今回の旅は「シャトー ラフォン・ロシェ」に縁があり、ご招待頂いた事から始まりました。また、我が家の4匹の犬名の「ラフィット」「パルメ」「ロマネ」「ペトリュス」を訪れるため、ボルドーとブルゴーニュの2大ワイン産地も巡りたいという思いでパーパスジャパンに相談させて頂きました。更に、計画中に食事会で知り合った「シャトー クラーク」へも、急遽訪問できないかとの無理をお願いしたところ、日本語ガイドと専用車も利用したにも関わらず、想定していたよりずっとリーゾナブルで、とても素晴らしい計画を立てて下さいました。私たちの希望を全てかなえて下さっただけでなく、素敵なホテルやレストランも入り、私たちが移動しやすい様ホテルのロケーションまで考慮されていたのです。
大貫様と各ツアーのガイド様にはこの場をお借りしてお礼を申し上げます。大貫様は、フランスワイン旅行も専門にされており、パーパスジャパンにお願いして本当に良かったと感謝しております。
ボルドー
羽田からパリを経由しボルドーへ到着すると、大きなワインボトルのオブジェに迎えられました。当日は、世界遺産となったボルドーの街を散策。建物が統一されたとても綺麗な街並みにうっとり。ガロンヌ川のほとりでは、この周りにワインの産地が広がっているんだなあと感激しました。散策途中で見つけたドーム型のショッピングモールにて、食材とワイン&ワイングラスを購入してホテルの部屋で夕食。これまた美味しく乙なものでした。
続く2日間は、ボルドーから「ソーテルヌ、サンテミリオン、ポムロール1日ワインツアー」と「メドック1日ワインツアー」へ。イメージとは違った広大なブドウ畑、立派なシャトー、ひんやりとした大きな貯蔵庫、近代化された施設、そして試飲!遥々来た甲斐がありました。また、サンテミリオンの街は、さすが世界遺産と言うだけあり、石畳が風情のあるとてもシックで素敵な街並みでした。ワインショップも多くあり、ワインや面白いデカンターを購入し、日本へ送ることもできました。ガイドさんからボルドー生まれのカヌレを頂き、その歴史も知りました。
ボルドーからサンテステフへ
本旅行のメインの2日間です。それは、目的のクラークと2泊するラフォン・ロシェを訪れるだけではなく、大好きなムートン・ロートシルトとグリュオ・ラローズの訪問、試飲があるからです。クラークは、最近めきめき力をつけてきたシャトーです。ムートンではラベルのデザインの原本や美術品なども楽しめ、ラローズでは最新の設備を体感でき、大満足でした。
「シャトー ラフォン・ロシェ」に到着。日本の国旗を掲げて歓迎して下さいました。1855年グランクリュ4級に格付けされた由緒あるロシェは、黄色い外観が鮮やかで緑のブドウ畑に囲まれひときわ目を引きます。昨年リフォームが完了したばかりのゲストルームの一部屋に案内して頂きました。翌日、オーナーのご家族と湖畔でランチ、とても綺麗な色をした湖で子供達は水遊び。また、その後壮大な大西洋のビーチにも行き、黒い日傘をさした私は、周りからすごく奇異な目で見られました。現地では黒魔女と呼ばれてしまうそうです・・・笑
夕食はオーナーが専用のグリルでブドウの枝を使ってお肉を焼いて下さり、奥様の手料理をご馳走になりました。奥様が所有するシャトーのワイン「ラリボー」も頂きながら、4人のとても可愛らしいお子様達と折り紙をしたりと、とても楽しい時を過ごしました。特に、生まれ年の貴重なロシェを開けて下さり、50年以上前のワインが今でもとても良い状態で、感謝感激しました!
