スウェーデン ダーラナ地方とゴットランド島周遊 家族旅行 9日間

期間:2018年7月7日〜2018年7月15日
K様 ご家族

GON-001363

2年前に初めて訪れたフィンランドですっかり北欧ファンになり、次回は是非、白夜のスウェーデンへ!と思い、家族4人で7泊9日の旅に出発しました。

一日目、ストックホルム

成田からヘルシンキ乗り継ぎのフィンエアーでストックホルムまで11時間のフライト、ストックホルム中央駅近くのホテルにチェックインしたのは夕方6時半ごろでした。

偶然にもサッカーワールドカップ、スウェーデン対イングランドの試合の最中。街中に黄色と青のTシャツを着た人達が溢れ、試合の中継に一喜一憂。この時間でも燦々と輝く太陽が眩しく時差ボケも一気に吹き飛びます。

近くのメインストリートで軽い夕食を済ませガムラスタンまでウィンドーショッピングしながらお散歩。気持ちも体も少しずつスウェーデンモードへ。

そしてホテルに戻ったのは夜の10時頃。外はまだ明るいので分厚いカーテンをしっかり閉め就寝します。日が長いので明日から一日を有効に使えそうです。

ガムラスタン
ガムラスタン

二日目、ストックホルム → ダーラフローダ

この日の午後はダーラナ地方へ移動の為、それまでの時間を近場の観光にあてました。

朝9時から日曜日のヒュートリエット蚤の市へ。
アンティークの北欧食器も沢山あり見るだけでも楽しめます♪

蚤の市の後は、街の中心にありメーラン湖に面して建つ市庁舎を見学しました。
市庁舎の見どころはノーベル賞の晩餐会、舞踏会が華やかに行われる ”ブルーホール” や ”黄金の間”。他にも市議会の議場や市民の結婚式が執り行われる部屋もあります。
ガイドツアーに入り詳しく案内してもらいましたここはまさにストックホルムを象徴する建物です。

蚤の市
蚤の市

ブルーホール
ブルーホール

市庁舎
市庁舎

黄金の間
黄金の間

その後、歩いてガムラスタンの王宮の衛兵の交替を見物に。30分前に着くと既に人でいっぱいでした。時間を気にしながら遅めのランチを食べ、ホテルに預けていた荷物を取り中央駅から15:45分発の列車でファームステイ先ダーラフローダへ向かいました。ダーラナ地方はスウェーデン人の心の故郷と呼ばれている所で、ストックホルムから北西に位置します。

列車とバスを乗り継ぎ三時間半、ダーラフローダのバス停に降り立ったのは夜7時過ぎでした。バス停でホストファミリーのお母さん Metaさんの温かい笑顔に迎えられ車でステイ先へ。80ヘクタールの広大な土地にはオーガニック野菜農園や畑、羊牧場があり、豚や鶏、馬もいました。その先の高台に赤褐色の家屋が見えてきました。ひと懐っこい牧羊犬や2匹の猫にも迎えられ心がなごみます。

その夜は、とても優しくてユーモア溢れる Metaさんのご主人や息子さんと共に夕食を頂きました。

メータさん家族
メータさん家族

メータさんの家にて
メータさんの家にて

メータさん家族(2)
メータさん家族(2)

メータさんの家にて(2)
メータさんの家にて(2)

三日目、ダーラフローダ

朝食の後、ダーラフローダ村をサイクリング。ダーラフローダ川に掛かる古い木の橋を渡り、林を抜けると赤褐色の家々が並んでいます、可愛くて、まるで絵本の中にいるようです。

午後からは Metaさんの家の近くの森で念願のブルーベリーを摘み、その後農作物の貯蔵庫や飼っている羊の毛で生産する毛糸の工場等も案内して頂きました。

夜は帰省している娘さん達と一緒にMetaさんの羊料理を頂きます。食事をしながら日本やスウェーデンのこと、お互いの家族の話、そして農場の話を聞かせてもらいました。先祖から受け継いできたこの農場を一家で大切に守り続け、農場ができて100年目にあたる今年は盛大なお祝いを開くそうです。

