世界遺産と自然の宝庫クロアチアへ行こう!
プリトヴィッツェ・スプリット・ドブロブニク9日間

期間:2017年8月7日~2017年8月15日
中野 様

GON-001271

8月のクロアチア旅行で父の撮った写真を送ります。

体力のあるうちにプリトヴィツェを散策し、後半で海辺のリゾートで、素敵なホテルでゆったりと過ごすというのは、高齢になってきた両親の体調にも合っており、無理なく楽しめる行程でした。

どこも素晴らしい景色で、きっとこれほどの風景はたくさんの方がすでに撮られているだろうとの事で、父の趣味の野鳥のみの写真にしたそうです。実は、父の旅行申し込み書類を書く際、写真提供の欄に、私が勝手に丸をつけたんです。

後で、父にそのことを伝えると、それなら頑張らないとなぁ、と張り切っていました。誰かに撮った写真を見てもらえるというのも、こういった趣味のモチベーションになるみたいです。旅行中も、気に入ったものが撮れると、「これはなかなか良いのが撮れた、きっとこんなクロアチアの写真はなかなかないだろう」と一人でホクホクと喜んでいました。 もちろん、自分が一番楽しんでいるのですが、誰かに見てもらうという宿題が出来たおかげで、いつもよりずっと張り切っていたように思います。このことがまた、旅先の街だけ見て終わるというのとは違って、父のエネルギーになっていたんだと思います。

クロアチアへの旅行は、父が一度はプリトヴィツェ国立公園に一度は行ってみたい!ということから始まりました。父はせっかちな上に、あれもやりたい、ここも行きたい、と欲張りな性格で、両親だけで旅行に行く時は、その国の観光地ダイジェスト版!というような、なんとも目まぐるしいツアーになってしまうことばかりだったようです。
母は、そんな旅行が少し苦手で、旅行から帰ってくるとクタクタになっていたので、せっかく憧れのクロアチアに行くのであれば、「そこに行ったという記念だけの旅ではもったいないから、ちゃんと味わえる旅行にしよう」と両親に勧め、インターネットで探している中で、パーパスさんのホームページに辿りつきました。

ホームページから、公開されていた過去の旅程を元に、アレンジが可能か問い合わせをすると、すぐに西澤さんからプラン案とお返事を頂けました。そこからまた、提案や案内を頂いたり、こちらの希望をお伝えし、使うフライトの効率も考慮して下さり、旅程が完成しました。

初日の移動日を除き、訪れる町全て連泊になり、また町から町への移動も車を手配して頂けたおかげで、悠々とした旅程になりました。父子揃って、旅先ではいつにも増して欲張りになってしまい、(せっかく来たんだから)(今しかないから)と、疲れているのに歩き続けたり、何か食べてみたり、休憩時間を省いてしまったりするんですが、余裕のある日程で過ごせたので、せかせかとした気分にならずに、プリトヴィツェ国立公園も散策できましたし、スプリット、ドブロブニクの町歩きもできました。

今回の旅の思い出は、やはりプリトヴィツェ国立公園です。

- プリトヴィツェ1日目 -

お昼ごろにプリトヴィツェ公園に着き、朝ザグレブの駅で買った焼きたてパンをランチにして一服。
ホテルのチェックインまで少し時間があったので、先に公園の入場券を買いに行くことにしました。着いた日は平日だったのですが、ヨーロッパの方たちのバケーションシーズンでもあり、チケット売り場はお昼過ぎでも長蛇の列。そういえば、公園までの道中、運転してくれたドライバーさんが、この時期のプリトヴィツェは「クレイジーだ」なんて言っていました。ザグレブへ向かう電車の中でも、イギリス、スペイン、オーストラリアなど、いろいろな国の旅行者が旅行談義に花を咲かせていました。

無事にチケットを買ったあと、まずは公園の様子見で、下湖群へ。
散策路は、湖を眺める上の方から、だんだんと下って湖へ近づいていきます。遠くに見える湖面の青さに感嘆しながら、ワクワクと進んでいき、道はそのうち湖際へ。湖は、湖底の砂粒まではっきりと見えるほどの透き通った水で、本当にきれいです。

滝を観たり、湖の中を縫うように作られた遊歩道を歩きながら、本当にずっと、そのあまりにも美しい景色に圧倒されながら3時間ほど歩きました。公園はとても広く、3か所の船着き場があり、公園のチケットを買えば何度でもどの船着き場へも行き来ができます。

下湖群を散策後、近くの船着き場の広場で休憩。周りを見渡せば、みんな悠々と午後の時間をお酒を飲んだりおしゃべりをしたり、寝転んだりと、ゆったり過ごしています。誰もかれもが、のんびりまったり。

少し日が傾いてきたので、船に乗りホテルに近い船着き場へ移動。10分ほどの湖クルーズです。歩いた後の船の風は、本当に心地よく感じました。着いた船着き場でも、のんびりまったりとする人達がたくさん。子供たちが追いかけっこををしたり、ボード乗り場で家族揃って寝転んでいたり。めいめい、夏の時間を楽しんでいました。

