秋の南仏プロヴァンス
エクス・アン・プロヴァンスとカシ滞在9日間
期間:2017年9月13日~2017年9月21日
S.F 様
気候の温暖なところで海でも眺めながらノンビリと過ごしたかったので
今回のバカンスに選んだのはフランス、プロヴァンス地方。この地方は本当に素敵なところ!何度訪れても見どころ満載なので飽きません。
今回は
① ロクシタンの工場見学
② 「 Cassis 」というマルセイユの隣に位置する港町に滞在
③ Calanques カランク国立公園の入り江巡り
特に②③を楽しみにしていました。
Cassis、実際の発音はカシ?それともカシス?
Google Map ではカシスと表記されています。フランス人に訊いてみると「自分はカシスって言っているけど、どちらでもイイと思う」との事。
ん~、ホント?カシスなの?
で、結局現地の人達はどのように発音しているか確認したら「カシ」でした。
電車のアナウンスも「カシ」。
+ + + + + +
成田空港からKLM航空、アムステルダム経由でマルセイユへ。
出発前に成田空港のラウンジでパンケーキとワイン。
そう言えば、今まで機内の写真って殆ど撮った事がなかったので珍しくパシャリ!
メープルシロップかけ過ぎた、甘過ぎ。。。
機内食
機内の様子
Amsterdam Airport Schiphol
何本か映画を観たり、機内食頂いたり、眠ったり、そうこうするうちに経由地のアムステルダム、スキポール空港に到着。
ここは何度かトランジットで利用したことがありますが、レストランやカフェ、免税店などもそこそこ充実しています。大きな空港なので、目的の搭乗ゲートまでかなり歩くことがあります。その為、まず搭乗ゲートとそこにたどり着くまでの時間を確認してからお買い物やカフェでゆっくりした方が良いと思いますが、比較的分かりやすい空港だと思います。
空港内には各所に電源があり充電が出来るので、スマホのバッテリー残量が少なくなっても心配ありません。
たっぷり時間があるので免税店でも見ようっと。
チューリップ等の球根を売っているお店。いかにもオランダっぽい。
数年前にここで買ったチューリップの球根が毎年春になるとうちで花を咲かせます。
えーっと、20:35発マルセイユ行きのC9ゲートは。。。ここから20分。
前にもこのお店で搭乗待ちした覚えがあるなー。
ミントティとチョコレートムース。
チョコレートムースすっごく甘かったのでミントティーがスッキリしていてちょうど良かった。
これもまた試してみました。
ゴムの部分を握ると色々な産地のチョコレートの香りが楽しめるのです。
22:25マルセイユ・プロヴァンス空港に到着。
そのままエクス・アン・プロヴァンスのホテルへ。
Aix-en-Provence
エクス・アン・プロヴァンスの宿泊は「Hotel Saint Christoph」
翌日は早速 L'OCCITANE の工場へ。L'OCCITANE はエクスから電車で約40分のマノスク Manosque という駅まで行ってそこからタクシーで約10分程の場所にあります。
エクスの駅。ここにもピアノがあります。
フランスは公共の至る所にピアノが置いてあって誰でも自由に弾けるようになっています。
Manosque
のんびり電車に揺られて40分、マノスク駅に到着。
駅の周りには何にもない田舎の駅です。
ロクシタンへ行くにはここからタクシーを探さないといけません。
あ!見つけた!と駅のすぐ前にいたタクシーに声をかけたのですが先約があるとの事。
でも、ドライバーさんが先約のお客さんに交渉してくれたのか、相乗りで乗車させてくれました。優しい♥
そして、偶然帰りもこの方のタクシーでした。ラベンダー畑の写真を見せながら、今度はラベンダーの季節にここを訪れると良いとおススメして下さったり、短い時間でしたがお喋りをしながら楽しく過ごしました。
しかも、片道約12ユーロ程度だったのに「楽しかったから10ユーロでいいわ!」と、行きも帰りも10ユーロで良いとサービスして下さいました。 ありがとうございました!
