9泊11日のシニア夫婦旅行です。
今回の旅行の一番の目的は、ヨーロッパの大自然に触れること。
フランス領のシャモニーに滞在して、雄大な景色を堪能したい!
またラックブランまでハイキング出来たらとも願っていました。
しかし天候に恵まれない場合を考慮して、前後にはまだ行ったことがなく、短期間でヨーロッパらしい雰囲気を味わえる街にも滞在したいとそんな我儘盛り沢山の希望を稲毛さんにお伝えしたところ、今回もまたパーフェクトに叶えてくださいました。
【宿泊地】
タリン 2泊
リガ 1泊
シャモニー 3泊
ブダペスト 3泊
【利用した航空会社と路線】
フィンランド航空往路 (成田 → ヘルシンキ → タリン)
バルティック航空 (タリン → リガ → ジュネーブ)
イージージェット航空 (ジュネーブ → ブダペスト)
フィンランド航空帰路 (ブダペスト → ヘルシンキ → 成田)
ヘルシンキからタリンへは、船でなくフィンエアを乗り継いで行きましたが、荷物を持ち歩く必要がなく楽でした。
タリンは近年、観光にもとても力を入れているようです。
おとぎの国の雰囲気が醸し出され、中世の衣装に身を包んだ人々のパフォーマンスが旅行者を楽しませてくれます。城壁に囲まれた旧市街は、かつて支配階級が住む丘の上と市民が築いた下町とに、はっきり分かれていたそうです。その二つをつなぐ道にはユニークな名前がついています。
リガにはユーゲントシュティール様式の建築が多いそうです。そんな建物の装飾を眺めながら散策していると屋根に猫や読書する人の像も「見っけ!」
二つのコンパクトな世界遺産の街は見所が凝縮されているので一日でもゆったり散策することが出来ます。
リガの空港からはバルティック航空で移動。
ジュネーブの空港では、アルプ・プランニング・ジャポンの神田泰夫さんが出迎えてくださいました。
以後、シャモニー滞在中に大変お世話になりました。
シャモニー第1日目。
ロープウェイが不具合で動いていなかったのでエギュイーユ・デュ・ミディの展望台には行けず、モンタンベール鉄道でその展望台まで上りました。
グランドジョラスやメール・ド・グラス大氷河、ドリュ等の雄大な景色にひたすら感動しました。
ガイドの神田さんは、若かりし頃にグランドジョラス北壁冬季日本人ルートや様々な名峰の登頂に成功され、40年以上シャモニーに住んでいらして本格的な山岳仲間からの人望も大変厚いスペシャリストです。その神田さんと展望台からしばしのハイキング。なんと光栄なことでしょう!
急な坂の岩のような石段を登るのに悪戦苦闘している初心者の私に「もっと歩幅を小さく!」とアドバイス。
「人それぞれ山を楽しめばいいんですよ。」と励ましながら根気よく親切にご指導くださいました。
午後はグランモンテ展望台へ。
さらにパルム小屋までハイキング。フランスとスイスの国境越えも楽しんで来ました。
シャモニー第2日目。
プラの街からランデックスへ。
ここからいよいよラックブランへ向けてハイキング開始です。途中には、ガレ場や岩の積み重なった間を縫うようなアップダウンもありましたが、昨日の特訓のお蔭で、なんとか憧れのラックブランまでたどり着くことが出来ました。
その夢のようなピュアな世界に言葉を失い、感動で涙が溢れそうでした。
なんという美しさ!!!
ここまで来れて本当によかった!!!
帰りはラックブランからフレジェールまでのコースを下りました。
翌日はジュネーブ空港まで送っていただき、ブダペストへ。
LCCのイージージェットは機内持ち込み用荷物の数に厳格でとにかく荷物はひとつだけ!容赦なしです。例えばキャリーケース&セカンドバッグもダメ!無理矢理、荷物をひとつに詰め込む人が続出でした。
そのかわり料金が安いわけですし、ジュネーブ ブダペスト間のようにイージージェット航空のみの路線もあります。ヨーロッパのLCCを利用する際には、しっかり下調べしておくとストレスなく利用出来ると実感しました。
ブダペストではブダに2泊、ペストに1泊。どちらもドナウ川沿いの部屋指定で予約していただきました。窓辺からの眺めはとてもロマンチック!付近の夜景の美しさも格別です。
またプライベート市内観光や国会議事堂内部見学ツァーも見所が多く想像以上に充実した日々を過ごして、無事帰国することが出来ました。
【 最後に 】
登山のエキスパートの神田さんとご一緒に絶景のアルプスをハイキング出来た体験は、何にも代えがたい生涯の宝になりました。
このような貴重な機会を与えていただき、旅行中の全てに渡り、親身にお手配してくださった稲毛さんに心より感謝申し上げます。お蔭様で全てがスムーズに進み、毎日が感動の連続でした。大満足の旅です!
どうもありがとうこざいました。