四日目、ダーラフローダ → ストックホルム経由ゴットランド島へ

この朝は、丁度ファームのレストランが開く日で、いつもの朝食に加えてバッケットやフルーツ、ナッツがたっぷり入ったパンも並んでいました。昨夜、夕飯の合間に今朝のパンを準備していた Metaさん。100人分以上のパンを焼き上げていました。どんなに忙しくても、いつも楽しそう♪遠い外国から来ている若い働き手の人達にもお母さんのように慕われていました。

楽しい時間はあっという間でした。美しいダーラフローダの景色を後に、バス、列車を乗り継ぎストックホルムに戻ります。

ストックホルム中央駅に着くと直ぐにバスで港へ移動。そこからフェリーで3時間程かけてバルト海に浮かぶゴットランド島ヴィスビーに到着。夜8時頃でした。

ヴィスビーは中世にハンザ同盟都市として栄え、その面影を残す世界文化遺産の街。また“魔女の宅急便”の舞台になったとも言われています。娘達はジブリの映像から素朴な港町を想像していたようですが、そこは近隣の国から自家用ヨットでバカンスを楽しみに来るリッチな人達で賑わっていました。

夕食を海沿いのレストランでとりながら、この港街の優雅な雰囲気にしばし浸りました。まだ明るいものの、この時間になると海からの風が冷たく上着が必要です。

5日目、ヴィスビー

ヴィスビーの街は、一歩中に入ると中世の石畳の坂道が続いていてお洒落なレストラン、カフェやお店が街の景観を壊さないように並んでいます。

午前中は旧市街のサンタマリア大聖堂を目指し歩きました。途中にある素敵なお店に立ち寄りながら、大聖堂に到着。その上の高台からの景色は、青い空とオレンジ屋根のコントラストが美しかったです!

午後は自転車を借り海沿いをサイクリング。道が整備されていて、海風やカモメの鳴き声も心地よく、途中の海辺のカフェで食べたサーモンとチーズのサンドイッチ、シナモンロールや美味しいコーヒーも忘れられません。

ヴィスビィ
ヴィスビィ

ヴィスビィ(3)
ヴィスビィ(3)

ヴィスビィ(2)
ヴィスビィ(2)

ヴィスビィ(4)
ヴィスビィ(4)

6日目、ヴィスビー → ストックホルム

この朝は7時過ぎのフェリーに乗るためホテルにアーリーブレックファストをお願いし、バタバタとフェリーに乗り込みましたが、もし又来る機会があれば、その時はレンタカーを借りて島を一周してみたいです。あちこちで目にした光沢あるグレーの巻き毛の美しいシープスキン。あの珍しいゴットランドシープに是非会いに行きたいと思います!

昼前にストックホルムへ戻ると、ホテルに荷物を預け世界自然遺産の“森の墓地”へ。
市内中心部から地下鉄で約20分。シュコーグスシュルコゴーデン駅そばの広大な自然の中に足を踏み入れると、森の見事なランドスケープと北欧モダン建築が融合する共同墓地がありました。

様々な形の墓石はシンプルで、その前には故人の為に花が植えられています。又ここでは墓石を設けず散骨を望む人達もいるそうです。「森と共に生き、生かされ、そして死者は森に還る」というスウェーデン人の死生観が伝わってきます。

森の墓地
森の墓地

その後、ストックホルムに戻り、楽しみにしていたガムラスタンのノーベル博物館を見学。ガイドの説明に聞き入り、これまでの数多くの日本人の功績を改めて誇りに思いました。

一旦ホテルに戻り少し休憩した後、再びガムラスタンへ。
夜7時から大聖堂のオルガンコンサートを聴き、その後セーデルマルム島の老舗スウェーデンレストランへ。観光客らしき人達で混んでいました。一皿が日本人にはかなり量が多く味付けもしっかりしています。残念ながら全部食べ切れずに残してしまいました(ごめんなさい)。

セーデルマルムのお洒落なレストラン
セーデルマルムのお洒落なレストラン

セーデルマルムのお洒落なレストラン(2)
セーデルマルムのお洒落なレストラン(2)

