バルト2か国 ~ ラトビア・エストニア周遊の旅12日間

期間:2016年9月16日~2016年9月27日
K 様 ご夫妻

GON-001111

旅行先の選定まで

ハネムーン旅行の目的地については、いくつか候補があったのですが、これからの10年間で景色が変わってしまう(かも知れない)国、ここ最近の発展が目覚ましい国という観点から、つい2年ほど前に通貨がユーロに移行したばかりのラトビア、ならびに隣国のエストニアを選びました。

ラトビア (リーガ) までの移動

北欧経由の便が取れなかったため、往路復路ともにフランクフルト経由となりました。トランジットの時間が短くなるよう手配していただいたこともあり、そこまで負担感もなく移動ができました。

往路は若干の遅延があり、リーガのホテルには深夜に到着。こういう時に空港とホテルの間を専用車で送迎していただけるのはありがたいですね。

ラトビアでは、バルト海に面したリエパーヤに始まり、スィグルダ、リーガ、ツェーシス、スィグルダを周りました。

■ リエパーヤ

ビーチを擁する観光地でありながら、音楽にも力を入れているリエパーヤでは、丁度オルガン音楽祭の期間とぶつかり、世界最大とされる三位一体教会のパイプオルガンでコンサートを聴くことが出来ました。流石にパイプの数が多いだけあって、非常に複雑な音色が印象的でした。普段あまりクラシックを聴かない妻も気に入ったご様子。

リエパーヤの海岸
リエパーヤの海岸

リエパーヤ中心部からバスでカロスタへ。集合住宅が立ち並ぶ中に突然ロシア正教の聖堂が現れます。
リエパーヤ中心部からバスでカロスタへ。集合住宅が立ち並ぶ中に突然ロシア正教の聖堂が現れます。

歩道に埋め込まれた音符を辿って、名所を周ります。
歩道に埋め込まれた音符を辿って、名所を周ります。

■ クルディーガ

どこかアメリカの西部劇を思わせる町並み。緑の綺麗な公園の中に、とても雰囲気のいいカフェがあり、そこでお茶をしたり、大小いくつかある教会を周ったり。

この街に限らず、今回の旅行ではいいカフェが沢山ありました。

クルディーガの町並み
クルディーガの町並み

リーヴ広場から聖ペトロ教会方面を望む
リーヴ広場から聖ペトロ教会方面を望む

クルディーガ散策中に猫に遭遇
クルディーガ散策中に猫に遭遇

■ リーガ

旧市街を一通り散策したほか、新市街方面へ行って古聖ゲルトルード教会、ユーゲントシュティール建築が密集するアルベルタ通り、パウルス・ストゥラディンシュ医療史博物館などを見て周りました。

ゲルトルード教会は落ち着いた雰囲気で、我々夫婦がリーガでみた教会の中では一番好きでした。ユーゲントシュティール博物館では当時の建築の内装も見学することができます。残念ながらルァゼンタールス博物館は閉館中で見学できず。

食事はレストランに行った日もありましたが、中央市場で英語が通じないおばちゃんからボディーランゲージで手に入れたトマトときゅうりのピクルスがとてもおいしかったです。

ゲルトルード教会
ゲルトルード教会

ユーゲントシュティール博物館内部
ユーゲントシュティール博物館内部

中央市場(肉・魚・野菜のほか、鞄などなんでも売っていました)
中央市場(肉・魚・野菜のほか、鞄などなんでも売っていました)

ゲルトルード教会(2)
ゲルトルード教会(2)

ユーゲントシュティール博物館内部
ユーゲントシュティール博物館内部

■ ツェーシス

のんびりとした雰囲気の小さな町ですが、中世からソヴィエト占領の時代にいたるまで、何度か歴史的な出来事の場面となった街だそうです。半日もあれば街全体を見て周ることができますが、緑豊かな公園もあり、ゆっくりと過ごすにはとてもいい環境。

タクシーを呼んでもらい、アーライシ湖の野外博物館へも行きました。ここもおもしろかったのですが、帰りにそこから1kmほど離れた風車へ寄ってもらったところ、丁度夕日で草原がオレンジ色に染まりだし、非常に美しい景色が見られました。

