■ はじめに
新婚旅行でチェコ・イタリアの2カ国を旅するプランを組んでいただきました。
東欧に属し、どこかこじんまりとした雰囲気を持つチェコと、陽気で華やかなイメージのあるイタリア。
「イタリアに行きたい」妻と「プラハに行きたい」私。夫婦ともども意見を譲らない性格ゆえに出した結論は、全く雰囲気の異なるヨーロッパ2カ国を旅することでした。
期間:2016年12月22日~2017年1月1日
T.I 様 & M.I 様
GON-001174
新婚旅行でチェコ・イタリアの2カ国を旅するプランを組んでいただきました。
東欧に属し、どこかこじんまりとした雰囲気を持つチェコと、陽気で華やかなイメージのあるイタリア。
「イタリアに行きたい」妻と「プラハに行きたい」私。夫婦ともども意見を譲らない性格ゆえに出した結論は、全く雰囲気の異なるヨーロッパ2カ国を旅することでした。
到着したプラハの街は空はどんよりと曇っていたものの、気温6度前後と12月としては日本とさほど変わらない過ごしやすい気候でした。
今回の旅の「目的」の一つは音楽鑑賞で、プラハの劇場「国民劇場」で、チェコを代表する作曲家スメタナのオペラ「売られた花嫁」やチャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」(クリスマス定番!)を観劇しました。
この劇場は「チェコ人によるチェコ人のための劇場」として名高く、それはそれは豪華絢爛な内装です。(一方で、バルコニー席が約5,000円と、破格の値段です)正直、まったくストーリーや言葉がわからない状態で聴き始めましたが、高クオリティで、大満足でした。
プラハに来たもう一つの理由はクリスマスマーケットです。
毎夜、旧市街のマーケットを訪れ、ソーセージを食べながらグリューワインを飲み、長旅の疲れを癒しました。
チェコ滞在中、プラハから高速バスに乗って、ヴルタヴァ川の上流、チェスキークルムロフへ向かいました。この街は中世に"皆から忘れられていた"ために、かえって美しい景観を保ったそうですが、本当におとぎ話の中の国のようで素晴らしい時を過ごせました。。。。
チェコでは、生活全般にある程度の「非効率さ」を許容する一方で、歴史上様々な国に攻められてきた経緯から、自国の文化を守ることに対する強い意志を感じました。例えば、それは音楽であり、国民劇場での素晴らしい演者と熱心な聴衆を見るときにその「国民文化を共有する一体感」を感じました。
旅の後半は、イタリア。チェコのヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ空港からイタリアのレオナルド・ダヴィンチ空港へ旅立ちました。イタリアに着くと、10度を超える温暖な気温と快晴、陽気な人の気質、駅前の喧噪…と全くそれまでと異なる世界が広がっていました。
ローマ滞在初日にスペイン広場やトレビの泉を見学し、イタリア特有のテンションの高さ、人の多さに圧倒されつつも、2日目には、花の都フィレンツェに向かいました。ここは、歴史的な美術館・博物館はもちろん、メディチ家の庇護のもと育った革製品もとても有名な街です。ここで、革靴の名店「マンニーナ」の靴を購入し、工房を見学できたことはとても良い思い出になりました。
最終日のローマでは、定番のコロッセオ、フォロ・ロマーノを巡りました。約2000年前の遺跡を歩いて回ることができ、圧巻でした。
かつてローマに在住していた村上春樹は、「人のタイプを「①感じが良かったのだけど顔を思い出せない人と②厚かましかったけれど顔をありありと思い出すことができる人に分けるとすると、ローマは間違いなく後者」と言っていますが、本当にその通りだと思います。
正直、ローマの人の多さと賑やかさ、イタリア人の適当さ(?)に面食らうことも多かったですが、一方で、「もう一度行きたい」と思わせるような魅力がそこには確実にありました。
今回、2人にとっての初海外旅行で、当初は全くイメージの違う国でどうなることかと思いましたが、終わってみれば、2つの国の良さをより深く味わえる大変充実した旅となりました。
パーパスジャパン様、高野様、ありがとうございました!
行かれたい国が多くてご来店の際に、クリスマスマーケットと音楽鑑賞とイタリアと段々的が絞れてきて、結果としてプラハでのオペラやコンサート鑑賞、クリスマスマーケットを味わい、最後はイタリアへの旅となりました。ご来店された時に楽器を持参されていたので・・・絶対音楽鑑賞は外せないと感じました。ご出発前から「行ってきました」の投稿をお約束いただいていたので、日記を拝見して造詣の深さに敬服いたしました。ありがとうございました。