フランス旅行記【【研修レポート】スピリチュアル研修レポート (南西フランス)】

【研修レポート】スピリチュアル研修レポート (南西フランス)

期間：2016年9月28日～2016年10月6日
パーパスジャパン：笠井

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9/28～10/6までスピリチュアルフランス研修に行ってきました。

世界中22か国から70名が集まるワークショップでした。今回スピリチュアルがテーマとあって、各国のキリスト教巡礼ツアー専門旅行会社や、神父さんが旅行業を営んでいる方などが参加しており、私がキリスト教についてもっと勉強していけば、さらに深い知識が得られたのに、と思いました。

ルルドでのワークショップの前に、それぞれ5ツアーのプレツアーが行われ、私がアサインされたのは、アルルからの巡礼コースのモンペリエからカルカッソンヌを通りトゥールーズへ続く道とアルビ、コルド・シュル・シエルに行きました。

巡礼ツアーということなので、修道院に立ち寄ることが多く、可愛い村などもたくさんあり、修道院は、大抵ワインを作っているところが多いのですが、なかなか行きにくい場所にあるので、個人で回る場合は、専用車をつけて1日ツアーとしてこてこての巡礼ツアーではなく、可愛い村の巡礼地+ワイナリー見学を合わせてご旅行を組み立てれば、一般の方でもお楽しみいただけると思います。

◆ サン・ギレーム・ル・デゼール (巡礼街道にある巡礼地)
サン・ギレーム・ル・デゼール Saint-Guilhem-le-Désert. は巡礼街道沿いにある村でモンペリエの近く、エロー渓谷にある村。この村には自動車が乗り入れられる道はなく、石造りの建物、花や庭や古い泉で飾られた家々などは中世の外観を保っています。
「フランスの最も美しい村」の一つで、村の中は、小川が流れ、とても可愛い村です。

◆ ヴァルマーニュ修道院 ( Abbaye de Valmagne )
ヴァルマーニュ修道院は、シトー会の修道院です。12世紀、ゴシック様式建築の修道院が、ロマネスク様式教会の土台の上に建築されています。この教会が、他と違っているのが、教会内を大きなワイン樽でいっぱいになっていることです。ガイドさんは、神への冒涜と言っていましたが(笑)。

こちらの修道院の中の回廊やお庭、ステンドグラスはとっても素敵で、本当におすすめです。また、この修道院の敷地内にある農家レストラン「 Vignero 」でランチを取りましたが、採れたての野菜がたっぷり。糸杉並木や畑を眺められるのんびりできるレストランでした。

そして、もう1軒、おすすめの修道院があります。

◆ フォントフロワード修道院 ( abbaye de fontfroide )
12世紀に建てられ、シトー派の修道院として、またその後、カタリ派弾圧の拠点にも使われた歴史的建築物です。こちらの修道院もワインを作っていました。特におすすめは、中庭にある植物園です。バラやラベンダーが咲き誇り、とっても素敵でした。

アルビ

さて、修道院を離れ、今度は、トゥールーズから上に登っていくと、ロートレックの生誕地アルビに到着します。

アルビは、私がとっても好きな町なのですが、町全体がバラ色の町と言われていて、ここから出土される赤土が使われているため、建物が赤土の煉瓦でできておりバラ色の町となっています。

アルビには、ロートレック美術館があり、ロートレックの書記の作品や多数の作品を見ることができます。また、町の中心に建つサント・セシル大聖堂は、要塞のような外観とは対照的に内部はきらびやかな装飾でおおわれています。

◆ ドメーヌ・デスコース ( Domaine d’Escausses )
https://www.facebook.com/domaine.descausses
アルビ近郊には、ワイナリーもあり、ブルゴーニュに負けないくらい美味しいワインもありました。ラン・ド・レル、モーザック、ミュスカデルの葡萄を原料に作られています。ソムリエの田崎真也さんも取引があるそうです。

◆ コル・ド・シュル・シエル ( Cordes sur Ciel )
「空の上のコルド」という名前を持つ中世の時代からそのまま止まってしまっているような村でした。13世紀に築かれ、皮革や織物産業などで繁栄していたそうです。村自体、とても狭く大型の車は通行できません。村の一番下からミニトレインで上に上がってくるのが便利です。

ルルド

そして、いよいよクライマックスは、聖地ルルドです。

ここは、1858年に14歳の少女ベルナデットの前に現れた聖母マリアにより指示された通り、洞窟の地面を掘ると泉が湧き出て、その泉をつかったら、足の悪い人でも歩いて出てこられたり、奇跡の水を飲むと病気が治ったりという、まさに伝説の泉なのです。バチカンからも奇跡認定を受けている巡礼地で、毎日、世界中からこの奇跡の水のご利益を求めて人々が集まってきます。

そして、4月～10月までの毎晩21時から、この聖地では、ろうそく行列が催されます。近くの売店でろうそくを買い、アベマリアを歌いながら練り歩くというものです。是非、一度、体験してみてください。

奇跡の水は、いたるところに蛇口があり、そこから、ペットボトルやお土産のボトルに汲むことができます。また、奇跡の水につかりたい方は、男女別れた浴場があり、補助のスタッフと一緒に入ることができますが、通常、4時間待ちというのもざらだそうです。