リスボン・ポルト・オビドスを巡る旅

期間:2018年7月7日~2018年7月15日
KURATA 様

GON-001349

リスボン~オビドス~ポルトへ友人と出かけました。
文句なく楽しい旅でしたが、驚くことばかりの仰天ポルトガルでした。

驚き① ポルトガルは混んでいる!

名所には、必ず行列が存在していました。

初日に訪れたベレンの塔。司馬遼太郎先生にテージョ川の公女と言わしめた美しさは素晴らしいが、 この行列。しかも進みません。

1時間弱が経過しても入れず、係員に文句を言うと、
「あと15分だね。1時間なんて、あなたたちはラッキー♪」と言われました。

ベレンの塔
ベレンの塔

大行列です
大行列です

続いてのジェロニモス修道院も、あの有名なパステル・デ・ナタも行列…。1日かければ周れますが、ベレン地区は要注意です。

夜のファドショーも、さほど有名そうでない店なので予約せずに行ったら、すでに満席!
道路までお客さんが座っていました。
でも大丈夫です。アルファマならどこかの店でそこそこのファドが聴けます。

歌いだしたら別人のよう
歌いだしたら別人のよう

夜でも賑やかなアルファマ地区
夜でも賑やかなアルファマ地区

ポルトに移動後は、あの有名なハリポタの本屋さんレロイ・イルマオンも行列。しかも事前に調べていなかったので、入場料が5€ もかかることにビックリ。本を買うと相殺してくれるそうですが、英語やポルトガル語の本ばかりですからねぇ。でも十分5€ の価値はあると思えるほど、ヨーロッパの歴史と様式美を感じられました。

【 レロイ・イルマオンの中 】

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驚き② ポルトガルのワインと料理は旨すぎる!

ヴィーニョ・ヴェルテという若いブドウで作る微炭酸の白ワインが絶品!
そして何処にでもワイン屋台があるから飲めちゃう!
ベレンの塔の行列で乾いた喉を潤した瞬間♥です。

行列後ヴィーニョ・ヴェルテで乾杯!
行列後ヴィーニョ・ヴェルテで乾杯!

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チーズやハム・サラミ系にハズレ無し!バカリャウ料理もハズレ無し!
極めつけはタコの美味しいこと!料金的には決して安くはないですが、どれも秀逸です。

1日3食のうち1食を簡単にしておくと、お腹もお財布も丁度良い感じでした。
軽食とは言え、あっさりビファナも捨てがたいですし、こってりフランセジーニャにも魅かれる…幸せな悩みです。

食いしん坊な私たちは、食事の前に写真を撮るのが苦手で(来るとすぐ食べちゃうので)あまり良い写真が無くてすみません。

フランセジーニャ
フランセジーニャ

タコ料理屋さんの厨房
タコ料理屋さんの厨房

驚き③ スーパーマーケットが可愛い!

リスボンもポルトも、スーパーマーケットが私にとってはワクワクでした。
そして「写真撮っていいですか?」と聞くと笑顔で頷いてくれるんです。写真だけで買わなくてすみません。でも日本ではお目にかかれない量、種類、カラフルさ、1食ぐらい料理してもいいかも…と思えるほどです。

精肉の総菜売り場
精肉の総菜売り場

バカリャウの値札がオシャレ
バカリャウの値札がオシャレ

驚き④ オビドスは素敵だが城壁は怖すぎる

オビドスは谷間の真珠と言われる、城壁に囲まれた白と青の壁が美しい町です。
城壁の上を一周出来ますが、高所恐怖症の人、ご注意ください。かなり高いです。そしてかなり細いです。片側は何の柵もありません。

城壁というより断崖?
城壁というより断崖?