L'Occitane
さて、ロクシタンに到着。
ロクシタンの周りにはなーーーーーーんにもありません。
敷地内にはお花やハーブが沢山。
ラベンダー、アーモンド、エルサレム・セージ、ローズ・ドゥ・メ、オリーブ、イモーテル、ザクロ 。。。
あ~とっても良い香り。
昔の蒸留器が置いてあります
工場は約12、3人程度のグループで見学。時間帯によってフランス語か英語のツアーが組まれています。残念ながら工場内は撮影禁止でしたが、ここから世界中に出荷される製品が生産されていると思うと、意外とこじんまりしている印象。しかも人が少ない。
しかし、この工場24時間稼働しているらしい。
原材料の入荷受け入れ、保管から生産、梱包と一連の生産の流れを見る事が出来ます。もちろん工場内は殆どの工程が清潔に保たなければならない為、ガラス越しでの見学になります。ロクシタンの歴史やポリシー、原料などの説明を聞きながら生産工程を辿ります。
シアバターやイモーテル等、一部の原材料を除き、殆どの原材料はプロヴァンス地方のものを使用しているんだって。へぇ~
因みにイモーテルはコルシカ産。コルシカ島大好き!あの島で咲いたお花から取れたオイルなのね☆
イモーテル、Immortelle。。。mortelle はフランス語で「死すべき」という意味。その mortelle の反対が Immortelle 。。。つまり、Immortelle は花の名前ですが、不死とか永遠という意味があります。
シアバターは貧困層の割合が高い西アフリカのブルキナファソからフェアトレード契約で取引され、ブルキナファソの女性の生活を支援しているとの事。この国の最低賃金よりも高い賃金が支払われています。なるほど。
特にロクシタンのファンでは無かったのですが、色んな話を聞きながら製品を見るって面白かった。ぁ、ここ予約すれば誰でも見学が出来て、見学料は無料です。
そして見学後には、工場の隣に併設されているショップでちょっとだけお買い物。
10%引きで購入出来ますが、ロクシタンは自宅からすぐのところにもあるし、通勤圏内にもあるし、っていうか至る所にある。化粧品って重いからここぞとばかりにフランスで買い込むほど珍しいものではないので、使うかなと思うものだけ見学のお礼的な感じで少し購入。
お店の方にタクシーを呼んで頂きマノスクの駅まで戻り、電車の時間まで少しあったので、駅前のレストランで軽く食事。
お腹は空いていたのですが、ゆっくり食べているほどの時間はないので、すぐに作れそうなものを注文しようと「メニューは?」と訊くと、「その黒板に書いてある」と。。。ん~、結構時間がかかりそうなものばかりなんですけど。。。
で、サラダは無いのか訊いてみると「グリーンサラダでいい?」と言って作って下さいましたが、ホント、レタスの千切りとトマトだけ。。。なんてシンプル。
電車でエクスに戻り観光。。。エクスについての詳細は後半で。。。
翌日はついに前から訪れてみたかった街カシへ!エクスからマルセイユを経由してカシへ。
Marseille St-Charles
マルセイユ駅に到着。エクス~マルセイユ間は約35分。
乗り換え待ち時間が約40分。14:33発 Hyere 行きの電車に乗り換え。
マルセイユ~カシ間は約20分。
マルセイユ~カシ間
Cassis
カシに到着!
予想通り小さな駅。こういう田舎の駅嫌いじゃない。
カシ駅
駅前から港までバスが出ています。0.8ユーロ、安い!!
