専用車と列車で巡るポルトガルハイライト
ポルトガルの世界遺産と小さな街を巡る旅8日間

期間:2016年4月30日~2016年5月7日
関口泰司&早苗 様

GON-001064

初めて訪れたポルトガル、期待していた以上に素敵で、とても魅了されました。

< 1日目(移動)>

成田 → フランクフルト → リスボン。乗り継ぎ時間を含め約18時間かけてリスボンに到着。

空港からホテルまでは専用車送迎にて。ネームプレートを持った現地ドライバーさんと会えてホッとしました。

リスボン空港近くのホテルだったので10分ほどで到着。この日は長時間の移動で疲れていたので、翌日の観光に備えてすぐ就寝しました。

機内から
機内から

ホテル到着時のリスボン
ホテル到着時のリスボン

フランクフルト空港
フランクフルト空港

< 2日目(リスボン → ロカ岬 → シントラ → オビドス)>

観光初日がメーデーに当たり、リスボンの観光名所はほとんどお休みなのでリスボンを後回しにするプランにして頂きました。

はじめは、リスボンから専用車送迎にてロカ岬へ。ロカ岬に着くと観光客がたくさん。人生初の大西洋とご対面。雲ひとつない快晴で素晴らしい景色でした。

続いてシントラへ。11時過ぎに到着しましたが、観光客で大渋滞。45分ほどの自由時間しか取れず、ムーア人の城跡に向かうも時間と体力が足りずギブアップ。

12時にはシントラを出発し、オビドスへ。13時過ぎ、オビドスに到着。城壁に囲まれた小さい街の為、車での通行が規制されていると聞いていましたが、細い道、狭い門、石畳の坂道を運転技術を駆使して宿泊先のポサーダ入口まで送り届けてくれました。ドライバーのパウロさんに感謝!

チェックイン時間より早めの到着でしたが、受付の方の対応がとても親切で、2人分の重たい荷物を持ってすぐ部屋へ案内してくれました。荷物を置いてさっそくオビドスの街を散策。どの景色も素敵過ぎて写真撮影に夢中になり、なかなか前に進めませんでした。

メインストリートにて土産物を物色。陶器の飾りなど可愛い品々といっぱい出会い、たくさん購入しました。名物のチョコレートカップ入りのジンジャも美味しく頂きました。

一通り買い物を楽しんだ後は、城壁を一周する事に。宿泊先のポサーダの脇から城壁に登り城壁ウォーキング、スタート。城壁の道幅が狭く、外側にしか柵がない為、高所恐怖症の方はやめた方が良いかも・・・暑さからくる汗と、恐怖からくる冷や汗をかきながら、一周達成!

ディナーはチェックイン時に予約したポサーダのレストランにて。スープとメインを1ずつと前菜を2人でシェアしました。どの料理も手が込んでいて美味しかったです。

ポサーダの部屋について。重厚感があって落ち着いた雰囲気。洗面所がアズレージョの壁でとても可愛らしかったです。のんびり快適に過ごせました。

ロカ岬
ロカ岬

店先の素敵なディスプレイ
店先の素敵なディスプレイ

オビドスの街並み①
オビドスの街並み①

柵が片側しかないオビドスの城壁
柵が片側しかないオビドスの城壁

シントラの眺望
シントラの眺望

ポサーダの受付
ポサーダの受付

オビドスの街並み②
オビドスの街並み②

ポサーダでのディナー
ポサーダでのディナー

< 3日目(オビドス → ナザレ → バターリャ → コインブラ)>

9時に専用車が迎えに来るので、朝食を急いで済ませてチェックアウト。ドライバーは昨日と同じパウロさん。

ナザレに到着し、この旅の思い出にパウロさんとも記念撮影。教会など少し散策した後、景色を眺めながらパウロさんがポルトガル人の気質について話してくれました。「ポルトガル人は持っている物や就いている仕事なんて気にしない。家族が一番大事。」という言葉がとても印象に残っています。

続いてバターリャ(勝利のサンタ・マリア修道院)へ。観光客も多くなかったのでゆっくり見学できました。専用車送迎最後の目的地コインブラへ。とうとうパウロさんともお別れ。二日も一緒に過ごしたので別れるのが少し辛かったです・・・

気を取り直して、ホテルに荷物を預け、コインブラ散策へ。晴天で日差しが強い中、石畳の急な坂道を一生懸命登ってコインブラ大学へ。目当ての図書館は予約制。チケットを購入すると、入場時間が割り振られるシステム。時間まで大学内を見学→カフェで軽食 → 図書館へ。図書館は撮影禁止の為、豪華な装飾や天井画を目に焼き付けてきました。コインブラに行ったら必見!

