今回初めてパーパスさんにお世話になりました。

夫が車いすを使うようになって以来数回渡欧した経験から、各空港とホテル間の移動時の専用車（リフト無しのワゴン車）、車いすでの街歩きのポイントを案内してもらえるガイド、そして地の利が良くアクセシブルルームでの連泊可能なホテルを、とリクエスト。相談にのって頂いた結果、私たちが行ったことの無かったバルト二国とチェコを周るコースに決まりました。

敢えて入館・入場見学を省いた分散策する時間が確保できたので、街ごとに異なる中世の佇まいの中に身を置くことができました。

1日目：5/19 金曜日

日本 ～ フィンランド ～ エストニア

11：00　成田空港発フィンランド航空利用、所用時間約10時間
15：20　（現地時間）フィンランドヘルシンキ・ヴァンター空港着
16：25　ヘルシンキ発フィンランド航空利用、所用時間約35分
17：00　エストニアタリン着空港出口に専用車が待機
18：00　ホテルチェックイン

空港から専用車でホテル・スリーシスターズへ。しかしホテル玄関の8段前後の階段にスロープの用意は無く、バウチャーを提示しているにも関わらず予約が入っていないとフロント責任者。

後から到着したお客さんたちが次々に部屋に案内されるのを横目に見ながら、翌日案内してもらう予定だった日本語ガイドさんに連絡して対応頂いた結果、この責任者のミスということが分かりました。それからルームメイキングに時間を要し、ホテル到着から2時間後に、ピック通りに面した素敵なアクセシブルルームへ案内されました。

2日目：5/20 土曜日

朝　　　　ホテルにて朝食
09：00　 ガイドさんと専用車がホテルに到着。世界遺産タリン歴史地区観光へ
午後　　　自由行動。ホテルから徒歩で昼食と散策とショッピングへ
夕方　　　ホテル着
19：30　 出発前にパーパスさんに予約して頂いたホテル内の Restaurant Bordoo にて夕食

専用車（ワゴン車）の利点を活かして、観光ポイントで乗車したまま車のドァを開けて景色を楽しんだり、写真を撮ることができました。入場はせず外観のみでしたが、写真のようにタリンの様々な時代を感じることができました。ガイドさんおすすめの黒パン専門店に寄った後ホテルへ戻り、ガイドさんとの観光は終了しました。

午後からは、どこを切り取っても絵になる旧市街を車いすで散策。かわいらしく、また街の歴史を見続けてきた建物の間を通り、途中ラエコヤ広場でランチ。
行きたかった「職人の中庭」を目指しました。

買い物をしながら夕方ホテルへ戻り休憩。
夕食は出発前にパーパスさんにご手配頂いたホテル内の Restaurant Bordoo へ。

＊HOTEL THREE SISTERS

左手：洗面
正面：トイレ
右手：シャワースペース

3日目：5/21 日曜日

朝　　　　　ホテルにて朝食
09：00　　ホテル・スリーシスターズチェックアウト専用車にてラトビアの首都リガへ向けて出発
13：00頃　ホテル・アヴァロンチェックインスーツケースをフロントへ預け旧市街を散策昼食は
　　　　　　ショッピングセンター内のお店で自家製のサンドイッチとケーキとコーヒー
18：00頃　ホテル着

4日目：5/22 月曜日

朝　　　　ホテルにて朝食
09：00　ガイドさんと専用車がホテルに到着。
　　　　　世界遺産タリン歴史地区観光とユーゲントシュテール建築群へ
13：00　ガイドさんとの観光終了
午後　　　引き続き旧市街を散策。リガ駅近くのデパートでショッピング
夕方　　　ホテル着。館内のレストランで夕食

まずはユーゲントシュテール建築群へ。
個性豊かな装飾に彩られた建築と空の青さのコントラストが美しかったです。

その後旧市街へ車で移動し、ガイドさんと徒歩で散策。
こちらもきれいな青色の空が街並みを引き立てていました。

その後車でダウカヴァ川を渡り反対岸から旧市街を眺め、さらに移動して運河近くのリガ中央市場にも寄りました。

再度車で旧市街へ戻り、再びガイドさんと散策。チョコレート、オーガニックの化粧品、リネンの店に立ち寄りました。
その後ガイドさんと別れてからカフェでパスタランチを頂きました。その後はリガ駅周辺に立ち並ぶ日用品の市場やデパートにも立ち寄り、夕食はホテルのレストランで肉や魚の料理を頂きました。

＊HOTEL AVALON

手前：トイレ
奥：洗面
右手：バスタブ

5日目：5/23 火曜日

朝　　　　　ホテルにて朝食
10：00　　ホテルチェックアウト。専用車にてリガ空港へ
12：30　　バルチック航空利用、所用時間2時間15分
13：45　　（現地時間）チェコ・プラハ国際空港着。空港からホテルへ専用車で移動
15：00頃　ホテルチェックイン。その後タクシーで外出
20：00頃　ホテル着。館内1階のバー＆ビストロにて夕食