終点のCASINOで下車。
ここから歩いて宿泊先の「 Le Clos des Aromes 」へ。
部屋はお洒落でも広いわけでもないし、設備も充分とは言えませんが、掃除は行き届いていてシンプル、全然悪くないと思います。ぁ、ドライヤーは無いけれど、髪の毛が長くても乾燥しているからすぐ乾いちゃうし大丈夫。
港までのバス
この左側のホテルです。
部屋の窓を開けると教会。毎時間鐘が鳴るのですが、この音がとっても素敵 。 真っ青な空が気持ちイイ。 毎朝窓を開けて徐々に空の青が濃くなっていくのを暫く眺めていました。
このホテルのレストラン入口、お洒落
とっても感じが良くて気持ちが良いテラスがあるレストランなのです。
写真ちょっとしたところがステキ!センスがイイなぁー
部屋から見えるホテルの前の道。
レストラン
この辺りの木の幹ってちょっと変わってる、迷彩柄。作り物かと思ったけれど本物。
せっかくなので、ここでランチ。
プロヴァンス地方のレストランではよく、タプナードと呼ばれるオリーブにケッパー、アンチョビ、ニンニクなどを入れてペースト状にしたものが出されます。バケットをトーストしたものと一緒に頂くととても美味しい。
下調べによると、ここのレストランではピザが美味しいとの事だったので、ピザを注文。
朝食はテラスではなく、中で頂きました。 夏はテラスでも朝食が取れるとの事。
ロゼワインと一緒に。
シェーブルチーズとハチミツのピザ。
ピザを焼いているお釜の写真を撮ろうとしたら、おじさんがわざわざピザを取り出すポーズを取ってくれました。
カシの街を散策。まずはホテルの周りからブラブラ。
小さい街ですが、いかにも南仏らしい町並みです。
なんか雰囲気あるなー
ちょっと日本家屋みたい。竹ぼうき立てかけてあるし。でも、これ日本家屋だったら引き戸なんだろうけど実は開き戸。
あ、ネコ!カワイイ! しかも、すり寄ってくる。
窓もお洒落。
お花や観葉植物で飾られいて、とってもフォトジェニック。
真っ青な空。 日本の空の色と違う、、、
ベルギーに送りたいものがあったため郵便局へ。
日本から送ると、受取人が高い関税を支払わなければならないのですが、EU圏内から発送すれば関税がかかりません。
郵便局なのに可愛らしい建物
庭には鴨が沢山います。
この辺りには、お土産物屋さんやお菓子屋さんなどが集まっています。
こんな小さな街にも防弾チョッキを着用したポリス。。。
でも銃を持っていないし、あまり緊迫感がある感じでもないし、銃を携帯した迷彩服の兵士が警備しているわけではないから、やはりさほど危ない場所ではないと思います。
まぁ、この辺りにはもっとテロのターゲットになり得る場所が沢山あるけれど、単独テロも発生しているし、今はフランス全土こんな感じなのだと思います。
カラフルな雑貨、見ているだけで楽しい。
ここはプロヴァンスのエピスリー「Autreois」 オートルフォア。
( http://autrefois-terroir.fr/boutique/fr/ )
何店舗かあるお店は全てプロヴァンス地方だけ。例え南仏と言ってもコートダジュールにはお店がありません。
あれもこれも欲しくなっちゃうな~
「Autreois」 オートルフォア
これは、プロヴァンスのお菓子カリソン Calisson ( http://jp.france.fr/ja/information/45565 )チョコレート味を購入。
カリソン Calisson
スーパーCassisに寄ってみたらこんなものが。。。エクスのスーパーにもありましたが、オレンジを絞って瓶詰して売っているんですね。美味しそう。
タプナードも沢山売ってる。色んな種類がある!
