夏休みは、最近毎年お世話になっているパーパスジャパンの稲毛さんへお願いすることにしています。いつも素敵なご提案とアレンジをしてくださるので、信頼しています。
「今年はどこに行きますか？」という感じで楽しくプランニング。旅は計画している時のワクワクが楽しいものです。

今年の旅は、ギリシャの島々とスペインバルセロナを巡る旅。
すっかりこのルートが気に入っています。

まずは、パリ経由でアテネへ。
中東経由の方が時間がかからないとお勧めいただきましたが、日程上の都合から例年通りのパリ経由。パリの空港でのクロワッサン食べ比べが、毎年の密かな楽しみ。

アテネに到着するのがお昼頃、というのもパリ経由のお気に入り。午後たっぷり時間があるし、体調を整えるのにちょうどいいので。

旅は二度目が楽しいと言う通り、ほんの少し方向感覚があり、メジャーなところを見た後で余裕があるので、去年アテネで見られなかったところ、のんびり歩きたかったところを中心に散策しました。夫は博物館、私はギリシャのパイが今回のテーマ。そして二人ともギリシャ料理が好きなので、そちらも堪能しました。

去年サントリーニ島で見た遺跡からの出土品がアテネにあると知り、今回は博物館ものんびり見学。あまりに膨大な収蔵量は見きれないほど。さすがの歴史を感じ、アクロポリスのパルテノン神殿も、研究しながら修復では、去年とどこが変わったんだろう？と思うほどに経過がゆっくりなのも納得の悠久の時の流れを感じました。私たちが生きているのは本当に一瞬ということも。パルテノン神殿の麓に暮らす人々はこんな感覚なのかしら、と考えてしまいました。

アテネでのんびり散策した後は、飛行機でクレタ島へ。アテネよりさらに人、時の流れのスピードが緩やかになります。

私の印象は「陽光煌めき、全てが満たされている島」。光り輝く太陽の元、豊かな自然と食料にも恵まれ、何もかも持っている、満たされていることが島全体から溢れているのを感じました。豊かな自然の中、島に暮らす人々もそれを享受し、分け与えて暮らしてきたのではないでしょうか。古くから地中海の拠点となった島は、きっと昔から、こんな風に外から来た人は驚くほどの豊かさを見るのだろうと思いました。

クレタ島は暮らしの中にある島、次に向かったサントリーニ島はリゾートの島。クレタ島は観光地とはいえどこかのんびり。のんびりできるという意味では同じとはいえ、サントリーニ島は全く異なり、青と白の世界に日常の全てを忘れ、心身全てを委ねてリラックスできる島です。

去年も滞在したホテルとたまたま同日のチェックインということには私たちもそれまで気づかずびっくり。ホテルのマネージャはじめスタッフの方々も、二度目ということで一度目以上に歓迎してくださいました。

どこに観光に行かなくても、ただひたすらのんびりして心身が洗われていくような時間に、もう少しこの島でのんびりしたかったな、来年もまたきっと来よう。そう思いました。去年は、そんなに毎年来られる所ではないかも、と思っていたのに、すっかり心理的な距離が縮まったようです。

今年の旅がよりリラックスできたのは、去年はバスなどの公共交通機関を使ったのに対し、レンタカーで自由に回れたり、去年は景色に感動して写真もたくさん撮ったけれど、今年はのんびり楽しむ余裕があったのも、大きな理由だと思います。自由さと、パーパスジャパンのサポート、と言っても、私たちの希望通りに組んでくださるので、サポートをして頂く便利なところとの組み合わせが、とても私たちに合っていることを実感し、旅の間何度、ご担当の稲毛さんのおかげだね、と、夫と話したか分かりません。

そして最後の地は、スペインのバルセロナ。お気に入りのホテルが満室で予約できなかったことから、今回初めてアパートメントホテルに滞在しました。ホテルと違い、リビング、キッチン、バスルーム、ベッドルームとそれぞれ独立している広い部屋だったので、まるで自宅のように寛げました。市場や街中で買ってきたものをキッチンで料理したり、お洗濯をしてみたりと、ちょっと暮らす気分が味わえて大満足。

自由の好きな夫は、ホテルは窮屈に感じるらしく、島でのレンタカーといい、今回の旅は大分リラックスして楽しんだようです。私も、スペインのキッチンでお料理できる時間が持てて嬉しかったです。あまり出かけなくてもいいと思ったくらい。今度はまたアパートメントホテルで旅をしたい、と、今回の余韻に浸りながらも次の旅に想いを馳せる、よい旅をすることができました。

旅行前には稲毛さんに直前までいろいろお手配頂き、途中何度か現地の代理店の方、それに再び稲毛さんにご連絡をさせて頂く事がありましたが、いつも素早くご対応頂き、安心して楽しむことができました。心から感謝しております。きっと来年もお願いすると思いますので、よろしくお願いします！