5月30日(月)
羽田からルフトハンザ機に乗り、フランクフルトでナポリ行に乗り換え、トラブルもなくほぼ予定どおりにナポリの空港に到着。
迎えの車でソレントのホテルに直行しました。
車の中で「帰れソレントへ」の鼻歌を歌っていたら、それまで無口だったドライバーさんがスマホでテノール歌手の歌う本物の「帰れソレントへ」を流してくれました。
主人と二人で「ブラボー」と言いながら拍手をして、これぞイタリアだねと深夜の車の中で盛り上がりました。
期間:2016年5月30日~2016年6月12日
H様ご夫妻
GON-001083
羽田からルフトハンザ機に乗り、フランクフルトでナポリ行に乗り換え、トラブルもなくほぼ予定どおりにナポリの空港に到着。
迎えの車でソレントのホテルに直行しました。
車の中で「帰れソレントへ」の鼻歌を歌っていたら、それまで無口だったドライバーさんがスマホでテノール歌手の歌う本物の「帰れソレントへ」を流してくれました。
主人と二人で「ブラボー」と言いながら拍手をして、これぞイタリアだねと深夜の車の中で盛り上がりました。
今日は快晴、よく寝たので体調も良くポンペイの観光にワクワクです。
ホテルから歩いて10分足らずの駅から電車に乗りました。
以前来たときはツアーでしたので2時間足らずの観光でしたが、今回は秘儀荘から円形競技場までゆっくりと見学することができました。
自由旅行はやっぱりいいですね。
午後4時過ぎにはポンペイからソレントに戻り、マリナ・グランテ地区まで歩き、ネットで下調べしていたレストランに行きました。
難解なメニューをじっくり見ても分からず、ウエイターさんに「うに」の絵を描いて見せると「太陽?」なんて言われて主人は大笑いするし、私は大慌て。
そこへ陽気な女性スタッフが現れすぐにわかってくれたので、うにのスパゲティーやムール貝の蒸し物なども無事オーダーできました。
もちろんどれも美味しくて大満足でした。
カプリ島観光の日です。
ソレントの港からカプリ島まで30分くらいでした。
カプリ島に着くと小雨模様。ケーブルカーでウンベルト1世広場に行きました。
今日はミニハイキング。コースはこの広場から出発です。
さっそく歩いて「天然のアーチ」に着いたら修理中でたくさんの足場が組まれていてがっかりしましたが、それでも足場から垣間見える海の色がコバルトブルーできれいでした。
この先はしばらくレストランもないので、「天然のアーチ」近くのレストランでお昼ごはんにしました。
ハイキングの後は、バスでアナカプリに行きバスを乗り換えて「青の洞窟」に行きました。
中は本当にきれいなブルーで不思議でしたが、意外に狭い空間でうっとりする間もなくボートは外に出てしまいあっけない感じ。
主人は写真を撮る暇もなかったようでした。
カプリ島は景色が素晴らしく、1泊するともっとゆっくりしできたなぁと少々心残りでした。
夕方おそくにソレントに戻り、昨日と同じレストランで夕食。
美味しい料理とワインですっかりいい気分。
ソレントの夕暮れの中のレストラン
ソレントのマリナ・グランテ地区
今日はタクシーでアマルフィーに移動します。絶好のドライブ日和です。
ホテルで予約してもらったドライバーさんは少し英語ができる方でした。お話しではアマルフィー海岸の景観保護のためには住民の日常生活は苦労が多いとのこと。
ボディーが傷だらけの車とすれ違いながら、我らの名ドライバーは難なくホテルに到着。
アマルフィーのホテルは素晴らしいロケーションで、アップグレードをお願いして良かった。
夜はホテルのレストランで食事。
おしゃれなお料理で、またまたワインを飲み過ぎてしまいました。
レストランを出るころには雨がふりだし、ホテルの前の道路が川のようになってしまい歩行者はずぶぬれでした。
この夜は久しぶりにバスタブにつかりゆっくりと休めました。
朝方まで雨でしたが、朝ごはんのころには雨も止みやれやれ。
ホテルの豪華な朝食をたっぷり食べた後、インフォメーションで情報を仕入れ、バスでラベッロに行きました。
くねくねした山道を登り見晴らしのいいラベッロに到着。
お天気も良くなり、ヴィッラ・ルーフォロ、ヴィッラ・チンブローネからの風景をじっくり楽しめました。
ラベッロからの帰りのバスは遅れてきたうえに大変な混雑。
さらに海岸線に入ってからは渋滞に巻き込まれ、ドライバーさんの勧めもあり乗客は途中からバスを降り歩き出しました。
思いがけず止まったままの車の列のなかを縫うように歩いてホテルに戻りました。
今日は、今回の旅のメインイベントのハイキングです。
ネットで見つけた“Sentiero Degli Dei”「神々の道」というハイキングコースを歩きます。
朝7時ちょっとのバスに乗りアッチェレ・ボメラーノという村まで行き標識に沿って歩き始めました。山の中腹を空と海を見ながらのハイキングです。
ほとんど一本道ですし、コースの所々に番号があり地図(インフォメーションでもらった)上の番号と照らし合わせて自分がどこにいるのか良くわかり、安心して歩くことができました。
お天気にも恵まれ、まさに「神々の道」でした。
時々出会うハイカーとあいさつしながら2時間程で目的地のノッチェレに到着。
予定していたノチェレの見晴らしのいいレストランが開くまで1時間ほどあり、どうしようかと思いながらバス停に行ってみると、ちょうどバスが待っていましたのですぐ乗ってしまいました。
30分ほどでポジターノの街の真ん中に到着。
静かな山道をあるいてきたせいか、大勢の人にびっくり。主人曰く「浅草寺の仲見世のようだね」・・・に私は?