カフェでちょっと休憩。ふっわふわのワッフル。
港沿いにはレストランが立ち並びます。
アイスクリーム屋さん、いつも行列が出来ています。
こんな景色を眺めながらアイスクリーム。幸せ♥
建物がカラフル
私もついつい滞在中2回ほど頂いてしまいました。
ビーチもあります。 Plage de la Grande Mer プラージュ・ドゥ・ラ・グランド・メール
ビーチは砂ではなく、小石。 ニースなど、コートダジュールのビーチも小石ですが、こちらの方の石の大きさはもっと小さいし、色も少しベージュっぽい。 因みにコートダジュールはもう少しグレーっぽいというか白っぽい小石が多いと思います。
ビーチのすぐ前にはメリーゴーランド。
メリーゴーランドのすぐそばからプチトランが出ています。
プチトランに乗ると大体の見どころの位置関係が判るので、訪れたところにあれば必ず乗る事にしています。
プチトランはお金を払ってから乗車するのではなく、乗車して待っていると出発の直前に運転手さんが集金にくるシステム。
というわけで、乗車して待っていると運転手さんが。。。あれっ?あれあれ?なんか見覚えがある。。。あっ
エクスでもプチトランに乗ったのですが、その時の運転手さんでした。こちらに住んでいるので普段はカシで運転しているのですが、エクスの人がお休みの時には代わりに向こうに行くんだって。
町中を抜け、暫く海沿いのこんな景色を見ながら走ります。
崖が見えてきました。
La Roches Plates De La Presqu'ile
ラ・ロッシュ・プラット・ド・ラ・プレスキル
ここで10分間停車。
きゃー海がきらっきら
気持ち良さそう~
Calanque de Port Miou
カランク・ド・ポ―ル・ミウ
港から船が出ていて、カランク巡りのクルージングが出来ます。
いくつかのコースがあります。
私は1時間半で8つのカランクを巡る23ユーロのコースを選びました。
コースは、Port de Cassis → Port-Miou → PortPin → En Vau → L'Oule → Devenson →
L'Oeuile de Verre → Sugiton → Morgiou → Porte de Cassis
このボートでクルージング。
遮るものが何も無い一番前の船首の部分に乗り込み、出発進行!!!
この場所から出発します。
Le phare de Cassis カシ灯台。こういう景色イイよね!
うーーみーーーーーーーー
カヌーでカランク巡りをする人もいます。
気持ちイイだろうな。
ひとつめのカランク、Calanque de Port Miou プチトランで陸地から眺めたところです。
船ではカランク(入り江)の奥までは入れないのですが、この先には美しいビーチがあります。
En Vau、垂直に切り立った崖に囲まれています。
すごい迫力!崖が迫ってくる感じ。
Devenson
L'Oeuile de Verre
Morgiou
感じの良い街です☆
Calanque de Port Pin
Port de Cassis、Port Miou、Port Pin、Google Mapの3Dで見ると地形がよく解ります。
パセリが植わっているみたい。
この辺りは特に海水の透明度が高く、魚が沢山泳いでいるのが確認出来ます。
入り江から出ると船はかなり揺れます。船首に座っていたので頭から水しぶきをかぶってびしょ濡れ。
L'Oule
Cap du Duvenson
真っ青な空がきれい
広いな~ 地中海!
1時間半、カシの港に戻って来ました!
そうそう、これ「トロぺジェンヌ」という南仏サントロペのお菓子です。
前から食べたいと思っていたのですが初めて頂きました。フランスの女優ブリジット・バルドーが名付けたとか。
ブリオッシュ生地にカスタードクリームとホイップクリームを挟んだとてもシンプルなお菓子。でも、想像していたよりずっと美味しかった♥
ブリオッシュ生地がフワッフワでクリームが滑らか。それに、オレンジフラワーウォーターが使われているのでとっても爽やかなお味です。
トロぺジェンヌ
それから、スープ・ド・ポワソン(魚のすり身のスープ)も頂きたかった。
もちろん、スープ・ド・ポワソンは何処にでもあるので珍しくはないのですが、せっかく地中海に来たからには是非本場のスープ・ド・ポワソンが頂きたかったのです。
この黄色っぽいペースト状のものはルイユ。オリーブオイルに卵、ニンニク、カイエンヌペッパーなどを混ぜたものです。食べ方は、パンにルイユをぬってチーズを乗せ、スープに入れ、スープをたっぷりしみ込ませて頂きます。スープ・ド・ポワソン、大好きなのですが日本ではどこでも気軽に頂けるお料理ではないのが残念。
メインはお肉を選択。Entrecote 胡椒ソース、ポテトグラタン添え。
デザートはマンゴーのムース。ボンママンみたいな瓶に入ってる。
別の日には、こちらのレストランで海老、イカ、ポルチーニのリゾット。
美味しかったけれど、量が多くて食べきれませんでした。
せっかくなので港に面したレストランにも行ってみました。
美しい景色を眺めながらの食事、、、贅沢な時間だな~
前菜はホタテと青りんごのミルフィーユ。
ん~青りんご何も調理していないし、ホタテも火を通しているわけではないので、青りんごのスライスとホタテのお刺身にオリーブオイルと塩コショウして、ライムを絞ったという、そのままのお味でした。
メインはお魚。
何のお魚だったか忘れてしまいましたが、お魚のグリルの上にはウニとチョリソー。お魚もウニもチョリソーも別々に頂いた方が絶対に美味しいと思うんだけどなーーー
デザートはレモンタルトをタルト生地ではなくてガラスの器に入れたという感じ。上に乗っているのは生クリームではなく、メレンゲ。このデザート、私にはちょっと甘すぎた。
このレストラン、お味はいまいちでしたが、徐々に暮れていく港を見ながら食事が出来たので、、それはそれで楽しめました。
夜のカシ港
夜の教会
今回、一番やりたかった事。カランク国立公園のトレッキング。
クルージングでもカランク巡りをしましたが、海側からだけでなく、歩いて陸側からカランクを見たかったのです。
まずは、ホテルからカランク国立公園の入口まで歩いて向かいます。
あ、見えてきました!
