There are two seasons in Scotland, June & Winter
スコットランドに着いて、6日目の朝、グラスゴーセントラル駅にあるバージントレインの待合室で見た言葉だ。
その前々日までアイラ島にいた。島の案内をしてくれたガイドは、曇り空を見て「It's a niceday!」と言った。雨が降っていないだけで、良い日ということらしい。アイラ島を離れる直前、ポートエレンの灯台に行った時のみ、晴れ間を見ることができた。
島では、8つある全ての蒸留所を巡った。それぞれ個性があって楽しい。スコッチは、信念を持って作らないと完成しない酒だと知った。
グラスゴーに戻り一泊。翌日、ロンドンに列車で向かうつもりが、嵐により、足止め。
急遽、自力で宿を探すことに。
一夜明け、駅で見たのがあの言葉。個人的には、"Winter"の後に"Storm"を付け加えたい。
一日遅れでロンドンに向かう列車は、パーパスジャパンの伊藤さんの配慮で一等車。
航空機を運営している会社らしく、ビジネスクラスの位置付けなので、軽食やビールなどが次々供され、極めて快適だった。
ロンドンでは、前夜の嵐から解放され、買い物にまい進する妻。その後をついていくだけの私。
振り替えると、言葉は通じなくとも突進していく妻の度胸任せ、色々あったが、トラブルも含め、全てを記憶しておきたい旅だった。