7日目、ストックホルム

ストックホルムでゆっくりできる最後の一日。前日までに観光を済ませ、今日は終日娘達と買い物です。お昼は、主人とエステルマルム屋内市場で待ち合わせをしました。あいにく改装中でしたが、向かいの仮設の市場で思い思いの食べ物をテイクアウトし、近くの公園の芝生の上でランチタイムです。

買物の方は、お目当てのお店はあちこちに点在していますが、徒歩で回ることにしました。北欧雑貨やテキスタイルのお店、心惹かれる物も沢山ありましたが、ミニマリストを目指す私はスウェーデンの木で作られた使いやすそうな靴ベラとヘアブラシ、北欧らしい木々のモチーフが涼しげな夏のクッションカバーを2枚購入。これなら無駄にならず、買ったことを後悔せず、毎日の暮らしを少し豊かにしてくれそうです。

雑貨店
雑貨店

テキスタイルのお店
テキスタイルのお店

最後の夜は、またまたセーデルマルムへ。
地元の人達で連日賑わうモダンなコンフォートフードのレストラン、“ウッド.ストックホルム.マートバール”に行きました。店内の家具や内装も北欧らしくシンプルで個性的。地元素材を活かしたメニューはとても美味しく、カジュアルな雰囲気で居心地よかったです。特に若い人達には好まれそうですね。

8日目、ストックホルム → 日本

ホテルの朝食を済ませると、出発までにまだ3時間程ありました。

中央駅の地下にあるスーパーマーケットCOOPで、お土産にクッキーや珍しいベリーのジャム、常温保存できるペッパーサラミのスライス、それからカラフルで個性的な窓ふきワイパーを見つけゲット!その国のスーパーマーケットを見るのは毎回楽しみです♪

お昼ごろホテルを後にし、列車で空港へ。
チェックインを済ませ出発までゲート近くで待っていましたが、どうやらヘルシンキからの飛行機が遅れているらしく、ようやく私達の便がヘルシンキへ飛び立ったのは、定刻の一時間後でした。もともとヘルシンキで成田行き便への乗り継ぎが40分しかなかったのですが、この便の到着を待っていてくれるとの機内アナウンスに安堵!

でも娘たちはヘルシンキ空港での免税手続きがあります。焦りながらも免税カウンターで手続きの順番を待っていると、名指しの搭乗アナウンス。前に並んでいる方達に事情を話し、先に手続きをさせてもらいましたが、免税手続きはEU最終地で行われる為、飛行機が遅れると、出来ないリスクがあります。空港内を全速力で走り、飛行機の席に座った時は、もう汗だくでした。

でも、満席の機内ではフィンエアーのクルーは行きの便同様とても親切で感じよく、機内食も美味しく頂けました。旅の疲れが出たのか、成田に到着するまで爆睡。ランディングの衝撃で目覚め、9日間の旅は無事終わりました!

                  * * * * *

今回初めてパーパスジャパンさんを利用させていただきました。スウェーデンに行きたいと思い立ったものの、ストックホルム以外は殆ど地名も知らず、ただファームステイをしたいことと、雰囲気が違う場所に行きたいとお願いしプランを立ててもらいました。飛行機、ホテル、鉄道とフェリー。なるべく時間を有効に使えるよう手配して下さった担当の岩越さん、有難うございました。

北欧スウェーデンは本当に魅力的な国です。帰国してからもスウェーデンに関する本を読み、益々この国の事が知りたいと思うようになりました。空港で買った FIKA の本、帰国後 Metaさんが送ってくれた、あの美味しいパンのレシピ。涼しくなったら是非作ってみます。そしてこれからもこの国とずっと繋がっていきたいと思います!

ツアープランナーからのコメント

ダーラナ地方でのファームステイから、ゴットランド島滞在まで、短いスウェーデンの夏をご満喫いただけたようですね!思い出に残る家族旅行となったようで大変嬉しく思います。またのご旅行の際は、いつでもお気軽にお申し付け下さい。この度は弊社をご利用頂きまして誠にありがとうございました。

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