Port Miou、プチトランでもクルージングでも訪れましたが、見る角度が違うので全然違った景色に見えます。
わぁ~~~~~~~♥ テンションが上がる。
国立公園、夏場には乾燥と暑さで山火事が発生する事があるので、7-9月の間にはこのトレッキングコースのアクセスが禁止になる日もよくあるらしい。
入口にはこんな案内。その日の山火事の可能性が記されています。私が訪れた日はオレンジのプレート。つまり、山火事の可能性は低くカランクはオープン、アクセスOKという事です。
因みに赤のプレートは山火事の可能性があるけれども、アクセスはOK。黒のプレートは山火事の危険大なので、アクセス禁止となっています。違うプレートに差し替えたり、プレートを外されたりしないように南京錠が付いています。
トレッキングするに当たっての注意事項が書いてあります。
「ウォーキングシューズ着用、水、地図を携帯する事」
「落石注意」
「ごみは持ち帰って下さい」
「動植物を触ったり持ち帰ったりしないで下さい」
「自然を破壊しないよう、標識で指示されたルート以外に立ち入らないで下さい」
さぁ、ここからトレッキング開始!
Port Miou 沿いのルートを進みます。
ずーっとこの景色を眺めていられそう。
道幅が狭くすぐ横が崖。。。怖い。
しかも、石灰岩なのでかなりツルツル滑ります。滑らないようにゆっくり、ゆっくり慎重に足を置きながら進みます。ドキドキ。
この場所だけでなく、カランクの断崖はどこも石灰岩、雨の日のトレッキングは危険なのでおすすめしません。ツルツル滑る上に、石灰岩は柔らかく砕けやすいので、そんな岩に足を乗せて、足をくじいたり転んだりしないように出来るだけ丈夫そうな岩を選んで歩きます。
怖い場所もあるけれど、なんて素晴らしい景観!!!
足元がだんだんと岩でゴロゴロして歩きにくくなって行きます。転ばないようにと緊張しながら歩きます。アップダウンも激しくなり、ちょっと息が切れてきました。
写真の杭の右側(崖側)を歩かなければならないので怖い。
暫く歩くとPort Pinが見えてきました☆
ふぅぅぅぅぅぅぅぅ~~、結構急なので軽く登山している気分です。
入口の案内にもありましたが、確かにしっかりと紐で縛るウォーキングシューズじゃないとここを歩くのは厳しい。いくら歩きやすくてもスリッポンのようなものやビーチサンダル、エスパドリーユなどはやめた方がよいです。
バックパックも出来ればアウトドア用の前で固定出来るものの方がおすすめ。さすがにみな準備万端でサンダルにショルダーバッグなんて服装をしている人はひとりもいません。私もしっかり靴紐を締め、バックパックは身体に固定して歩いています。
ここを降りてきたという事は、帰りにはここをよじ登らなければならない。。。ってことね。
ワーーーーーー、すごぉぉぉい!!!キレイ!!!水の色が違います。
私も裸足になってちょっと海に入ってみましたが、「冷たい!!」泳ぐなんてムリムリ!!