ホテルチェックイン後、チェコビーズのお店へタクシーで移動。パーパスさんより勧められた通り、成田空港でチェココルナへ両替しておいたので、安心して街へ繰り出せました。

帰りはヴァーツラフ広場を経由して道に迷いながらホテルへ。日が暮れる前に帰りつけて良かったです。夕食はホテルのロビーの一角にあるバー＆ビストロでパニーノと旬のアスパラのリゾットを頂きました。

6日目：5/24 水曜日

朝　　　　　ホテルにて朝食
08：00　　ガイドさんと専用車がホテルに到着。チェスキー・クルムロフへ小旅行
午後　　　　プラハへ戻り、プラハ城・カレル橋など旧市街観光
19：00頃　ホテル着
20：00頃　ホテル着。館内1階のバー＆ビストロにて夕食

チェスキー・クルムロフを散策。
どこを見ても美しく、絵本の挿絵のような景色でした。

現地ガイドさんの下調べのお蔭でチェスキー・クルムロフ城まで車で上がることができました。
お城や塔への入場はできませんでしたが上からの景色は素晴らしかったです。

昼食は運転手さんの薦めでピーセックという町のレストラン stvrzenka pro zakaznika（トイレも車いすで利用可能）に立ち寄りました。

ハウスメードのレモネードと2種類のチェコの定番料理を注文。どちらも茹でパンが添えられていてとても美味しかったです。

「ピーセック」とはチェコ語で「砂」の意味だそうで、川岸のきれいな砂で作った彫像が可愛らしかったです。

ここは歴史の古い町で、プラハのカレル橋を設計する際にモデルとなったという橋と静かに流れるオタヴァ川が美しかったです。

プラハに戻り、フッラッチャニ広場へ。
プラハ城では聖ヴィート大聖堂のみ入場しました。

カレル橋（マラーストラナ橋塔）へ移動。
聖人像たちに圧倒されながらヴルタヴァ川を渡り、旧市街橋塔で折り返しました。

旧市街広場へ車で移動、ドライバーさんとここで別れました。
ガイドさんからの提案で、出発前にガイドブックでチェックしたお店の場所を確認しながら歩いてホテルへ戻ることに。

旧市庁舎の塔はエレベーターがあり車いすでも登れるとのことでしたが、混雑していたので断念しました（おすすめは朝一番に並ぶこと）。

スメタナホールへ寄り翌日のプログラムを確認しました。

この日も夕食はホテルのビストロで頂きました。

7日目：5/25 木曜日

朝　　　　  ホテルにて朝食。終日フリータイム
10：00頃　ショッピングへ
13：30　   パーパスさんご手配頂いたレストラン・べレヴューでランチ
その後　　  旧市街散策とショッピング
18：00　　スメタナホールにてコンサート鑑賞
その後　　  ホテル着。帰国準備

街歩きの目印をホテル近くの火薬塔にして、文房具、オーガニックの化粧品、雑貨等、アクセサリーを見て回りました。

ランチはレストラン・べレヴューで。出発前に「車いす利用」「可能であれば窓側のお席を」と添えてパーパスさんから予約して頂きました。

入り口の階段はスッタフが車いすごと持ち上げてくれました。希望通りのお席でカレル橋と反対岸のプラハ城を眺めながら、美味しいお食事を楽しむことができました。

ランチの後は火薬塔の方向へ歩きながらショッピング。
そして夕方からは市民会館内のスメタナホールでコンサート（モーツァルト＆ドヴォルザークの作品）を楽しみました。

コンサート終了後、黒い聖母の館2階のカフェ・オリエントに行きました。
（写真は無いのですが）エレベーターの設計も含めてキュピズムで統一されたとても美しい建築でした。

＊K&K HOTEL CENTRAL

左手：洗面
正面：トイレ
右手：シャワースペース

8日目：5/26 金曜日 チェコ～フィンランド～日本

チェコ ～ フィンランド ～ 日本

朝　　　　ホテルにて朝食
08：40　 ホテルチェックアウト。専用車にてプラハ国際空港へ
11：35　 プラハ空港発フィンランド航空利用、所用時間約2時間35分
14：40　（現地時間）フィンランドヘルシンキ・ヴァンター空港着
17：15 　ヘルシンキ発フィンランド航空利用、所用時間約9時間40分
＊機中泊

9日目：5/27 土曜日

08：55　成田空港着

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現地の日本語対応のドライバーさんもガイドさん達は皆親切で、一層楽しい旅にしてくれました。
また、時間にゆとりを持ったプランだったので、さほど体の疲れを感じませんでした。

はじめは今まで行ったことが無い国への二人旅という不安と好奇心が入り混じっていましたが、パーパスさんと打ち合わせしている間に後者が大きくなり、今は二人とも「いずれまたこのプランで旅行したい!!」と思うほど良い旅となりました。

パーパスジャパンの髙野さまには細やかに準備くださったお蔭でアクシデントもなく帰国できました事を、心よりお礼申し上げる次第です。ありがとうございました。
そして、またどうぞよろしくお願い致します。