ポサーダの食堂の優雅な窓
ポサーダの食堂の優雅な窓

そのオビドス、古い城を改装したポサーダと呼ばれるホテルがあり、そこに泊まりたくて立ち寄りました。若干の古さは否めないものの、 各所に “ お城気分 ” や “ お姫様気分 ” が味わえるところもあり、1~2泊なら良いと思います。

あと、この町、結構ハエが多いんです。周囲に牧場だか農場があるためのようですが、ちょっと驚きました。

驚き⑤ ドライビングテクニックが半端ない!

オビドスまで、パーパスジャパンさんにお願いした専用車は、高級車ベンツで、運転手さんもスーツ姿!ロカ岬とサンタクルスという町に寄り、オビドス到着は昼ぐらい。専用車ならではの早さです。

で、ビックリなのがその運転テクニック!オビドスのポサーダまでは、小型車でもギリギリな細く曲がった道ばかり。サイドミラー分が通れず、バックで脱出、別の道(と言ってもこっちも狭い)へ…。その卓越したテクニックでなんとか無事到着しました。

リスボンはじめ細い道が多いポルトガルでは、皆さん運転上手なんですね。

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馬車しか通れない?細い道ばかりのオビドス
馬車しか通れない?細い道ばかりのオビドス

驚き⑥ あまりにも絶景なドウロ川沿いのブドウ畑

ドウロ川流域の山の斜面に作られたブドウの段々畑。どこまでもどこまでも続くその光景は、日本では見られないスケール感です。山の斜面で畝も細いから、機械では作業できず、すべて人の手で行うそうです。

ポルトからの1日ツアーを利用して行きましたが、ワイナリー2軒(見学と試飲)、ランチとクルーズ付で、とてもおススメです。ただしワイナリーの英語の説明は、普通の英会話より難しくてほとんど分かりませんでしたが…。

すべてブドウの段々畑
すべてブドウの段々畑

Croft のブドウ畑で説明する係員
Croft のブドウ畑で説明する係員

驚き⑦ みんな超親切!

ロカ岬から立ち寄ったサンタクルスという港町は、作家の檀一雄先生が1年以上暮らして「火宅の人」を書いたと言われる町。先生の名前がついた通りや、住んでいた家がある…はずなんですが、見覚えのある表札がなく探していると、通りがかった女性から「 May I help you? 」のお言葉。

そして彼女は、檀先生の家を教えてくれ、去年売りに出されオーナーが変わり、表札が外されたことも話してくれたのです。さらに海岸の石碑にまで案内してくれました。

1年前にも日本人が来ていた時、案内したそうです。日本に行った時に親切にしてもらったから…だそうですが、感激の親切さ。

彼女の名はマリア
彼女の名はマリア

表札の外された檀先生宅
表札の外された檀先生宅

他にもリスボンの地下鉄で案内板とニラメッコしていると、全く普通のおば様が声をかけてくれます。

ポルトではワイナリーの積込みのおじ様が、作業の手を止めて道を説明してくれ、帰り際にはハグまで!

Offley の積込みのおじ様
Offley の積込みのおじ様

道案内後、家に招いてくれたおば様
道案内後、家に招いてくれたおば様

まだまだ仰天エピソードはありますが、話しは尽きないので、このへんで…。

景色も料理もお酒も絶品なポルトガルでしたが、一番は人の息遣いが感じられるところでしょうか。 狭い坂道でもイスとテーブルを並べる工夫、老婦人が大きな買い物袋を両手に坂道をのぼるたくましさ、困っている人を見ると手を差し伸べる笑顔の優しさ、そんな人々のいとなみにとても癒される旅でした。

アルファマの展望台より
アルファマの展望台より

ポルトの町にはカップルが似合う
ポルトの町にはカップルが似合う

ツアープランナーからのコメント

この度は楽しく、有意義なご旅行記と素敵なお写真をお送り頂き、誠に有難うございます。特にお料理や食材の写真はとってもそそられます。現地の優しいおじ様やおば様との出会いも忘れられない旅の一コマですね。ポルトガルに行きたくなるご旅行記&お写真、本当に有難うございました!

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