こんな美しいところがあるんだな~
ヨタヨタしていたら、手を貸しましょうかと声をかけられてしまった。
ついにPort Pinに到着!
ちょうどお昼時なので、ここでランチをしている人たちもいます。私もここでひと休み。
泳いでいる人もいます。
カヌーで海側から来る人もいます。
本当はこの先の En vau というカランクに行きたかったのですが、ここからがもっとアップダウンが激しくなり、かなりの崖で両手を使わないと登れないくらいハードらしい。
普段運動不足なうえに疲れていたので、怪我したり、崖から落ちたりしそうなので安全を取って断念。実は翌日やっぱり諦めきれずに En vau までのトレッキングに挑戦しようかと思ったのですが、雨が降ってしまったので行けませんでした。残念。
帰りもゆっくり景色を楽しみながら歩きます。気持ちイイナ~。
急勾配ではないし崖からも距離があるので、怖くはありませんが、石につまづかないように気を付けて歩きます。
歩いていて楽しい~~~
プロヴァンスらしい景色です。
真っ青な空と海に緑の木々、遠くに見えるヨット。。。本当に美しい。
松ぼっくり
楽しかった。沢山歩いて身体動かして心地良い疲れ。
また、ここからカシの港までブラブラと戻ります。
帰り道、プチトランとすれ違った時、運転手さんが私を見つけて手を振ってくれました。
覚えていてくれたのね、ちょっと嬉しい!
途中、とても素敵なビーチがあります。Le Bestouan ビーチ。
行きにとても気になっていたので帰りに寄ってみました。
水、冷たいのに。。。
やっぱり、南仏の小さな街はのんびりしていてイイナ~
前述しましたが、翌日は En vau に再チャレンジしようと思ったのですが、雨が降っていて天候があまり良くなかったのでやむなく断念。
その代わりに、カナイユ岬に行ってみる事にしました。
カシ最終日はフランスで一番高い断崖と言われている Cap Canaille カナイユ岬へ
ここを目指します。
残念ながら、あいにくお天気がイマイチ。
写真だと分かりづらいのですが、かなり急な坂が続きます。
小雨が降っていますが、坂を上るのに必死で傘なんてさしていられません。良かったレインコート持ってきていて。
坂が辛い。。。ハァ、ハァ。。。息がきれる
ここもカランク国立公園の一角です。
晴れていたら、綺麗なんだろうな~。お天気小雨で、どんより。。。残念写真
結構登ってきました。
ず~~~~~~~~っと上り坂。
片手にiPhoneを持ちながら、グーグルマップで位置を確認して進みます。
まだ着かない~~~~~~ あと少し、あと少し、頑張れワタシ!
あ~、遠くの方から晴れ間が。。。徐々に雲が晴れていきます。晴れるかも
Cap Canaille
んっっ? この人達何やってるの??ロープ。。。ヘルメット。。。
ぁ、ロッククライミングしているのね。。。 よく見ると崖の途中に人が。。。いる。
うわぁ。。。。私なんか崖の端にもこわくて近づけないのに考えられない。
近くで見ていた人とこの人達の会話
-高さ何メートルあるの?
-400メートル
そうなの?!
ねぇねぇ、やめた方がイイって~ この崖脆そうだからポロッといくよ、ポロッと。。。
と、彼らの会話を聞きながら、心の中でそう思ったのデシタ。
下を覗き込んでる。。。下に何があるの?
