「死ぬまでに見ておきたい建築」
その見出しと共に、まるで宇宙船が降り立ったかのような姿をした真っ白な建築がとある雑誌の表紙に載っています。ブラジル出身のオスカー・ニーマイヤーの設計した、「ニテロイ美術館」です。
建築に関わる人にとって、遠く離れた南米は死ぬまでに一度は訪れておきたい憧れの地で、けれども治安や距離やお金の面から、中々行くことの叶わない場所でもあります。建築設計を生業とする私たちは、一生に一度の新婚旅行の目的地として、この未知の国を選びました。
期間:2017年12月15日~2017年12月31日
A.Y. 様
GON-001293
その見出しと共に、まるで宇宙船が降り立ったかのような姿をした真っ白な建築がとある雑誌の表紙に載っています。ブラジル出身のオスカー・ニーマイヤーの設計した、「ニテロイ美術館」です。
建築に関わる人にとって、遠く離れた南米は死ぬまでに一度は訪れておきたい憧れの地で、けれども治安や距離やお金の面から、中々行くことの叶わない場所でもあります。建築設計を生業とする私たちは、一生に一度の新婚旅行の目的地として、この未知の国を選びました。
出発した寒空の東京とはうってかわって青く、低く空を流れる雲は夏そのもの。
ブラジル初日に到着したサンパウロでは、2016年に日本でも展覧会が開催された女流建築家、リナ・ボ・バルディの自邸である「ガラスの家」を隅々まで堪能し、またオスカー・ニーマイヤー設計の「イビラプエラ公園」を駆け足でまわり、そのままその日の宿となる、これまたニーマイヤー設計の「ブラジリア・パレスホテル」へ向かうという充実のプラン。
ブラジリアやリオ・デジャネイロでも同様に、行けるところには可能な限り行きたいという、私たちの希望を詰め込んだ、大満足のプランでした。
大忙しのブラジルから次に向かったのはボリビア・ウユニ塩湖。鏡張りをお目当てに、12月からの雨季に合わせて向かいましたが、水が足りておらず、一面の鏡張りを見ることは叶いませんでした。
けれども、果てしない水平線に沈む夕日は美しく、青から茜色に、そして徐々に暗くなってく空の下で飲むワインは最高に美味しかったです。
私たちの貪欲な要望を全力でサポートしてくださり、そして気長に対応していただきありがとうございました。約4カ月間続けたメールや打合せの日々が懐かしく、そして感謝の気持ちでいっぱいです。トランジットで訪れたペルー・リマでの買い物や、パリでの観光や食事も、書きたいことはたくさんあってキリがないので、このあたりで。
とにかく危ないイメージの南米ですが、案ずるより産むが易し、行ってみればご飯も美味しく陽気で楽しい場所でした。みんなにお勧めしたいです。
夏から約4か月間の間、いろいろと試行錯誤しながら一緒にご旅行を作り上げた経緯もあり、とても思入れ深いお客様となりました。ご帰国後のお言葉をお伺いした時は、とてもうれしい気持ちでいっぱいでした。素敵なお写真ありがとうございます。