オーストリア・アルプスを訪ねる
チロル地方でトレッキングを楽しむ12日間

期間:2018年7月7日~2018年7月28日
梅澤様 ご夫婦

GON-001406

- 始めに -

スイスアルプスは何回か訪れ、昨年はイタリアドロミテのトレッキングに行ってきました。次は是非、素朴なイメージのオーストリアチロルのトレッキンウに行ってみたいと、旅行会社のツアーを探しましたが、チロルトレッキングを存分楽しめるツアーは見つかりませんでした。

そこで、以前フランスワイナリー旅行などでお世話になったパーパスジャパンの大貫さんに相談しましたところ、希望する内容通りのトレッキング主体の企画をしていただき、夫と二人で、存分に楽しんで来ることが出来ました。

チロルでは、パーパスジャパンに手配していただいた、日本人トレッキングガイドの沼さんには、大変お世話になりました。トレッキングに同行していただいたり、現地の素敵なレストランを紹介していただいたり、チロル在住で生活している事での面白いお話を聞かせていただいたり、より充実した旅になり、感謝しています。

- トレキングについて -


(1)クロイツ・シュピッツェ登山


今回第一番の目的は、標高3,455mのクロイツ・シュピッツェ登山です。
最初、途中の山小屋で一泊し、次の日に山頂に登る予定でしたが、次の日は天気が悪くなりそうなので、一気に山頂まで登りました。

宿泊地のセルデンから車でフェントへ行き、フェントからマルティンブッシュ小屋まで2時間半、山頂まで更に3時間、小屋まで下りが2時間の、休憩を入れて合計8時間かかりました。

登りはきつかったのですが、特に危険なところは無く、途中の雪渓にもアイゼン無しで歩け、天気も良く山頂からの眺望は360度のすばらしいものでした。

クロイツ・シュピッツェ山頂にて
クロイツ・シュピッツェ山頂にて

マルティンブッシュ小屋からの朝焼けの山
マルティンブッシュ小屋からの朝焼けの山

クロイツ・シュピッツ絵山頂からの展望
クロイツ・シュピッツ絵山頂からの展望

(2)オーバーグルグルトレッキング

天気が曇り時々小雨で、当初予定していた2基のゴンドラを乗り継いで行くホーエムートに行けず、期待していた氷河の眺望は無く、ちょっと残念でしたが、途中の山小屋でのアップルパイや、下山してからの昼食に食べたリゾットはとても美味しかったです。

ガイドの沼さんとアップルパイのお茶タイム
ガイドの沼さんとアップルパイのお茶タイム

(3)キッツビールトレッキング

キッツビールホルンのゴンドラで、山上駅からアルプス植物園を散策しました。アルプスの様々な花々が咲き乱れる素敵な植物園でした。

また、帰りに散策した町は、カラフルでおしゃれな街という印象でした。

トレッキングの草原の羊
トレッキングの草原の羊

アルプスの花の女王エーデウワイス
アルプスの花の女王エーデウワイス

(4)ベルリーナヒュッテトレッキング

マイヤーホーヘンの町からバスで行ったブライトラーナから、トレッキングが始まりブライトラーナからベルリーナヒュッテまで往復6時間の行程です。途中滝を見ながらの、歩きやすい道です。

ヒュッテ手前から右手に氷河が見え始め、ベルリーナヒュッテからは、ホルン氷河や、シュバルツェンステイン氷河などの大きな3の氷河が目の前に迫り圧巻でした。

また、ヒュッテのテラスで氷河を見ながらのランチは最高でした。

ベルリーナヒュッテから見た氷河
ベルリーナヒュッテから見た氷河

(5)ゼーフェルト登山

ゼーフェルトの町からケーブルカーでロスヒュッテに登ります。
ゴンドラリフトが工事中で乗れないので、歩いてゼーフェルダーシュビッツエ(標高2,220m)まで3時間位かけて登りました。

途中、牧草地帯では多くの牛が寝そべって居たり、アルペンローゼなどの高山植物が咲く、チロルらしい素敵なトレッキングコースでした。

ゼーフェルト山頂
ゼーフェルト山頂

アルペンローゼの花
アルペンローゼの花

- ホテルについて -

セルデン、マイヤーホーヘン、インスブルクにそれぞれ3泊しました。

セルデンは、素朴なスキーリゾート町で、ホテル、レストラン、スキー用品店が並んでこじんまりしていて気に入りました。宿泊した「サニーセルデン」は、町の中心から少し離れていて、静かでレストランの食事も美味しかったです。

マイヤーホーヘンに宿泊した「アルペンホテル・クラマービルト」は駅から近く、レストランが広く外に開けていて、楽団演奏もあったりして、明るく開放的なホテルでした。

インスブルクのホテル「グランド・ヨーロッパ」は、中央駅の真ん前で、電車利用や買い物に便利な都会のホテルです。

セルデンのホテルからの町の景色
セルデンのホテルからの町の景色

マイヤーホーヘンのホテル
マイヤーホーヘンのホテル

セルデンのホテルから山を臨む
セルデンのホテルから山を臨む

- 食事について -

旅行先では、出来るだけ地元の料理を食べたいと、いつも思っています。

海に面していない国なので、魚料理は無いかなと思っていましたが。セルデンで食べたマスや、淡水魚のムニエルなどは美味しかったです。しかし、全体的には肉料理が多く、美味しいのですが量が多く、一人前はなかなか食べきれません。

それでも、チロル料理のウインナーシュニッツエル、グーラシュ、牛肉のローストなどを食べました。又、ひき肉団子入りスープは気に入って、良く食べました。

ゴンドラで登った山頂駅や、山のヒュッテのレストランも町のレストランと同じような本格メニューで、絶景を見ながら食べたり、飲んだり楽しめました。

マイヤーホーヘンのレストラン
マイヤーホーヘンのレストラン

肉団子入りスープ
肉団子入りスープ

- 終わりに -

小雨の日もありましたが、全体的に天気に恵まれたと思います。空気が乾燥しているので日向は暑くても、日陰は涼しく、トレッキングには快適な気候でした。

チロルの町は、スキーリゾート地が多く、夏のトレッキング時期もスキー用のゴンドラ、ロープウエイ、ケーブルカーを利用でき、そこから、更に上に登ったり、平行に歩いたり、眺望を楽しんだりと自分のペースでいろいろ行動できます。3,000m、4,000m級の、日本の槍ヶ岳のような山々が、いくつもいくつも連なっています。どこへ行っても素晴らしい絶景でした。

トレッキングばかりで無く、キッツビールの町や、インスブルクでは王宮などの観光もして、チロルの良さを満喫しました。

インスブルックの黄金の小屋根
インスブルックの黄金の小屋根

キッツビールの街並み
キッツビールの街並み

今回大変お世話になったガイドの沼さんは、チロルのシュトバイタール在住の日本人で、冬はスキーのガイドをしていらっしゃるとの事ですので、チロルの冬に優雅なスキーリゾートを楽しむのも、別の趣が有りそうだと思いました。

ツアープランナーからのコメント

いつも素敵なお写真と旅行記をお送り頂き、誠に有難うございます。今年はオーストリア・チロル地方でのトレッキング!!幸いにも素晴らしいトレッキングガイドさんに巡り合う事ができ素敵な旅になったようで、良かったです。

ページのトップへ