年越しは現地で迎えたい、オーロラナイトは3夜、ガラスイグルーにも泊まりたい。
リクエストはこの3点。そして作っていただいたのがこのプランです。

たった一人きりの短い旅にもかかわらず、このような立派なタイトルをつけていただき恐縮です。

・初日

ヘルシンキ

成田からフィンランド航空で一気にヘルシンキへ。飛行時間は10時間。
北欧って、意外と近かかったんだ。空港には雪はなく気温は7℃。思ったより寒くない。

空港からホテルへ向かうタクシーのドライバーさんによると、今夜広場で年越しのイベントがあるとのこと。それはぜひ行かねば。

その前に晩ごはん。
今夜宿泊するホテルセウラフオーネの中にあるレストランを予約してあります。
といってもレストランはこの日お休みなので、バーで対応するとのこと。

このバーの雰囲気がおひとり様ディナーには居心地よかったです。

23:30を過ぎたあたりでゆるゆると広場へ行ってみると、会場にはすでにかなりの人が出ていてステージでは次々にバンドが出てきて演奏しています。

ある曲が始まると、周りの人たちが歌い始めます。たぶんフィンランドの「蛍の光」的な曲なのかも。歌が終わると・・・

花火が上がって年越しイベントは最高潮。
Onnellista uutta vuotta !

・2日目　ラップランドへ

サーリセルカ

ヴァロ空港へ着くとさすがに雪が積もっていて、冬の北欧へ来たと実感します。
空港からバスで約20分ほどでサーリセルカに到着。宿泊はホテルリエコンリンナ。

サーリセルカ滞在中はホテル内にあるノルディックジャパンというツアー会社の皆様にお世話になりました。オーロラハンティングや犬ぞりなどの手配、その他滞在中の過ごし方について様々なアドバイスをしてくださいます。

さっそく今夜のオーロラハンティングを申し込み、サウナに入ったりしながら夜を待つも、その夜は厚い雲に阻まれ残念ながら見られず。ロシアとの国境に連れて行ってもらいました。

・3日目

サーリセルカ ～ カクシラウッタネン

今夜はガラスイグルーのあるカクシラウッタネンに移動します。ピックアップは16時。それまで近くのスキー場でスキーをして過ごすことに。ホテルから循環スキーバスで5分。

山というか丘に作られたスキー場なので、どのコースも滑りやすく、久々のスキーでしたが楽しく滑りました。レンタルスキーとリフト券、3時間で66.5ユーロぐらい。ヘルメットはレンタルできますが、ゴーグルは販売のみ。

トリプルリフトを上がったところにあるレストランではサーモンスープが有名とのこと。
とっても温まるおいしいスープでした。

ホテルに戻ると、今日カクシラウッタネンへ移動するというお二人の女性を紹介され、一緒にタクシーに乗っていくことに。お二人とも私と同じ年代ということもあってお話が弾み、食事もご一緒していただきました。ありがたいことです。

今夜の私のお部屋。
サーリセルカのホテルから1泊分の荷物を持ってきました。荷物はこのようにそりに乗せて運べるので楽ちん。

ガラスイグルーに宿泊を申し込む際、犬ぞりまたはトナカイぞりのアトラクションがついているとのこと。どちらも楽しそうだけれど、せっかく北欧なのでここはやっぱりトナカイゾリのオーロラハンティング。

相当寒いんじゃないかなとドキドキしていましたが、乗る前に暖かい防寒着やブーツなどを貸してくれるのと、ソリは二人乗りなので、隣に誰かが乗って、その上から毛布を掛けて乗るのであまり寒さは感じませんでした。一人参加の私も3人組の女の子の一人が一緒に乗ってくれたのでよかったです。今夜も雪でオーロラは見られず。

・4日目　サーリセルカ

今日はここへきて初めての晴れ。
一緒に来たお二人とサーリセルカに戻り、お互いに「良い旅を」と解散。

貴重な日差し。外に出なきゃもったいないと焦ってとりあえず外に出てみる。スーパーに行ってお土産などを買って、さてこれからどこに行こうか。そうだ、彼女たちに教わったカフェに行ってみよう。

小さくてとってもかわいらしいカフェ。ドアを開けると、ほぼ満席。奥の席から声をかける人が。さっきわかれた彼女たちです。またお会いするとはつくづく縁があるのねぇなどとまたひとしきりおしゃべり。そのあとお店のマダムお二人がラップランド地方の伝統的な歌を歌ってくださいました。

お店を出て私はホテルへ戻り、彼女たちはヘルシンキへ。再び「良い旅を」と解散。
今夜のオーロラハンティングツアーを申し込み、サウナに入って身を清め、今夜こそはと願いながら夜の出発を待ちます。

リエコンリンナにはオーロラ鑑賞ルームというのがあり、宿泊客は誰でも利用できます。
滞在中、もしかしたら、と何度か入ってみましたが見られず。でも今日は晴れているからもしかしたらと夕食後にいってみると・・・

あー！！出てる！！！
デジカメで撮ってグリーンに写っていればオーロラ。これは間違いなくオーロラ。なんかもうこれでいいやって思うほど感動。

とはいうものの、明かりのないところでも見てみたい。
オーロラハンティングに出発。

ガイドさんの説明を聞きながらイヴァロ空港そばのオーロラ鑑賞ポイントへ。
バスを降りて空を見上げると様々に形を変えてあらわれるオーロラに夢中になってシャッターボタンを押しまくる。

ちゃんと三脚使ってISO1600とかシャッタースピード何秒とか設定すればきれいな写真が撮れると思うのですが、コンデジのお任せモードでもこんなに写るほどしっかり見えました。

希望通りのプランで手配していただき、とても素敵な年末年始の旅行ができました。
念願のオーロラも見ることができて本当に良かったです。ありがとうございました。