昼食後、3時ころの船に乗ってアマルフィーに戻りホテルで一休み。
砂浜にせり出したレストランを予約してアマルフィー海岸、最後のディナーに出かけました。
きょうも快晴、ペストゥム遺跡に立ち寄り、マテーラに行く日です。
頼んでいた現地ドライバー、ジャンビートさんが8時半に迎えに来てくれました。
遺跡好きの私が行ってみたかったペストゥム遺跡は想像以上に素晴らしいところでした。大きな神殿はもとより、当時の衣装を着た人々が昔の生活を再現して観光客の質問に答えていました。医療器具、台所道具など興味深く、楽しい時間を過ごしました。
考古学博物館では残念ながら「飛び込み男の墓」は修理中で実物は見られなくて心残りでした。
昼食後、ペストゥム遺跡をあとにしてマテーラに向かいます。
ペストゥム近郊は水牛のモッツァレラチーズが有名なところだそうで、ジャンビートさんおすすめのチーズのお店に立ち寄りました。試食をさせていただき、本場のモッアレラの美味しさに思わず主人と驚いて顔を見合わせました。
ジャンビートさんは自分の夕食にとチーズを買い、今夜は楽しみだとご満悦でした。かなりのグルメらしくこれから行くマテーラ、オストーニ、アルベロベッロ、ポリヤーノ・アマーレのレストランも教えてもらいました。
ホテルに着くと同時に雷、強い雨と危機一髪のタイミングでホテルに入りました。
雨も止み日が落ちた町を散策後、ジャンビートさんに教えてもらったレストランへ行きました。
次から次に出てくる前菜がどれも美味しく、あとの料理が食べられるかしらと心配でしたが、メイン料理の炭火焼きラム肉も平らげ我ながら大きな胃袋に感謝(?)です。
今日はマテーラの街を対岸から見るためのハイキング。
サン・ピエトロ・カヴェーオーソ教会近くから谷を降り川にかかっている吊り橋を渡り対岸の丘に行きます。
途中、ブラジルから来た家族、アメリカから来た6人組、オランダのご夫婦などと一緒になり楽しくおしゃべりをしながら登って行くうちに対岸に到着。
主人も絶景を楽しんで写真をたくさん撮りました。
マテーラはメル・ギブソンが監督をした映画“THE Passion”が撮影された場所でした。
だいぶ前に観たのですがキリスト最後の24時間のお話しで、石の階段や岩の家などセットにしてはリアルだとは思って観たのですがロケ地がマテーラだったとはと知らなかったので感動しました。
ハイキングの後は街の散策後、ホテルの地下プールを体験。
プールはとても深く、泳ぎの苦手な私はこわごわでしたが、青の洞窟のようなブルーで奥にはジャグジーもありなかなか素敵でした。
主人は大好きなサウナで汗を流し、二人で床暖房の部屋の長椅子に寝転がって1時間程うとうと。すっかりリフレッシュできました。
マテーラには中華料理店があるらしいとの情報を仕入れていたので、行ってみました。
「SAKURA」 と日本名で書いてある店を見つけたものの中華料理店?といぶかしく思い、しばらく迷った末、思い切って入ってみました。
写真つきメニューにはお寿司などの日本食と中華料理ありますます不安。言葉が通じないまま、中国人女性に何とか注文ができました。
とりあえず枝豆とアサヒビールをオーダー、あっという間に出てきたおしんこ巻、焼きそば、鶏肉とアーモンドの炒め物などを食べている途中に停電。真っ暗な中、二人で笑をこらえながら食事をしました。しばらくして電気もつき一安心、その間お客は私達だけ。なんだか落ち着かないまますべてを食べたあと、枝豆がやっと出てきました。
お勧めはしませんが、どうしてもイタリアンに飽きた時に行ってみては…。
今日はマテーラからオストーニに行きます。
グルメドライバーのジャンビートさんにお願いしていました。
ターラント経由でオストーニに到着。
ホテルの前の道から白い丘の古い街が見事です。
パーパスジャパンの芦村さんおすすめの街で、私たちもすっかり気に入りました。
グルメのジャンビートさんおすすめのレストランを予約。
岩をくりぬいたような雰囲気のいいレストランでした。
オストーニのレストランお隣のテーブルにはイギリス人のご夫婦が座り、写真を撮っていただいたのがきっかけで楽しいおしゃべりが始まりました。新婚旅行でローマに来て以来40年間毎年イタリアに来ているとの事。ご主人はオールドカーのレースなども楽しむとか。白いおひげが素敵でした。
