はじめに
パソコン画面上にはいつもパーパスジャパンのCMがあるので、今回の旅行に当たりお願いしてみょうかと思い大まかな計画をメールしたところ、謳(うた)い文句どおり24時間以内に連絡があったので即決定しました。何度かのメールや電話で打ち合わせして、これでは間違いようがないというぐらい詳細な資料が送られてきました。
このブリーヴ・ラ・ガイヤルドという街は鉄道、道路及び巡礼の道などの要衝にありながら旅行雑誌には載っていないフランスの街。緯度で言うと北海道の利尻島礼文島とほぼ同緯度にあります。
そんな街に何しに行くかというと FIM(世界のバイクレースを統括する団体)主催の ISDE(6日間にわたって行われるオフロードバイクの耐久レース)というレースに日本代表として4選手が参加するので応援に行ったわけです。
日本代表と言っても全員アマチュアで仕事を休み(約2週間)その費用は全額自己負担なのです。
8月24日(木)
午後10時55分発のエールフランス機で出発。
実は当初の計画では25日金曜日に出発の予定でしたが、 24日の方が安くなるとのアドバイスがあったのでこの日に決定。この1日の余裕で大変助かることになりました。
離陸して1時間ほどで機内食が出たんですが、 CAさんが「味噌汁があるんですが」と。即お願いしたら隣のフランス人ももらって飲んでいました。フランス機に味噌汁、驚きましたがうれしかった。
8月25日(金)
午前4時30分頃シャルルドゴール空港に着後、国内線でトゥルーズ空港(テロの影響か警備が厳重で、サブマシンガンを抱えた警察官?が巡回していました)に飛びトラムのT2でトゥルーズ(Matabiau)駅に移動し、列車で目的地のブリーヴ・ラ・ガイヤルドを目指します。
この駅は高台に有り街の中心部に行くには坂を下っていくことになります。用意していただいた地図を見ながら15分ほどでホテルに到着しました。
8月26日(土)
レースの会場(パドック)は空港跡地であると聞いていたので日本から持参した資料をフロントにいた女性に見せたら市街地図を出してきてその場所とパスで行くなら乗るべき路線を書いたメモを渡されました。無事に選手遥と会えました。
午後7時からはオープニング、パレードが市の中心街をAのアルゼンチンを先頭に開催国のフランスが最後になって歩きます。こういうときって日の丸は目立つんですよ。赤白カラーの国旗はオーストリア、カナダ、ポーランドなどがありますが四角に赤丸と単純ですが目立ちます。写真撮られまくりです。
宿泊したホテル(HOTEL LE COLLONGES)はパドックまでパスで15分、オープニングパレード
会場まで徒歩10分という位置に有り本当に助かりました。
8月27日(日)
選手は休養日です。私は他の応援者達と観光しました。プリーヴ唯一の古城?(TURENNE)と屋根を葺くスレートの粘板岩を産出する鉱山(LESPANS)に行きました。後者の鉱山は日本人の訪問は初めてだとのこと。
この二カ所だけで一日を費やしたわけですが、これでは旅行会社が行程に入れるのを勝踏するのは当たり前だなあと思いました。
chateau de Turenne
8月28日(月)
レース1日目。気温35度。
19か国の代表選手(トロフィーチームといいます。他に個人の資格で参加するクラブチームがあります)からスタートです。
これらは FIM によって世界中にライブ配信されると共に、日本からの取材陣によって動画及びフェイスブック等を通じて配信されました。
8月29日(火)
レース2日目。気温37度。
途中から私は皆さんと別行動です。ドーデー作、ピゼ一作曲による「アルルの女」の舞台となったアルルに行くことにしていたのです。プリーヴ・ラ・ガイヤルド駅からトゥルーズ駅経由でトゥルーズ空港からマルセイユ空港に行き、列車でアルルに向かいました。
ホテルの近くには古代ローマ帝国時代からの遺跡もあるんですが、それよりアルルの女の舞台となった所(カマルグ)に行きたくてローヌ川沿いに下流に歩いて行ったものの現地へは船でないと渡れないようなので約3時間ほど散策してホテルに帰りました。
アルル:ローマ川左岸の街並
8月30日(水)~31日(木)
マルセイユ空港からシャルルドゴール空港、羽岡空港と飛びましたが、オランダからスウェーデンに向けての飛行中とんでもない揺れにあったものの無事羽田に着陸できました。
有名観光地でもない所の旅行にもかかわらずこちらの予算内でいろいろ手配していただいた上、又いろいろご心配やらご配慮いただきありがとうございました。