私たちはハネムーンでスコットランド、ロンドンへ行ってきました。英語は全然ダメでしたが、それ以上にウイスキーが大好きで、念願のアイラ島へ行きたいと思い蒸留所巡りをしてきました。
期間:2018年6月24日~2018年7月3日
S・U 様 & M・U 様
GON-001352
私たちはハネムーンでスコットランド、ロンドンへ行ってきました。英語は全然ダメでしたが、それ以上にウイスキーが大好きで、念願のアイラ島へ行きたいと思い蒸留所巡りをしてきました。
羽田からパリ経由でエディンバラ入りしました。
エディンバラ城やセント・ジャイルズ大聖堂などを観光したり、ヴィクトリア・テラスにあるカフェでランチをして、イギリスの雰囲気を肌で感じました。外でのソフトクリームやビールはうまい!
一通り観光した後はお酒探しの旅!
エディンバラ城へ行く道中には The Scotch Whisky Experience があります。が、時間的にツアー参加は厳しいので売店見学のみ・・・。
その他に Royal Mile Whiskies と Cadenhead’s Whisky Shop で早速ウイスキーを物色。ケイデンは店の中にカスク(樽)が置いてあり、ハーフボトルや小さめのボトルも用意してあるので色々買えて嬉しいです。翌日以降にアイラも控えてたのでここでは数本でガマン(笑)。
夕食は BrewDog でビール!PUNK IPA も日本で飲むより断然美味しく感じます。次に日本の Bar のマスターに The Bow Bar をオススメされていたのでハシゴで行ったのですが、ここはテレビ観戦可能なパブで、更にワールドカップ開催中で店内が混雑・・・。次の日も早いため、仕方なくホテルへ戻り就寝。
今回のメインのひとつ、アイラ島へ上陸!
エディンバラからタクシーでグラスゴー、そこから飛行機でアイラ島まで移動しましたが、ウワサに聞いていた強風もあまり感じず無事到着。エディンバラと比べると周りに建物がなく、牧草と羊と牛がいっぱいいる、とてものどかな場所です。道で他の人とすれ違うと当たり前のように挨拶があり、とても温かい島でした。
1日目はタクシーを予約しており、北側の蒸留所を全てまわるという強行軍。ドライバーの Lamont さんは生粋のイーラック(アイラっ子)でワイルドなおじさんでした(笑)。
早速アイラ島最北端の Bunnahabhain Distillery へ。
到着した頃には既にツアーが始まっており蒸留所見学は出来ませんでしたが、ウェアハウス(貯蔵庫)内での試飲とハンドフィルのみ参加可能とのこと。ラッキー!マスカットフィニッシュという白ワイン樽(?)がフルーティで美味しかったです。
続いて Caol Ila Distillery ではビジターセンターで買い物、Kilchoman Distillery のカフェではランチと買い物をしました。Kilchoman の目の前の敷地では鶏が放し飼いになっていて、Lamont さんはそれを指差して『彼らは君たちのランチだね』と。おいおい(笑)。ランチのチキン、おいしゅうございました。
途中、島の人たちも泳ぎに来るという人気の Machir Bay というビーチにも寄りました。砂がとてもきめ細かく綺麗な浜辺で、海と空が繋がっているような美しい景色でした。
1日目最後は Bruichladdich Distillery へ。ここでもグッズとハンドフィルボトル購入。ここのツアーがかなり飲ませてくれるらしいんですが時間の都合で参加せず撤収・・・。
アイラ島での宿泊場所は The Bowmore House でした。オーナーの Andrew さんがとても親切で、残りの蒸留所ツアーのスケジュールの組み立てや相談などに乗っていただき、更に分かりやすいように聞き取りやすい発音で話してくれました。この The Bowmore House ではウエルカムドリンクや朝食時の一杯にもボウモア出してくれました。しあわせ(笑)。
夕食は Bowmore Hotel でオイスターやアイラビーフのステーキなどを堪能。特にオイスターは、以前に村上春樹の『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』を読んでから、現地で食べてみたいと思っていた一品なので、感動しながら食べました。牡蠣にボウモアを垂らして食べる。アイラに行ったら是非やりたい儀式です。
ステーキも肉質ですが臭みなどなく全然美味しい。というより、日本の肉が脂多すぎるんですよね。と、ここで満腹になってしまい肝心のウイスキーもあまり飲めず。日本人に外国サイズのご飯はやっぱり多いです。反省。隣にある Bar もウイスキーの品揃えが凄いみたいなので今度是非行きたいです。
2日目の朝はスコティッシュブレックファーストを頂きました。ボウモアと共に。
有名なブラックプディングは見た目が赤黒くて駄目な方が多いかもしれませんが、意外とクセがなく美味しいです。ハギスは肉感があり朝からはキツかったです。