初日は、名物のマス料理で早めの食事を取り、地ビールも飲んで、満腹満足で終了。

- プリトヴィツェ二日目は、丸一日公園散策です -

私と母は、朝はのんびり派なので、父だけ朝食前にホテルの周りを散策。自慢のカメラをかついで散歩に出かけました。朝はまだ人が少ないからか、父の趣味の鳥の写真もたくさん撮れたようです。

ホテルで遅めの朝食をとって、バナナを貰って、いざ公園へ出発。今日は、上湖群へ。
バスに乗って、上湖群で降り、散策スタート。公園はいくつもの湖がつながっていて、どの湖もとても澄んでいて、青というのか、緑というのか、それぞれの美しい色をしています。歩いても歩いても、湖は続くのですが、景色に飽きるということがありません。歩いても歩いても、「これはすごい!」という景色の連続です。

途中、木陰に入ると、もってきたパンでピクニックする人たちも。小さな子供とお父さんで公園のトレッキングを楽しんでいる家族もちらほら見かけました。

この日は、本当に暑くて、持ってきたペットボトル2本は、あっという間に空っぽに。お昼も過ぎたので、また船で元の船着き場の方へ戻ることにしました。
船ですぐ対岸まで移動して、木陰でお昼休憩。そのまま2時間くらい、まわりの喧騒を聞きながらうとうと、ごろごろ。何かを食べていると、いろいろな鳥がおこぼれを貰おうと寄ってきます。なんとものどかな時間が過ぎていきます。

うとうととお昼を過ごし、それでもまだまだ陽は高いので、また船に乗って遠くの船着き場まで移動することにしました。
昨日とは逆ルートの散策です。今度は、あまり人が歩いていない湖際の遊歩道を歩いてみることに。山肌に沿って、ほんの数10センチの遊歩道です。向こうから人がやってくると、少し山側へ上ってみたり、湖側へ降りてみたり、お互い道を譲りながら進みます。山肌側からの景色は、湖が開けて見える場所とはまた違った景色になります。湖のすぐそばから山が始まり、すぐに急こう配に。小さな子供であれば、探検をしている気持ちになるかもしれません。

最終の船の時間が近づいてきたので、今日の散歩はこれで終了。
この日は、ホテルのレストランで分厚いお肉を食べて、またまた満腹満足で終了。

- プリトヴィツェ3日目 -

今日の午後には、ここを出発して次の町へ行きます。森の中も散策できる、昨日のルートをもう一度歩いておこうということで、再度上湖群へ。この日は昨日よりさらに混雑していて、上湖群へ移動のバスも日本の満員電車に匹敵するほどぎゅうぎゅう。バス亭の広場から、逆ルートで遊歩道を少し歩き、ごうごうと落ちる滝を上から眺めたり、木立の間から光の差す遊歩道を眺めて、プリトヴィツェ国立公園の見納めです。後ろ髪をひかれながら、ホテルに戻り、おにぎりを食べて、プリトヴィツェの散策終了。

プリトヴィツェに2泊できたので、のんびりとした気持ちで公園を満喫することができました。時間が許すなら、もっといたい!と思うほど、どれだけ見ていても、本当に美しい景色で見飽きることがありません。きっと、毎日違う瞬間があるでしょうし、違う季節にきても、やはり息をのむほど美しいのだと思います。

クロアチア旅行中、この国へは世界中から旅行者が来る、と聞いたのですが、少しの滞在ではあったのですが、この国の美しい景色、親切な人柄に接することができて、旅行者に人気なのはとても共感できると思いました。クロアチアでも、今回は3都市のみの滞在だったので、またいつか訪れたいと思います。 本当に本当に、楽しく心地よい旅でした。

今回の旅行は、家族全員が本当にリラックスして過ごせました。
本当に素敵な旅を提供して頂き、ありがとうございました。

ゴジュウガラ
ゴジュウガラ

キアオシ
キアオシ

ムナフヒタキ
ムナフヒタキ

ウタツグミ
ウタツグミ

ズアオアトリ♂
ズアオアトリ♂

コガラ?
コガラ?

シメ
シメ

クロウタドリ♂
クロウタドリ♂

ヨーロッパコマドリ
ヨーロッパコマドリ

イエスズメ♂(左)、♀(右)
イエスズメ♂(左)、♀(右)

○○?幼鳥
○○?幼鳥

ズアオアトリ♀
ズアオアトリ♀

クロウタドリ♀
クロウタドリ♀

ゴシキヒワ
ゴシキヒワ

カケス
カケス

カルガモ
カルガモ

ヨーロッパコマドリ幼鳥
ヨーロッパコマドリ幼鳥

シジュウガラ
シジュウガラ

ハト・イエスズメ♀
ハト・イエスズメ♀

ハイイロカラス
ハイイロカラス

ツアープランナーからのコメント

お父様のお写真、ここまで種別も判明していて、正直驚きました。クロアチアには、こんなにたくさんの種類の鳥がいるのですね・・・
クロアチアは「景色がいいところ」というのが一般的なイメージなので、野鳥観察もできる!というのは、新しい切り口になると思います。お父様の粋な計らいに感謝申し上げます。

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