月~12月)でしか取れず、黒トリュフの3倍以上の高値がつきます。
黒トリュフよりも強く刺激のある香りが特徴ですが、収穫後あっと言う間に水分が抜け香りが
低下してしまうため、日本で本場の白トリュフを味わうのは難しいでしょう。
2015年の開催日
10月10日~11月15日の毎週土曜・日曜日
入場料:3ユーロ
★早朝に行くのがおすすめ
入口で3ユーロ支払い、イベント会場へ入ると・・・
美食を求める人々で大賑わい!
トリュフはもちろん、ポルチーニ茸やパスタ、チーズ、ハム、ワインなどを
生産者が直販しています。
また、トリュフオイルやトリュフ入りチーズなどの加工品もたくさん。
比較的お手軽な値段で手に入れることができます。
そして、メインのトリュフはというと、まるでダイヤモンドのように大きさや質に合わせて
一つ一つに値をつけて販売しているお店も。
お店の方もチカラが入り、白トリュフの素晴らしさを熱弁してくれました。
ここでしか味わえない白トリュフの味を確かめるべく、
アルバ近郊のモンキエロにあるレストラン「トゥラアルテ・エ・クエルチェ」で昼食をとりました。
黒トリュフは加熱して食べることが多いですが、白トリュフは生が一番とのこと。
動物性脂肪と相性が良いので、チーズや卵料理、パスタに直接かけて食べるのだそうです。
パスタが運ばれてきて、店員さんがスライサーで白トリュフをかけていきます。
高級食材がパスタの上に積もっていく!
味はというと、パスタの味付けが非常にシンプル・・・。
トリュフ自体も味がするものではないので、鼻に抜ける香りを楽しむといった感じでした。
ミラノへ移動する途中、アルバから車で30分程度のバローロ村と
バルバレスコ村のワインセラー「ソクレ」に立ち寄りました。
イベント会場でも販売されていましたが、ピアモンテ州は珠玉のワイン生産地です。
「ピエモンテの葡萄畑の景観」こそが、先に紹介した2014年世界遺産登録の場所。
深いコクが特徴のバローロ村、繊細で上品なバルバレスコ村の赤ワインが特に有名で、
ワイン好きの方にはぜひ訪れていただきたいところです。
イタリアワインは2~3年目で飲む早飲みが一般的ですが、
ここのワインは3年以上熟成させるのが特徴。
ブドウの品種、収穫ゾーン、収穫から3年以上の熟成が必要など、特別な条件をクリアしたワイン
だけに与えられる称号「D.O.C.G」に指定されている、イタリア最高級ワインです。
写真では少し分かりにくいですが、ボトルには「D.O.C.G」のラベルが貼ってあります。
お目当ての試飲もバッチリ。
バローロ村にもワイン博物館や試飲スポットがありました。
家族経営の小さなワイナリーが多いため、トリノを拠点としてアルバ、そこからそれぞれの村へと
レンタカーで回るのがおすすめです。
実はトリノ、チョコレートの街でもあるのです!
チョコレート味のスプレッド「ヌテッラNutella」の発祥もピアモンテ。
街中には重厚な店構えの老舗チョコレート店やカフェが並び、
11月にはチョコレート祭りも開催されます。
トリュフ、ワイン、チョコレートと美食が集まるイベントの開催に合わせて
秋のトリノを旅してはいかがでしょうか?
世界遺産チンクエテッレ、世界遺産ヴェローナ、リゾート地コモ湖もあり、見どころは尽きません。
水の都ベネチア、芸術の都ミラノ、食の都トリノ、活気ある港町ジェノバなど、
個性豊かな都市のある北イタリアをぜひ旅してみてください。