以前アテネでクルーズ船での島巡りを体験し、美しきサントリーニ島の滞在時間が短くてあまりに切なかったので、「次回は泊まってのんびり夕日を見る!」と心に決めていました。
今年、そのチャンスが訪れ、「サントリーニ島でゆっくり&もうひとつの島」と思い、いろいろ検索したのですが・・・。目をつけたザキントス島は天気が荒れることが多いとの情報もあり、なかなか思うように決められず。
以前利用したパーパスさんに問い合わせて、2島巡るのはアテネ経由になるため時間的ロスも多いこと、あまりメジャーではないコルフ島がお勧めなどの情報を受け、念願だったはずのサントリーニ島を断念し、コルフ1島のみでのんびり過ごすことにしたのでした。コルフ島はとにかく現地情報が少なく、ギリシャは観光局撤退で情報収集にも難儀しましたが。担当者の方が相変わらず丁寧で親身に対応してくださいました。
< コルフ島 >
お手頃航空券を手配してもらい、モスクワ経由でギリシャ入り。初日は空港目の前のホテルに泊まり、翌朝コルフ島入りです。
空港の滑走路が見えるカノニ地区のホテルで、徒歩で行ける岬先端へ繰り出しました。抜けるような青空に吸い込まれるような青い海。1時間に何本も離着陸する飛行機を目の前で見られるテラスで優雅にビール・タイム。小さな船でポンディコニシ島へ渡り、さらに近くで飛行機を激写です。
翌日は郊外のアヒリオン宮殿まで繰り出しましたが、町の中心部まで出ないとバスがないので、時間確認が大変でした。
< コルフ島 ー 東海岸へ >
翌日は、長距離バスで東海岸へ。バス乗り場がガイドブックと町中の表記が違っているし(あとで2か所あると判明)、なおかつ中心部からかなりの距離もあり、炎天下の移動は結構ハードでしたが。行く価値鉄板の美しい海が待っていました!
グリーンバスで東海岸を北上。次々に美しいビーチが現れます。イプソスはパラソルひしめくまさに観光ビーチ。その後は絶壁から見下ろす見事な景観が続き、1時間ちょっとで最初の目的地、カシオピに到着。この海の透明度と美しさと言ったら!まさに地上の楽園です。
続いて、カシオピから約1時間、時刻表と首っ引きで行くことを決めたシダリへ。こちらも美しい海ですが、小さなビーチが点在し、海水浴客も多い観光地でした。
帰りのバスは40分以上も遅れて大分焦りましたが、無事にコルフ中心部まで戻り、旧市街でおいしい海の幸を堪能しました。
< アテネ >
コルフからアテネに戻り、地下鉄を乗り継いでホテルへ。
アテネでは、前回見過ごしていた古代アゴラに、やっぱり外せないパルテノン神殿へ。
町中から見上げると、登る気が失せるほど高台にある神殿までは、古いガイド本にあった「アナフィオティカ地区」を探して徘徊。
神殿の北側にある小さな住宅街の一角は、白く塗った素朴な壁が続く、モロッコの迷路のような不思議な空間でした。
その後、懐かしのパルテノン神殿に登頂して疲れ切った体に鞭打って、金曜は22時まで開館の新アクロポリス博物館も堪能しました。
< アテネ ー コリンフォス運河 >
実質最終日に挑んだのは、自力でのコリンフォス運河。長距離バスターミナルまでバスは諦めてタクシーで行き、そこから1時間強で運河近くのバス停に到着。
念願の運河は6kmを超す大迫力、そして澄んだ海の青さにただただ感動。時間さえ許せば夕方まで見ていたいくらいでした。
運河からコリンフォス市内へ向かうバスは、乗ってきたバスと違うため、バス停がわからなくて難儀しましたが。なんとか市内へ出て昼食を取った後、コリンフォス遺跡へ。炎天下での遺跡観光後、平日より本数が少ないバスに余裕をもって乗る予定でしたが、待てども待てどもバスは来ず。遺跡の受付で聞くと、その日(土曜)のバスは15時半が最終と言われ。・・・その前から待っていたんですが・・・。
諦めてタクシーで市内へ戻り、アテネへもバスで無事に戻ってきました。
< 総括 >
予定を変更して、初めて聞いたコルフ島へ行くことにしましたが、晴天続きでかつてないほど美しい海を見ることができて大満足!1島に絞ったおかげで、島もアテネの滞在も十分に時間がとれて、コリンフォス運河も観られて本当に良かったです。
バスなどの移動はかなり苦労しましたが、担当の方がバスの時刻表や情報を現地に確認してくれるなど、いつものきめ細かい配慮でとても心強かったです。勧められたコルフ島にして本当に良かったです。ありがとうございました!