初めてのオーストリア、それも登山やマラソンなしの観光。

猛暑の日本からの脱出。湿気のない20℃台の避暑地へ。

7月14日、インスブルックから旅は始まるが、冬のオリンピックがしっくりするような、静かな街。

15日、快適な列車で約2時間半、ザルツブルグへ。
駅前は田舎だが路面電車で5～10分行けば、サウンドオブミュージックの世界。ミラベル公園は、花々に圧倒され、花とオーエンザック城塞は絵葉書そのもの。モーツアルト橋、モーツアルト家はにぎやかだけ。

16日、グロースブルックナー（1783m）オーストリア最高峰のみえる、フランクヨーゼフへ。
チャリダーの多い、アルプスをぶちぬいた道路を約3時間。眼前にスイスのマッターホルンを思わせる山々と氷河は絶景。偶然この日、グロースブロックナー14kmランニング大会で盛り上がっていた。マラソン大好きな夫婦としては興奮して応援、空気の薄い標高のマラソンは過酷。帰国してこの大会を探してみるが、みつからない。できたらここで一泊したかった。ハイゲンブリートの教会もよる。

17日、午前中サウンドオブミュージックのツアー、バスの中で、皆で大合唱、盛り上がる。
午後シャープベルグ山へ、登山電車でゆっくり山頂へ、車掌が降りて上下の切り替えを行うほどのどか。1軒しかないホテル泊まる，360度湖と山々に囲まれた絶景、現実からのしばしの逃避、ジュリーアンドリュースの歌声が聞こえてくるようだ。今回の旅のハイライト。翌日帰りは中間駅までハイキング。下からは4～5時間の登山で登れる。

19日、イエンバッハからマイヤーオーフェン駅までSLの旅、ケーブルカーでベンケン山頂へ。
展望は抜群。屋上のテラスでのブルーベリー沢山入ったアイスクリームは忘れられない。アイスよりブルーベリーが多い。高山植物もピレネーのトレッキングを思い出した。

20日、列車で約2時間30分ウイーンヘ。
ザルツブルグと違いここは、都会、世界遺産。夜シェーンブルン宮殿のコンサート。眼前の演奏とオペラが心にしみた。アンコールのラデスキー行進曲はもりあがった。演歌大好き人間が、クラシックをききながら、この原稿を書いている。

21日、日本人ガイドのドナウ川クルーズ。
日本の屋形船、川下りのほうが？
夜ホテルのスパゲッチイは最高の味、いままでで一番。昼はウイーンのザッハホテルのザッハトルテを。本場のトルテ。妻は興奮。

22日、スイス郊外のバーデン観光、路面電車で約1時間30分、35℃の硫黄泉のテルメのある保養地。のんびりした街でベートーベンが数年過ごした家で、最高の視聴をした。また来たい。
帰りの電車を乗り過ごし、ホテルのスパゲッチイを食いそこなった。あわてて帰国。

良い旅となりました。