足ガクガクだしお腹が空いたし、汗で洋服びっしょりだから、そろそろ街に戻ろうかな。
徐々に晴れてきて、やっと明るくなってきました。 帰りは景色を楽しみながら戻ります。
下りは上りよりは少し楽チンで早く進めますが足にくる。
帰りは天気が良いので、楽しい~☆
坂道を下ります。
オリーブの実がなっています。
カナイユ岬を挟んだ Cassis の隣町、ラ・シオタ La Ciotat の街も見えます。
両サイドはオリーブの木
途中プラージュ・ド・ラレーヌ Plage de l'Arene というビーチに立ち寄りました。
でも帰りには晴れたので、海の色と赤い崖の色が美しい。行きに見た景色とは全然違います。すてきなビーチです。
実は行きにも寄ってみたのですが、その時には天気が悪くてこんな感じ。
どれくらい歩いたんだろう~ 足パンパンになってホテルに到着。
沢山歩いて疲れたけれど、楽しかった。
カシの最終日までめいっぱいに楽しみました。
カシ出発の日。
チェックアウト後、バスの時間まで少しホテルで待たせて頂く事にしました。
暫くホテルのレストランの従業員の方と話したりして時間をつぶしていると、オーナーのおじさんが、「カシ最後のタプナードをどうぞ!」と持ってきて、更に「ワインは赤?白?ロゼ?どれがイイ?」とワインまでサービスして下さいました。
とってもフレンドリーで親切。
バスでカシ駅へ
マルセイユ Marseille St Charles を経由してエクス・アン・プロヴァンスへ
またね!!!」と、さよならをしてホテルをあとに。。。
カシ駅の周囲には何もありません。
12:33発の電車
電車まだかな~
フランスで重い荷物を持って電車で旅行するのは、結構不便。
反対側のホームに行くのには一旦地下の通路を通らないと行けません。
しかも階段だけで、エスカレーターもエレベーターもありません。だから大~変~!
帰りは手前のホームだったので、スーツケースを持って階段の上り下りをする必要がありませんでしたが、カシに到着した時には反対側のホームだったので大変でした。
ここが地下通路の階段
電車の窓の落書き。 日本では電車の窓に落書きなんて見たことが無いけれど、フランスでは当たり前のようによく見かけます。 電車のボディも汚れている事が多いし。そう思うと、日本の電車って綺麗よね。まー、フランスらしくて嫌じゃないけど、景色が見づらい。
マルセイユ Marseille St Charlesに到着。
テロ警戒の為、ここでも兵士やポリスが巡回しています。
「このスペースにはセキュリティの為に防犯ビデオが設置されています」と書いてあります。
ワーイ!!電車が来たので乗らなきゃ!!
車窓より。。。
駅構内はこんな感じ。
この写真を撮影した約10日後、まさにこの写真の場所で女性が二人刃物で刺されたんですよね。 やはり、テロの疑いとか。 警備はしていても完全に防ぐことは難しいですよね。
ホームはD、13:35出発。
ステキなデザインの駅です。
この駅とても眺めの良いところにあります。 遠くにノートルダム・ド・ラ・ギャルド寺院が見えます。
さて、そろそろ電車が来る時間。
Aix-en-Provence
戻って参りました、エクス・アン・プロヴァンス。
ホテルは初日と同じ「Hotel Saint Christoph」。でも、部屋が違う。今回はテラス付き。
部屋からの景色
と思ったら、意外にも引き戸 (笑)
ホテルはアップルストアのすぐ裏。
そして、Fontain de la Rotonde のすぐ近く
私の部屋は112号室。 このドアって。。。階段に重なってる。。。ってことは押すんだよね。
しかも開けたら。。。すぐドア。変なの。
画家 ポール=セザンヌの銅像。そう、ここエクスはセザンヌの生まれた町。
ここエクスは地中海沿いの街とはまた違った雰囲気のプロヴァンスらしい街です。
この街には沢山の噴水があります。
噴水を探して歩くのも楽しい。
(1) Fontaine de la Rotonde
(2) Fontaine des Neuf-Canons
(4) Fontaine du Roi Rene
(6) Fontaine de l'Hotel de Ville 残念ながら、てっぺん修復中。
(8) Fontaine des Tanneurs
(10) Fontaine des Precheurs
(13) Fontaine au Sanglier
(15) Fontaine Pascal
町中には他にもいくつか噴水がありますが、私が見つけて写真に撮った噴水は16箇所。