今日は午後からアルベロベッロに移動します。
タクシーを頼んでいましたので今日から3泊するチャーミング・トゥルッリに向かいました。とんがり屋根の家が増えてきて期待が高まります。
2時に到着、3時からのチェックインでしたので荷物を近くのレストランに預け街に繰り出しました。
かわいい屋根の家が並ぶ風景は写真で見ていましたが、自分がその中にいるのが不思議でした。
チェックインの後また街に行き、予約していたレストランで食事。地元の瓶ビールをのみ美味しい料理に大満足でした。
今日はアルベロベッロから車で30分くらいのカステッラーナ・グロッテ、海沿いの街ポリニャーノ・アマーレに行くことにしました。
前日に予約していた車に乗り込み出発です。
カステッラーナ・グロッテは鍾乳洞で9時から2時間歩くコースを選びました。
イタリア語のみのガイドが2人ついてドイツ人3人、イタリア人4人、そして私たち日本人2人で出発です。
奥にある「白の洞窟」は入っていくと照明のスイッチが入りなかなかの演出でした。写真が禁止されているので主人は物足りなそうでしたが、2時間のコースは足元も安全で、洞窟好きにはお勧めです。
2時間のコースと洞窟の模型や採取した岩石などをみて、待っていてもらった車でポリニャーノ・アマーレまでドライブ。
イタリア語のみのドライバーさんは寡黙でしたが親切な方でした。
宇多田ヒカルさんが結婚式をした教会ではちょうど結婚式の最中でした。
お昼はグルメドライバーのジャンビートさんに聞いていたレストランを13時に予約していました。有名な海岸に近い場所にありすぐわかりました。
食事を初めてすぐ土砂降りになり、きれいだった海岸が泥水のようになったのにはびっくりでした。
ここのレストランも美味しく、とくにレモン風味のリゾットは絶品でした。
夕食はアルベロベッロのお肉屋さんで鳥の丸焼き、サラダ、リコッタチーズ、ワインを買い込みトゥルッリホテルの部屋でディナー。
キッチン、ダイニングテーブルもあり我が家のようにくつろぎました。
今日はアルベロベッロの近郊の街、マルティナ・フランカ、ロコロトンドをたずねます。
アルベロベッロの駅からまず2駅先のマルティナ・フランカへと向かいました。駅からバスで街の中心部へ。思ったよりにぎやかな街でした。駅にはいろいろな電車が止まっていて、主人は楽しそうに撮影。
その後ロコロトンダに移動して街の下まで行き全体をながめてきました。どの街もきれいでかわいらしいところでした。
アルベロベッロに戻りいよいよ南イタリア最後のディナーへ出かけました。
今夜はジャンビートさんおすすめのトッルッリが密集している場所の地元料理のレストランです。
ステーキや大好きなえびのグリルにカルボナーラなどまたまたたくさん食べてしまいました。
ホテルに戻り荷物を整理して、明日の帰国の準備です。
楽しい時間は何と早く過ぎるのでしょう、今回も素晴らしい旅でした。
迎えのタクシーに乗り、一路バーリ空港へ。
徐々に帰国モードになってきました。
ミュンヘンのラウンジでスパイシーなカレーを食べ、ビールを飲んで相変わらず食い意地は健在。
羽田行に乗ると日本人が多くなり帰国を実感。
やっぱりイタリアはどの街も食べ物は美味しく、歴史もあり、見所がふんだんにあって、何度でも行きたくなる国です。
今回も地元の人をはじめとして、いろんな国の旅人との楽しい出会いなど貴重な経験ができ本当に良い旅でした。
パーパスジャパンの芦村さんには今回もいろいろとお世話いただきありがとうございました。
またお願いできる日を楽しみにしています。
昨年のポルトガル旅行に続き、今年は南イタリアのご旅行手配をご依頼頂き、誠に有難うございます。
今回は各都市連泊を多く含め、個人旅行ならではのゆったりとした行程。お荷物を置いて様々な場所を訪ねるスタイルで、地元の街並みや食文化を存分にお楽しみになられたご様子ですね。ご夫婦で仲睦まじく各地のご旅行を楽しまれていらっしゃる姿、とても素敵で羨ましい限りです。
またそのようなご旅行のお手伝いができれば幸いでございます。