【ロンドン郊外リッチモンド滞在とストーンサークルを巡る】
今回の旅の目的は、リッチモンドで暮らし始めた娘夫婦の訪問と、ストーンサークルへのツアーでした。ホテルへのこだわりがあり、リクエストに応えてくれるパーパスジャパンさんに旅のコーディネートをお願いしました。
期間:2018年4月19日~2018年4月24日
tanutanu 様
GON-001318
今回の旅の目的は、リッチモンドで暮らし始めた娘夫婦の訪問と、ストーンサークルへのツアーでした。ホテルへのこだわりがあり、リクエストに応えてくれるパーパスジャパンさんに旅のコーディネートをお願いしました。
東京の家を朝4時半に出て、ホテルに着いたのが夜8時半、実に25時間の長旅になりました。ホテルはリッチモンドパークの入り口に近い The Peteresham Hotel。1865年築、ビクトリア様式の建築で、到着時にはライトアップされており、歴史の重みを感じました。
このホテルを選んだのは何といってもビュー。チャーミングな部屋と言って通されたのは3階(日本では4階)のリバー(テムズ川の上流)ビューで、よくこの部屋が取れたと夫婦で感激。翌朝が待ち遠しくなりました。
リッチモンド駅に程近い娘夫婦のアパートを、大量のお土産とともに訪問しました。ホテルのすぐ前から65番のバスに乗れば駅までは5分程度です。昨晩、空港で購入したオイスターカード(日本のスイカ)が役立ちました。
今日は、娘の案内でキューガーデン( Royal Botanic Gardenns,Kew )へ。アパートの目の前の評判のサンドイッチ屋さんで昼食を調達し、バスでメインゲートへ向かいます。大温室はまだ工事中でしたが、さすが世界に冠たる植物園で、自然でありながら、細やかに手が入れられています。
ロンドン到着の直前から、例年になく、急に晴天が続き、気温も25度を超え、花々が一斉に咲きそろったとのことで、あちらこちらの草原が色で染まり、桜もちょうど見ごろを迎えていました。池にはハクチョウを筆頭にカナダガン、エジプトガンなど様々な水鳥が思い思いに泳いだり、歩いたり、子育てしたり。思いがけず和んだひとときを過ごしました。
今日は待ちに待ったストーンヘンジとコッツウォルズ巡りです。オプショナルツアーで、日本語のできるガイド兼ドライバーの方(この日は後藤さんという方でした)に車で案内してもらいます。ちょうど土曜日だったので、娘夫婦も同行しました。
まずはストーンヘンジへ。約1時間半イングランドの田園地帯を走ります。緩くうねって続く丘陵の中で、時折菜の花畑を通ると車窓が一面黄色くなり、ドライブも充分に満喫できました。
娘夫婦は、後藤さんからロンドンの美味しいレストランなどの情報を仕入れていました。ストーンヘンジは、さすが世界に知られた巨石遺跡で、この遺跡を創った古代人の生活や、巨石の配置の意味などを紹介するビジターセンターも併設されており、聞こえる言葉も多国籍です。そこそこ近くまでは寄れますが、石にさわったり、パワーを直に感じたりまではできなくなっています。
そこで、後藤さんからの提案で、さわれるストーンサークルに寄りましょうということになり、予定を変更して、一路エーヴベリーへ。ここは集落を呑み込む程の大きな環濠に沿って巨石が配置されており、一つ一つ別々の貌を持った石に手を当てて、古代人の思いに、思いを重ねることができます。旅行の一番の目的が石のパワーを感じることだった妻もようやく満足です。
ちなみに、昼食はサークルの中にあるカフェに何気なく置いてあるサンドイッチを、外の丸テーブルで食べましたが、意外や意外、とても美味しく、んっっこれがイギリス?と、逆の期待外れでした。
さて、ここまでで相当に時間を使い果たし、コッツウォルズの中心までは無理になりましたので、コッツウォルズ地方のはずれの村レイコックへ行くことにしました。ハリーポッターの撮影にも使われたという中世の面影を残した村です。
後藤さんにこの地方の食材を使ったアイスクリームあると教えられ、まずは、ベーカリーでゲットし、村はずれの教会の墓地の大きな木の下で、ロビン(胸がオレンジ色の鳥)のさえずりを聞きながら一休み。のんびりと村を一周散策し、石鹸工房やハーブ屋さんを覗いてまわり、村の風情を楽しみました。
この日はロンドン市街への移動日でしたが、午前中はリッチモンドパークへ鹿を探しに。
広大な公園のほぼ真ん中にある池まで頑張りましたが、残念ながら子育て準備中のためか、どこにも見当たりません。こうなると帰りの道の遠いこと。でもピーターシャムメドーズの中にあるピーターシャムナーサリーズに頑張ってたどりつきました。
ここは人気の植物、園芸品店で近隣から来た人でごったがえしていました。レストランもあるのですが、私たちはカフェで軽い昼食。オーガニックのサラダとムサカでしたがこれも美味しくて、人気なのも頷けます。
ロンドン市街のホテルは、ナイツブリッジの巨大デパートハロッズの一本南の小道を入ったところにある、Beaufort House Knightsbridge にしました。入り口にはサービスアパートメントと表示されていました。ここは地下鉄の駅も近く、お店も集まったエリアで大変に便利なところですが、近くに日本食のテイクアウト店「Wasabi」があることも大きな選択理由でした。
その日は、ロンドン一のカレーと後藤さんに教えてもらった、アールスコートのスターケバブで夕食にしました。日本のインドカレーとは全く味が違い、よく似込んだマトンは柔らかく、量も半端ではありません。ロンドンのB級グルメでA級の味を堪能しました。
帰国までの時間を使って、ロンドンブリッジのたもとにあるバラマーケットと、廃墟マニアの妻のたっての希望でバタシー発電所跡を見に行きました。
地下鉄とバスを乗り継いでの移動となりましたが、前日オイスターカードをチャージ(イギリスではトップアップと言っていました)しておいたのが功を奏しました。
急ぎ足で物足りなさも残りましたが、おかげさまで自分たちのこだわりを通すことができ、充実した旅になりました。途中でもう少し休養日を設けられれば、体には優しかったと思っています。家では4匹の猫が首を長くして待っていました。
素敵な旅行記、ありがとうございます。お嬢様との久しぶりの再会をお楽しみいただけたようでうれしく存じます。まだまだ行かれたい場所もあるとのことですので、次回また機会がございましたら、是非お声がけいただけますと幸いです。この度はお疲れ様でございました。