この噴水は夜も美しい
(3) Fontaine d'Eau Chaud これが噴水?というような面白い噴水です。Fontaine d'Eau Chaud、お湯の噴水という意味なので「暖かいのかしら?」とお水にチョット触ってみたら。。。 冷たかった。
(5) Fontaine Place d'Albertas
噴水の前で路上ライブの準備中
(7) Fontaine des Augustins
(9) Fontaine Marselle Drutel
(11) Fontaine des Quatre-Dauphines
(12) Fontaine de Saint Jean de Malte
(14) Fontaine Villeverte
(16) Fontaine Place Seraphine Gilly
この街は噴水だけでなく、建築物を見るのも楽しい。
建物の角にマリア像などの彫刻が施されているのをよく見かけます。
入口に施されている彫刻もエクスの見どころです。
迫力があります。でも、重そう~~
これ、車が入らないようにかしら?ちゃんと引っ込むようになってる。
そういえば、他の通りでもこんなのがありました。車が通る時には引っ込みます。
こんな感じです。 因みにココ、セザンヌの生家です。
エクスのメインストリート、ミラボー通りの彫刻
窓やバルコニーのデザインがそれぞれ違って面白い。
ヌガーが売ってる。カリソン入りのヌガー、初めて見た。
昔は美味しいと思わなかったけれど最近好き。
あ、お寿司屋さん!やっぱり、まずそう。。。
お昼のコース、前菜とメインで12ユーロ。 このクオリティで12ユーロはちょっと。。。
しかも前菜に酢飯、キャベツのサラダ、お味噌汁って。。。
サラダはともかく、お味噌汁は前菜じゃないし。。。 お茶碗に入れた酢飯なんて単品で頂くものじゃありません。
こんな日本食誰が教えたんだ?
歩きながらアイスクリーム。
Fnacに寄ってみました。 日本の漫画人気がありますね。結構な広さの売り場で展開していました。
新しいお店が集まった一角もあります。
フランス以外にもお店はありますが、南仏生まれのお菓子屋さん「Le Cure Gourmande」
可愛くて沢山買ってしまいました。
エクスの建物は本当にひとつひとつが美しい。
さぁ、また街歩き再開。
この通り沿いにセザンヌの生家があります。
セザンヌにゆかりのある場所にはこの印が道にはめ込んであります。
セザンヌは銀行家の父親を持つ裕福な家庭で育ったんですよね。
DEUX GARCONS セザンヌも通ったカフェ。
ここでも兵士がパトロール
チュンチュンうるさいほどに鳥が鳴いています。すごい数の鳥が集まってきました。ムクドリ???
セザンヌの生家。
壁には「画家のポール=セザンヌが1839年1月19日にこの家で生まれた」と記されています。 旅行に行く直前にセザンヌとエミール=ゾラの映画「Cezanne et Moi」を観たばかりなので、実際にセザンヌにゆかりのある場所を訪れるとワクワクします。
市庁舎、時計台が美しい。
古い感じの教会です。
カリソンの看板カワイイ
夜のミラボー通り
夜のFontain de la Rotonde
ここでは、初日にランチにフォアグラも頂きました。その時の写真。
翌日は早朝、バスでマルセイユ空港へ。
当日チケットが買えないといけないので、前以て前日にバスターミナルに行ってチケット購入しておきました。
マルセイユ・プロヴァンス空港に到着。
パリのCDG。。。見慣れているはずなんだけど、プロヴァンスからいきなりCDGに来るとキラッキラでお洒落過ぎて眩しい。 パリはお洒落だけど、やっぱりバカンスで過ごすなら断然プロヴァンスだな~
チケット売り場。
7:10の空港行きバス。まだ暗い。
バスの中から。徐々に日が昇って行きました。
パリ経由で成田空港へ
パリでトランジット。乗り換えの搭乗口まで結構遠い。
時間があるのでラウンジで軽食。お食事美味しい。
成田空港着!
バゲージクレーム。日本ってスゴイ!!スーツケースが傷まないように、ベルトコンベアに落ちる時にちゃんと係の人がひとつひとつ押さえている。なんて親切なの!
ホント、日本って素晴らしい!
今回はあまり移動もせずに同じところに滞在して、南仏プロヴァンスを満喫出来ました。
あ~、リフレッシュ出来た!プロヴァンス最高でした。
沢山頂いたタプナード、お土産に買って帰ってきたので、思い出しながら頂こうっと!
関連リンク