リヨン
専用車のお迎えでボルドー空港へ、そしてリヨンに。ホテル到着後、自由行動にてリヨン散策。ケーブルカーで丘の上に登りリヨンの街を眺めました。丘の上の聖堂は立派で礼拝にも参加しました。
夕食は、シーフードピザ。小さいムール貝で埋め尽くされていてビックリ!でも、美味しかったです。
ブルゴーニュ
電車でボーヌまで移動し、次の3日間はブルゴーニュ。「コート・ド・ボーヌ地区1日ワインツアー」と「コート・ド・ニュイ地区1日ワインツアー」。その間の1日は自由行動でボーヌの街へ行きました。
ブルゴーニュでは、コルトンの丘やグランクリュ街道をドライブ、丘の断崖絶壁も特徴的でした。小さなドメーヌがたくさんあり、大規模近代化したボルドーと味わいが違い、のどかで素敵なところでした。有名な生産者もこだわりで馬を使った農耕をしていました。もちろん、ワインの試飲も楽しみましたが、ここでは日本ではまだ馴染みの少ないとても良い香りのブランデー「マール」を購入しました。また、ロマネ・コンティの畑の周辺を散策した時は、あ~!これがロマネ・コンティの畑なんだな~と感激!ジュヴレ・シャンベルタン村のドメーヌでは、日本人の奥様にとても感じの良い対応をして頂きました。
ツアー中のランチは、ガイドさん紹介の有名レストランへ。緑に囲まれながらゆっくり食事のできる昔ながらのお店と現地でも有名なワインの作り手さんが食事に来る近代的なお店です。そこでは、目でも楽しめる想像力豊かな料理を頂きました。
宿泊はホテル・モンラッシェです。別棟の広々とした綺麗なお部屋でゆったりと過ごしました。夕食はホテルのレストランへ、地元のワイン「ピュリニー・モンラッシェ」は特に美味しく感激でした。
ボーヌへはタクシーで往復。ボーヌの中心の外壁で囲まれた地区が世界遺産に登録されている街並みになります。日本語ガイドを聞きながらオテル・デューを見学、病院の原点とも言えるこの建物、感慨深いものがありました。プチ美術館とも言える展示があるワイン市場ではカーブ見学と試飲。ロゼが思いがけずドライでとても美味しかったのが印象的でした。ディジョン発祥で有名なマスタードの工場のショップで味見後、お気に入りのカシスとくるみマスタードをお土産に購入しました。夕食として何気なく入ったお店で食べたクロックムッシュがとても美味しくアリゴテのワインも美味しかったです。
3日目夜、地元のスーパーで楽しい買い物の後、ディジョンからTGVでパリへ移動しました。
ルーブル美術館
スーツケースをホテルに預けルーブル美術館へ。
ルーブル美術館は3回目ですが、じっくり見学すると、なかなか回りきれるものではなく、毎回新しい発見があります。1日をルーブルで過ごし、バスで空港へ。楽しい思い出を胸一杯に抱えて帰途に着きました。
【 あとがき 】
6月は雨が少なく暑過ぎず、また経済的にも飛行機代等も安く、観光するにはとても良い時期です。ブドウはまだ実を付け始めたばかりですが、収穫期より施設も暇で空いている様です。特に昼が長く、夜10時過ぎまで明るいのにはびっくりしました。行動時間を長く取りたい方には最適です。ガイドさんもお勧めと言っていました。また、明るいので、色々な危険性も少なくなると思います。また、フランスの水道水は硬水ですが、そのまま飲めました。たくさん飲んだり、お腹が弱くなければ、わざわざ有料のお水を買う必要は無さそうです。
尚、鉄道で移動の際は、駅は改札がなく誰でも入れ、音声案内もなくぎりぎりまで何番線の発車か分からない、更に乗客は座席指定を無視して勝手に座りますので注意が必要です。
最後に、ルーブル美術館内のカフェで、主人が11ユーロの飲み物を注文して20ユーロ札で支払ったところ、あと10ユーロと言われたそうです。直ぐに「20ユーロ出したぞ」と返したら、へらへら笑いながらお釣りを返してきた様です。こんなこともありますので、ご注意を・・・・