その後散策しながらホテルに戻りチェックイン。部屋にはバルコニーが付いていてモンデーゴ川沿いの景色が一望できました。

歩き疲れたので少し休憩し、ディナーへ。ガイドブックでチェックしていた「アデガ・パソ・ド・コンデ」にてシーフードスープとバカリャウ(干しダラ)の炭火焼を頂きました。ハーフボトルワインも頼んで二人で14.7€と激安で美味しいディナーでした。

ドライバーのパウロさんと一緒に
ドライバーのパウロさんと一緒に

バターリャ修道院
バターリャ修道院

コインブラのホテルからの眺望
コインブラのホテルからの眺望

ナザレの景色
ナザレの景色

コインブラ大学の図書館の外観
コインブラ大学の図書館の外観

スープとバカリャウの炭火焼
スープとバカリャウの炭火焼

< 4日目(コインブラ → ポルト)>

朝コインブラを出発し列車にてポルトへ。特急アルファペンドラールの1等車を手配して頂き、広々とした座席にて快適な列車の旅を約1時間。ソフトドリンクのサービスもありました。

ポルト・カンパニャン駅から市街地のサン・ベント駅までは地下鉄に乗り換えて。特急チケットでそのまま地下鉄に乗車可(日本の新幹線と同じシステムのようです。知らなかったので駅員に尋ねてわかりました。)。

ホテルに荷物を預け、早めのランチへ。老舗カフェの「マジェスティック・カフェ」にてフランセズィーニャ(B級グルメ)を頂きました。量が多いと思ったので、1つを2人でシェアすると伝えたところ、半分ずつ取り分けて出してくれました。味付けがちょっと濃かったですが、牛肉も入っていて美味しかったです。店内の木彫りの装飾がとても美しく、優雅なランチタイムになりました。

腹ごなしに、クレリゴス教会の塔に登り、ポルトの街並みを一望。赤茶色の屋根瓦と青い空のコントラストがとても素晴らしく、登ってきた疲れも一気に吹き飛びました。

その後ホテルにチェックイン。部屋に荷物を置いて散策続行。ワインセラー見学&試飲の為、徒歩にてヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアへ。サンデマンの英語ガイドのツアーに申し込みました。ツアーまで1時間ちょっと時間があったので、ゴンドラに乗ってドン・ルイス1世橋の2階まで空中散歩。ゴンドラからの眺めも、橋からの景色も最高!天気に恵まれて本当に良かったです。せっかく来たので橋を往復→ゴンドラで戻り→ポートワインツアーへ。ポートワインの歴史や種類、作り方など一通り説明を聞き、最後に2種類のポートワインを試飲。ほろ酔い気分でサンデマンを後にしました。

20時過ぎ、ファドディナーショーのツアーに参加。ディナーの前にポルトの素晴らしい夕景が見えるセーラ・ピラール・ヴィトーリア展望台までドライブ。素晴らしいサンセットを観賞(当日は日没が20時半頃でした)。昼間とはまた違って、夕日に照らされた街並みはとても美しかったです。

ディナーで向かったのは「 O Fado 」というこじんまりしたレストラン。スープ、メイン、デザートの3コースディナーを頂きました。伝統的なキャベツのスープがとっても美味。メインのサーモンも食べ応えがあって、ワインが進みました。食事の途中からファドのライブがスタート。歌声がとても心地良くうっとりしてしまいました。

特急アルファペンドラール
特急アルファペンドラール

Majestic でフランセズィーニャ
Majestic でフランセズィーニャ

ドン・ルイス1世橋の前にて
ドン・ルイス1世橋の前にて

ポルトの素晴らしい夕景
ポルトの素晴らしい夕景

うっとりさせられたファド
うっとりさせられたファド

ポルト・サン・ベント駅
ポルト・サン・ベント駅

塔の頂上からポルトを一望
塔の頂上からポルトを一望

ワインセラー「サンデマン」
ワインセラー「サンデマン」

キャベツのスープとサーモン
キャベツのスープとサーモン

< 5日目(ポルト → リスボン)>

10時オープンのレロ書店に行く為、早起きをして出掛けました。オープンと同時に入店チケットを購入(大人1人3€)し、一番乗りで書店に入場。残念ながら改装中だったので足場が組まれていて天井画がまったく見えない状態でしたが、空いているうちに見学が出来て良かったです。

ホテルに戻りチェックアウトを済ませ、荷物を預けてポルト最後の観光。日本語イヤホンガイド付きの2階建て観光バスに乗って、観光名所を巡りました。

ランチはポルト・カンパニャン駅から徒歩5分の「カーザ・アレイショ」(日本語メニューあり)にてタコの天ぷらとタコのご飯を頂きました。タコが柔らかくてとっても美味でした。

ポルト滞在は約1日半と短時間でしたが、ぎりぎりまで満喫し、夕方、特急アルファペンドラールにてリスボンへ。今回も1等車を手配して頂き、快適な列車の旅(ほぼ爆睡)を約3時間。

