デザインと音楽を楽しむ、ルーマニア&オーストリア&チェコ一人旅
転職時にたまった有休を使い、ルーマニア各地、ウイーン、プラハ、チェスキークロムルフ計14日間へ行ってきました。急に決まったことや地理的にかなり遠いこともあり一緒に行ける人もおらず、ぶらり一人旅。
ルーマニアは日本人にあまりなじみがない国ですが、私が趣味で演奏している世界最古と言われる楽器「パンフルート」はルーマニアの古楽器なので、現地を見てみたいという思いがありました。せっかくなので、雑貨天国と言われるチェコや音楽の都ウイーンにも行くことに。
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ルーマニアでは、日本で得られる情報が薄かったことと、パーパスジャパンに相談に行った際、車がないと何もできないと言われ、ルーマニア人の現地ドライバーを手配いただきました。マリウスさんには大変親切に日本語でガイド・フォローアップいただき、ブラショフ、シギショアラ、シビウなどの各都市を観光することができました。また民族音楽などのCDもたくさん聴かせていただき、本場のジプシーが住む地区も車窓から眺めることができました。
ブカレストは治安の悪さが有名で心配でしたが、実際はノルド駅などごく一部の地区で、美しく広い公園などもたくさんありました。ブカレストは信号と信号の間がとても遠いためか車がカーレースのような猛スピードで飛ばしており、メトロからも20分ほど歩かないと観光名所に到着しないなど、確かに車社会のようでした。
回った地方の中で私のお気に入りはペレシュ城です。ドイツルネサンス様式など装飾が大変凝っており、内部の写真集が売っていれば欲しいと思うほどでした。
またシビウは団体観光客がほとんどおらず落ち着いており、民族衣装からインスピレーションを得て作られたという洋服を買いました。アンティークなど質が高そうな雑貨もたくさん販売されていました。ブラン城は観光地ですが地方のためかクレジットカードが使えないことが多かったため、キャッシングか現金を持って行ったほうがよいと思いました。
オーストリアのウィーンはとても清潔で道が広く人が少なく治安が良く、空がとても広々として見えホッとしました。ちょうどザルツブルク音楽祭のシーズンではなかったのと、夏休みの時期でウィーン少年合唱団が聴けなかったのが残念でしたが、ウィーンフィルの本拠地として知られる楽友協会ぐらいは見に行っておこうと思い、観光客向けと知りつつモーツァルトオーケストラを聴きました。確かに海外のツアー客で騒がしく集中できる環境ではありませんでしたが、これはこれでモーツァルトのコスプレをしている演奏者&客引きがいたことなど、お土産話のネタになりました。
またヴェーゼンドルファーのグランドピアノが試奏できるスタジオが楽友協会の建物にあったので、予約を入れ、1時間弾くことができました。東京にもスタジオがありますが、ウィーンのほうが割安なのでオススメです。予約はかなりすいており取りやすいです。ペーター協会で毎日行われている無料コンサートでは、パイプオルガンの演奏が大変迫力がありました。
また音楽館は夜遅くまで営業しており、アトラクションがたくさんあって長居しました。ベルヴェデーレ宮殿では、クリムトの本物の絵も拝みました。
チェコのチェスキークルムロフは世界遺産ならではの古く美しい町並みを残しており、ほかほかのトゥルデルニークを食べたり、コヒノールの店舗へ行くなど楽しみました。地方のためか英語が通じないことやクレジットカードが使えないことも多かったため、対策が必要だと思いました。
プラハは観光客だらけで混んでおり、旧市街塔の頂上から夢中で絶景を撮りました。カレル橋では技術の高いイラストレーターやミュージシャンがたくさん演奏しており、夜景も見に行きました。
スメタナホールでのクラシックコンサートは、オーケストラとオペラ、バレエを一挙に楽しめるのでおいしいです。国立マリオネット劇場もホテルの近くだったので安心して鑑賞しました。
アンティーク店のヴェテシュニツトビー・ドラチュカ・ミランが閉店していたのは残念でしたが、書店のパラーツ・ク二フ・ルクソールでクルテクの絵本とオシャレなノートを買い、パペロテでもじっくり長居しました。チェコは、なんとはなしの包み紙さえもかわいい花柄だったりするので雑貨好きにはおすすめです。
ホテルのアクセスもよく、行きたいところばかりで忙しい旅でしたが、無事観光を楽しめました。
どうもありがとうございました。