アイラ2日目はバスを利用し、南方の Laphroaig Distillery、Lagavulin Distillery、Ardbeg Distillery へ、この日も強行軍。
バスの時刻表は事前にパーパスの伊藤さんから頂いていたのですが、乗り方や料金などはネットにも情報がなく、全く分からないため不安でした。しかし、現地のおばちゃん達が、だいたい同じ時間帯にやってくる他のバスに対して『この便はまだよ』とか、『これに乗ればOK 』と教えてくれて、なんとか無事乗車。ちなみにバスは前乗り前払いで、現金OK、バスの運ちゃんに降りたい停車所を伝えてお金を払います。一定距離でどこでも同一料金かと思います。Bowmore から Laphroaig まで片道1人£1.95です。
Laphroaig Distillery では蒸留所見学の後に、ウェアハウス内でのテイスティングとハンドフィルを体験。自分たちの英語力が低いため、ツアーのガイドさんの英語説明はあまり聞き取れませんが、ウイスキー用語が多いのでなんとなく分かった気になれます(笑)。
ウェアハウス内でのヴァリンチテイスティングは3種類、そのうち1種類を250mlのボトルにハンドフィルできます。どれも大体14年前後の熟成です。全部樽ごと持ち帰りたい・・・。ビジターセンターでの買い物はついつい財布の紐も緩みます。
次はツアーの都合で Lagavulin Distillery を通り過ぎて Ardbeg Distillery へ徒歩で向かいました。Laphroaig から Ardbeg まで徒歩約40分・・・。天気は最高で暑すぎました。せめて自転車が欲しい・・・。
Ardbeg Distillery ではビジターセンターで買い物。ここのカフェも有名との話ですが大混雑。ビジターセンターには限定モノや日本でプレミア価格の Ardbeg たちが普通に何種類も並んでて買いたい衝動に。帰りの重量が心配なため程々に買って Lagavulin まで戻ります。徒歩で約20分・・・。
Lagavulin Distillery では、ウェアハウス外観が見えるテラスで何種類かの Lagavulin を飲みながら Lagavulin の歴史やフレーバーの説明を受けるツアーに参加。屋外で座りっぱなしなので直射日光キツすぎて旅行中に一番日焼けしました。説明はなんとなく3~4割くらい分かったかなというレベル。それよりも、ここの蒸留所の目の前が湾になってるんですが、そこで泳いでいるおっちゃん達が気になって話に集中できない(笑)。気持ちよさそうだし凄い贅沢に見えてきた・・・。ちなみに大体の蒸留所は海に面しているので他のウェアハウスの近くで泳いでいる人もチラホラいました。
Lagavulin で買い物を終えて Bowmore まで戻るのに、バスの終電が過ぎているかもしれないという事実に直面しました。ここでバスを逃すと徒歩で約4時間・・・。最悪ヒッチハイクも考えつつとりあえずバス停に向かうと、ちょうど Bowmore 行きの最終便が!ギリギリ乗ることができました。
Bowmore に無事たどり着いた後は2人とも疲れ切っていて、町の中心にある co-op というコンビニのようなスーパーで軽く夕飯を買って食べてすぐに寝てしまいました。バスも良い経験でしたが余裕を持ったツアープランが大事ですね。
アイラ島最終日は Bowmore Distillery へ。
その日は The Bowmore House に宿泊していた日本人夫妻とも朝にお話し、その方たちは前日に蒸留所ツアーに参加して、このツアーはかなり飲ませてくれるよと話されていたので、かなり期待が膨らみました。
ここも蒸留所見学の後に、伝説の第1貯蔵庫、No.1 Vaults 内でのテイスティングとハンドフィルができるというツアーに参加しました。蒸留所見学の中ではニューメイクポット(度数60度以上)を飲ませてくれた上に、手にかけてくれて『ハンドクリーナーね』なんて笑って話してくれました。甘い麦とピートの香りが最高です。家にも飲む用とハンドクリーナー用として常備したい!
そして最後、待ちに待ったテイスティング・・・の前に。
ガイドの Cat さんがNo.1 Vaults の扉を開けるための鍵をビジターである私たちに渡してくれます。私は外の扉ではなく更に中にある内側の鍵を開けて扉を開けました。感動ッス!
その後、一通りの説明の後は貯蔵庫内見放題という太っ腹!この時は大体2010年あたり蒸留の樽が多く眠っていました。
貯蔵庫内を見た後、ついにテイスティングです。ここは2種類の樽があり、一つはオロロソシェリー樽1999年、もう一つはバーボンホグスヘッド樽1999年。この2種類を飲んで、その内1種類をハンドフィルできます。もうテレビで観たクレイジー○ャーニーの世界です。気分は栗林さんです。
と、ここで1杯ずつ飲むのは当たり前なのですが、一緒にツアー参加したドイツ人の呑んべぇ3人組がこっそりおかわり!