21時頃リスボン・サンタ・アポローニア駅に到着。駅前のタクシー乗り場にてタクシーを拾い、ポンバル侯爵広場近くのホテルへ。

ここまで各地にて1泊ずつと慌しかったのですが、やっとリスボンにて2泊。静かで落ち着いた場所に面していて、部屋も調度良い広さとモダンな作りで快適に過ごせました。

あいにく改装中のレロ書店
あいにく改装中のレロ書店

2階建て観光バス
2階建て観光バス

アズレージョに覆われた教会
アズレージョに覆われた教会

足場を避けて撮ったレロ書店
足場を避けて撮ったレロ書店

タコの天ぷらとタコのご飯
タコの天ぷらとタコのご飯

リスボン・サンタ・アポローニア駅
リスボン・サンタ・アポローニア駅

< 6日目(リスボン)>

ずーっと天気に恵まれて暑い位でしたが、リスボン観光初日はあいにくの雨でした。午前中は現地ガイド+日本人アシスタントの方々と観光。

土砂降りの中、ベレンの塔 → 発見のモニュメン ト → ジェロニモス修道院 → パスティス・デ・ベレン(エッグタルト)に案内して頂きました。公共の交通機関を利用しながらの観光でしたので、その後の自由行動にもとても役立ちました。現地ガイドさんが付いていたおかげで、行列が出来ていたジェロニモス修道院にも待たずに入場。(行列に並んでいたら雨の中1時間以上は待たされたでしょう・・・) 日本人アシスタントのコバヤシメグミさんもとても親切で解説もわかりやすく、半日だけでも現地在住の日本人の方と過ごせてとても有意義でした。エッグタルトはここが一番!シナモンパウダーをかけたらますます絶品!!

ガイドさんたちと別れた後は自由散策。リベイラ市場にてお土産用に缶詰を購入 → コメルシオ広場 → 「マルティーニョ・ダ・アルカーダ」にてイワシの炭火焼のランチ(脂がのっていて美味。白米が欲しくなりました。) →サンタ・ジュスタのエレベーター→サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台(消臭力のCMのところ)などなど散策しました。

ホテルに戻り少し休憩後、地元でも人気の「セルヴェジェリア・ラミロ」へ。いつも行列と聞いていたので、事前に予約済み。当日も店先に行列が出来ていたので予約して行って大正解!予約して下さった西澤さんに感謝です!!シーフードに冷えた白ワインが最高!デザートにビーフステーキサンドを頂きました。このデザート、にんにくが利いていてかなり美味でした。マスタードがよく合う!!

ライトアップされた街を軽く散歩してから、地下鉄に乗ってホテルに戻りました。

ベレンの塔・ミニチュアと一緒に
ベレンの塔・ミニチュアと一緒に

行列のジェロニモス修道院
行列のジェロニモス修道院

パスティス・デ・ベレン
パスティス・デ・ベレン

サンタ・ジュスタのエレベーター
サンタ・ジュスタのエレベーター

人気店「セルヴェジェリア・ラミロ」
人気店「セルヴェジェリア・ラミロ」

リスボンの夜景(2)
リスボンの夜景(2)

発見のモニュメント
発見のモニュメント

ジェロニモス修道院の回廊から
ジェロニモス修道院の回廊から

イワシの炭火焼
イワシの炭火焼

アルカンタラ展望台
アルカンタラ展望台

リスボンの夜景(1)
リスボンの夜景(1)

< 7日目(リスボン → 帰国)>

とうとうポルトガル旅行最終日。最後の最後までアクティブに観光へ。地下鉄とトラムに乗ってサン・ジョルジェ城へ。停留所から城まではかなりきつい坂が続きますが、見晴台からの景色は必見です。曇り空でしたが、リスボンの街並み見納めには最高の場所でした。

続いてポルトガルスイーツ食べ納めに、「ブラジレイラ」へ。店内は混んでいたので、店先のテラス席にてパォン・デ・ローとガラオンを頂きました。シナモンの風味でガラオンにピッタリ。
カフェの近くのチョコレートショップにてバラマキ土産を買ってユーロを使い切り、地下鉄でホテルに戻りました。

ホテルのフロントスタッフの方は最後まで親身でした。「スーツケースを広げるならここを使って」「トイレはここだよ」「迎えの車が来たよ」と・・・

駆け足で巡ったポルトガル、人々の優しさにたくさん触れる事が出来、世界遺産、歴史的建造物、美しい街並み、美味しい料理&スイーツを堪能し大満足の旅となりました。

サン・ジョルジェ城からの眺望
サン・ジョルジェ城からの眺望

詩人のペソアさんと
詩人のペソアさんと

パォン・デ・ローとガラオン
パォン・デ・ローとガラオン

< 最後に・・・>

2012年のクロアチア旅行でお世話になり、今回もポルトガル旅行をアレンジして頂いた西澤さん、どうもありがとうございました。早いうちから相談に乗って頂き、的確なアドバイスもして頂き、おかげ様で希望通りのプランにて充実したポルトガル旅行になりました。

ホテルのチョイスも私たちの好みをよくご存知で、不自由なく過ごせました。リスボンの半日観光(現地ガイド+日本人アシスタント同行)もとても良かったです。添乗員同行の団体ツアーにしなくて良かったです。

次回のヨーロッパ旅行もぜひ、よろしくお願いします。

ツアープランナーからのコメント

旅行記はとっても読みごたえがあって、情景が目に浮かぶようです。厳選いただいたお写真はさすがですね。夜景がこんなに美しく撮れているとはほんと驚きです。お食事の写真も、食い入るように拝見いたしました。ありがとうございました。

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