2018年8月11日(土)12時30分
ANA(NH217)機は羽田空港を飛び立ち左眼遠方下に富士山の見送りを受けてミュンヘンに向かっています。目的地は行きたい処の一つ、自然の宝庫と世界遺産の国クロアチアへの旅です。
我々夫婦の前席には同行の坂口御夫妻が並んでいます。坂口ご夫婦とはゴルフ、美味しい食事と旅行にと良くご一緒します。
今回の旅行計画は目的地、出発/帰国日の決定後は度胸と行動力抜群の坂口奥様にパッケージツアーと違う自由な旅程、宿泊、食事、交通手段等を練って頂き、パーパスジャパンに協力と専用車、各地のホテル手配をお願いしました。
旅程はミュンヘン経由リュブリャーナ(スロベニア) → ブレッド(1泊) → ポストイナ →
プリトヴッチェ(1泊) → シベニク → トロギール → スプリット(2泊) →
ドブロブニク(3泊) → ミュンヘン → 羽田
羽田発はお互いにアクセスに恵まれています。ミュンヘン経由はトランジェット ロスが少ない事で選びました。
ミュンヘン空港 AIR BRAU でピルゼン ビールで乾杯しリュブリャーナ空港には夜の9時過ぎに到着。迎えの車で10時半頃ブレッド( RIKLI BALANCE HOTEL )チェックイン。流石に疲れてベットに直行でした。
12日、今朝から観光のスタートです。
ホテルの前には青く澄んだブレッド湖と静寂の漂う森の自然が広がっています。手漕ぎボートで湖に浮ぶ島の教会を散策しました。
地元の人気ケーキを食べ、ポストイナ鍾乳洞に向かいました。世界でも有数の規模を誇る大鍾乳洞窟でトロッコ列車で洞窟内(気温10℃)を進み1時間程歩いて様々な鍾乳石を巡り何万年から何十万年を経た自然の芸術は圧巻でした。ポストイナからは同じ車でプリトヴッチェに向けカルスト台地の山並み、渓谷と森林の中を気持ち良いドライブを堪能しプリトヴッチェ「Hotel Jezero」に到着。
ホテルのレストランで初めてのディナーを楽しみました。肉料理をメインにクロアチアワイン「ディンガチ」と全てに美味しさ満喫でした。
翌13日、朝からプリトヴッチェ湖郡のハイキングです。
湖郡は想像以上に壮大で我々の旅程では散策しきれないと判断して幾つかのコースの一番短いコースを選択。静かに透き通る湖水、散策路を覆う鮮やかな木々の葉、聞こえるのは鳥のさえずりと湖郡間を流れるせせらぎと幾つもの滝川の音のみ。当に自然の宝庫でした。この湖郡はもう一泊するべきと強く思いました。
大自然にお別れしでこれから訪れるのは中世の歴史を彩る世界遺産の点在するアドリア海沿岸の街、シベニク、トロギールに寄り今夜の宿泊地スプリットに向かいました。
港町シベニクでは聖ヤコブ大聖堂は印象的な宗教施設でした。トロギールは古代都市として栄え見所満載の世界遺産の旧市街地と説明されましたが島に有り橋を渡る等で時間的に余裕がなく車窓から街の姿を眺め通過しました。
ハイウェイを降りスプリットの市街化区域に入ると交通量も多くなり道路には信号ストップも人々の往来も多く大都市の様相になりました。スプリットはクロアチア第二の都市です。ディオクレティアヌス帝宮殿を囲む旧市街は港に接しており中には車は入れません。海岸通りの駐車場に車を停めて4人でスーツケース抱えて白い石畳みの旧市街のホテル( Jupiter luxury hotel )にチェックインしました。ホテルは全てがコンパクトでしたが部屋の壁には石が埋め込まれて、インテリアも気に入りましたしバスタブ付のバスルームも快適でした。
夕食はホテル推薦のレストラン「Nostromo」へ、イカリングフライ、Tボーンステーキ料理も選んでくれた地元ワインも最高でした。
旧市街は宮殿跡、列柱広場、狭い石造り道が縦横に有りびっしりとレストラン、カフェ、土産店が並んで豊かな歴史の香りを感じ興味が尽きません。城壁の外には食料品、雑貨品の青空市場が続いています。
翌日は船でフヴアール島に渡り丘陵頂上の要塞の城に登り汗を流しました。
翌15日、ドブロブニクに向け車に乗り込みました。
3時間半程のドライブを経て入江の大橋を渡ると桟橋に停泊中の大型客船、何度も旅の本で目にしたドブロブニク城壁都市が現れました。オレンジ色の屋根と白亜の城壁が輝いて見えました。旧市街から5分位の海際に建つ「Hotel Excelsior Dubrovnik」にチェックイン。
早速、旧市街の散策に繰り出しました。長い歴史の中、人々の通行により磨かれた石畳の耀き、何百年の歴史を浸みこませた石造りの教会、建物に見惚れました。
夕食は船着場に続く屋外レストラン「Lokanda」で有名なストン産生カキ、ムール貝を冷えた白ワインで流し込みました。満足でした。
翌16日、城壁の上を散策しました。アドリア海の青さ、空の青さと屋根のオレンジ色のコントラストが世界中の人気を惹きつける事を実感しました。旧市街近くのケーブルカーでスルジ山の山頂からの景色も絶景でした。午後はホテルのビーチテラスで日光浴と泳ぎを楽しみました。
3日目は35km程北に向かったカキで有名なストン行きたかったのですが交通事情が不安定で断念しました。訪れる価値大いにあるようで残念でした。代りにホテルからタクシーで30分程空港方面に向かう半島巡りの出来る小さな町に行きました。湾内のバースには沢山の豪華なヨットが食料、水等の積込の為停泊していて見ていても楽しかったです。
帰りは旧市街の桟橋に乗り付ける通船ボートで帰りました。海から見る城壁都市も素晴らしかったです。
明日は帰国日
最後の晩餐は旧市街内のミシュラン(二星)レストラン「Proto」でクロアチア料理の総決算、一人づつお気に入りを選択し大いに盛り上がった夜になりました。
18日帰国の日、ゆっくりとテラス席で朝食しラウンジで雑談しながら迎えの車を待ちました。1000km近い車での移動でしたが走りながらの絶景も自由に見られアドリア海の美しさを満喫出来ました。素晴らしい旅の一言です。
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今回、ご一緒して頂きました坂口ご夫妻、有難う御座いました。又この度の全ての旅程表を仕上げてくれました坂口奥様改めて感謝申し上げます。アシストして頂きました “ パーパスジャパン ” の菊池様、訪問地毎にガイド図、地図を集めて下さりまして大いに利用させて頂きました。特にスプリット、ドブロブニクの旧市街の手描き地図には感心しました。素晴らしい作品です。加えて下さったお勧めレストランもどれも満足出来ました。(自筆で書かれた綺麗な文字にも惹かれましたが。)心より御礼申し上げます。