街のゆったりとした雰囲気、そして町中だけでなく、少し離れた場所にある自然の美しさなど、今回訪れた街の中では、ツェーシスが一番のお気に入りとなりました。

ツェーシスの公園
ツェーシスの公園

風車の丘からの眺め
風車の丘からの眺め

アーライシ湖近くの風車。連れて行ってくれたタクシードライバー、近所の飼い犬と共に。
アーライシ湖近くの風車。連れて行ってくれたタクシードライバー、近所の飼い犬と共に。

■ スィグルダ

スィグルダへはツェーシスから日帰りで訪れました。電車の本数が少なくバスでの移動となりました。電車利用の場合はリーガからの方が便利そうです。

トゥライダ城のある博物館では、古いサウナを再現した建物などがあったり、係員のおばさんが伝統的な衣装を着ていたりと、お城以外にも見所が多くありました。その他クリムルダ城址、スィグルダ城址なども見て周りましたが、基本的に徒歩での移動だったため、一日がかりでの観光となりました

トゥライダ城の博物館。係員の女性が編み物中。
トゥライダ城の博物館。係員の女性が編み物中。

エストニアへ

エストニアではパルヌ、キフヌ島、タリンを訪れました。

■ パルヌ・キフヌ島

ラトビアのツェーシスから専用車にて、途中パルヌに1時間ほど寄って、港のあるムナライドまで移動。そこから新造されて間もないというかわいらしい外装のフェリーに乗ってキフヌ島へ。

生きた博物館といわれるキフヌ島も、近年は観光産業が発展してきているようで、夏にはそれなりに人が多く訪れるとのことですが、もう9月末ということもあり、島民も含め、人影は殆ど見られず、とても静かな雰囲気の中で滞在ができました。

小さな島なので、宿泊したゲストハウスで自転車を借りて島内を一通り見て周ることが出来ました。

フェリーにてキフヌ島へ
フェリーにてキフヌ島へ

ゲストハウスの庭。栗があちこちに落ちていました。
ゲストハウスの庭。栗があちこちに落ちていました。

■ タリン

再びフェリーで本土に移動し、専用車でタリンへ。ホテルは聖ニコラス教会とアレクサンドル・ネフスキー聖堂が見える部屋でした。

今までとは比べ物にならないほど人が多く、日本人の姿も多く見られました。緯度が高いせいか、ラトビアよりも少し季節が進んでいる印象。

早々に見どころを見学した後は、お土産の調達。エストニア人のアーティストの作品を集めたギャラリーなど、趣向を凝らしたお店が多くあり、珍しいお土産を買うことが出来ました。

タリンのホテルからの眺め。朝焼けの中を鳩が飛び交っていました。
タリンのホテルからの眺め。朝焼けの中を鳩が飛び交っていました。

タリン旧市街。展望台に上っている途中の景色です。
タリン旧市街。展望台に上っている途中の景色です。

アレクサンドル・ネフスキー聖堂。街路樹は紅葉が進んでいました。
アレクサンドル・ネフスキー聖堂。街路樹は紅葉が進んでいました。

聖ニコラス教会。死の舞踏もさることながら、ステンドグラスが綺麗でした。
聖ニコラス教会。死の舞踏もさることながら、ステンドグラスが綺麗でした。

最後に

やや雲の多い日が多かったものの、雨に降られたのはスィグルダの午後一部の時間帯のみ。キフヌ島の人に、この時期は雨が非常に多く、嵐のような天気になることも珍しくない。あなたたちは非常にラッキーだと言われました。

私(夫)はラトビアを訪れるのは今回が2回目(前回は2011年)でしたが、通貨がユーロに移行した影響などもあり、物価はやや上昇した印象があります。

ただ、料理は何を食べてもおいしく、量も多いため、値段以上の価値があると思います。また、前回は叶わなかったリーガ以外の街への訪問も果たすことができ、大変満足です。

パーパスジャパンさんに旅行のアレンジをお願いするのは今回が3回目となりますが、いつでも迅速・的確に対応いただけて、今回もとてもいい旅行となりました。本当にありがとうございます。

帰路で早くも次の訪問場所の話が妻から出てきましたが、その際にはきっとまた御社にお願いをすることになりそうです。

ツアープランナーからのコメント

ハネムーンの目的地として発展目覚ましいバルトの2か国(ラトヴィア、エストニア)に目をつけられたという玄人的な記載に始まり、各都市の的確な描写、そして美しい街並みや可愛らしい子猫のお写真まで、楽しく拝見致しました。行ったことの無い人は行きたくなり、行ったことのある人もまた行きたくなる素敵なご旅行記とお写真を有難うございました。

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