そしてそれを分かってて苦笑いしながら別の作業をしている Cat さん。
もちろん自分も一緒におかわりさせていただきました。それも何度も(笑)。至福の時間でした。
朝話した日本人夫妻が、Bowmore はいっぱい飲ませてくれるって言ってたけど確かに凄かった・・・。
そしてその後ハンドフィル。もう飲みながら写真を撮りブレブレ。
更にツアーを終えてビジターセンター併設の Bar へ戻ると、Bar のラインナップから2杯サービスというオマケつき!天国だ・・・。
そして最高の気分のまま The Bowmore House に戻り、一気に現実に引き戻される。
自分と妻のスーツケースに戦利品(酒・グッズ)が入りきらない・重量オーバー必死・・・。
飛行機の重量制限をクリアするために、念のためもう一つ空のスーツケースを用意していたんですが、それが機内持込できず預け入れに・・・。
この荷物仕分けのために時間がかかり Andrew さんとゆっくりお別れができず・・・。反省。
そして飛行機チェックインでは預け入れ荷物が1個増えていくら取られるのかと戦々恐々。
ネットにも全く情報載ってなくて一気に酔いも醒めましたね。
そしてカウンターのオバチャンから告げられた金額は『£10ね』・・・安心して力が抜けました。きっと国内線だから安かったんですね。これで次からアイラ島に飛行機で行くときは荷物の心配をしなくて安心です(笑)。
アイラ島を離れたくない想いと、またもう一度来るぞという想いを胸に Glasgow
へ。
アイラ島から飛行機で約1時間足らずでグラスゴーに到着。そこからタクシーを拾いホテルへ。
ホテルに着いた頃にはもう夜で、更に一気に都会の若者が多い街に感じたので、平和ボケした日本人夫妻は近くのピザ屋で夕飯を軽く食べて就寝。都会怖い。
あぁ、アイラ島のゆっくりとした田舎感がなつかしい・・・。
翌日はホテルでしっかり朝食を食べて、鉄道にて London へ。
Virgin Trails のファーストクラスシートでロンドンのユーストン駅まで行きました。途中、車内でブランチ、ランチ、アフタヌーンティーと出てきましたが、朝食食べすぎと旅の疲れ、電車酔いであまり食べられずほとんど寝てました・・・。もったいない(笑)。
グラスゴーから約6時間ほどでロンドンに到着しました。予定では4時間ほどだったんですが、これが外国の通常運転と思い込んで、ユーストン駅から少し近くのホテルにチェックイン。ここは大英博物館に近いので早速徒歩で大英博物館見学!電車で寝たのでしっかり歩き回れました。
夜は近くのイタリアンで夕飯。誰かがイギリスでイタリアンはやめておけって言ってましたが全然美味しいです。味覚がイギリスに慣れてきた・・・?
ロンドン2日目は、ピカデリーサーカスで買い物、オックスフォードでアフタヌーンティーと大学見学。ピカデリーサーカスでは朝から買い物! ここへ来たら Berry Bros.& Rudd でショッピング!と思いきや、ちょうど週末で Berry Bros.& Rudd は定休日・・・。Fortnum & Mason や他の店でお土産などしっかり買いました。
その後電車にてオックスフォードへ移動。ピカデリーサーカスでショッピングに熱中してしまい、オックスフォードに到着したのは午後3時過ぎ。早速予約していた Quod というレストランでアフタヌーンティーを。チョコレートベースのケーキやスコーン、サンドウィッチもとても美味しかったです。ただ、2人分頼んだため量が多くお腹いっぱい・・・。ここでも外国人サイズで1セットあれば十分でした。
散歩がてらオックスフォードの街を歩いたのですが、Christ Church は閉館で入れず。周囲をショッピングがてら観光し、ロンドンのホテルへ戻りました。
ロンドン3日目は、バッキンガム宮殿の衛兵交代式見学や、ビッグベンからテムズ川沿いにタワーブリッジ方面に徒歩と電車の旅。どこも人、人で旅行中一番観光客が多い場所でした。セントジェームズパークではリスが何匹もいて自然を感じるとともに癒されました。私たちは都会よりも田舎のほうが合っているのかもしれません。
ロンドン最後の晩餐は、都会へは出ずに滞在ホテルの裏手にある Pub へ。ここもサッカーワールドカップTV 観戦のお客さんが多かったですが、なんとか着席。年齢確認の洗礼も受けましたが、その後はカナダ人のお客さんや店員さんが話しかけてくれたりして、とても楽しい時間を過ごせました。ここのフィッシュ&チップスが一番美味しくておかわりしてしまいました。
ロンドン最終日は James Smith & Sons Umbrellas で傘を買った後にヒースロー空港、パリ経由で日本へ帰国しました。外国のオシャレな傘が手荷物で持ち込めるのは嬉しいですね。飛行機の座席の足場が狭くなりますが。
今回の旅行は2人とも中学生レベルの英語で、しかもハネムーンなのにガイドもなく2人だけの旅行で不安でしたが、伊藤さんのプラン建てや、『英語は慣れますよ』といったアドバイス(?)のお陰でとても充実した旅になりました。英語力が上がった訳じゃないのに本当に慣れるものですね。
旅行中は本当に天気が良く、優しい人たちにも巡り会い、とても素晴らしい経験になりました。私たちの希望通りにプランを組んでくださった伊藤さん、ありがとうございます。とても満足のいく旅でした。本当にありがとうございました!
素敵な旅行記と写真ありがとうございました。
とても詳細に書いていただいたので、読みながら私自身もその場にいるような気持ちで拝見することが出来ました。
旅を通して、いろんな方々との出会いがあり、旅行をお楽しみいただけた様子が伺え良かったです。
ありがとうございます。