マドリッド → セビーリャ → グラナダ → バルセロナ
20数年前マドリッドには数日間滞在したことがあり、プラド美術館やソフィア王妃芸術センターは一度訪れたところでしたが、今回は、原田マハ作「暗幕のゲルニカ」を読んだ娘の再びソフィア王妃芸術センターにあるピカソの「ゲルニカ」を見たいとの希望と、まだ訪れたことのないグラナダのアルハンブラ宮殿、バルセロナのサグラダファミリアを組み込んでいただいて一週間を過ごしてまいりました。
9/24 アムステルダム経由のKLMでマドリッドに夕方到着しました。
近くのレストランでお食事をしたのですが、お会計をしようとしたときに娘のバッグが無いことに初めて気が付きました。やっとマドリッドに着いたという気の緩みもあったのかもしれませんが、明るい全く込み合ってもいないレストランで信じられない気持ちでした。
翌朝、日本大使館に行って日本に帰るための渡航書の申請をし、お昼からはトレドへのツアーに参加できました。
また、次の日の午前中はソフィア王妃芸術センターで「ゲルニカ」をゆっくり鑑賞し、駆け足でしたが、パーパスジャパンの芦村さんにおすすめいただいたティッセン=ボルネミッサ美術館にも行くことができました。ゴッホやゴーギャンの少しイメージの違う絵があって、短時間でも見ることができて良かったと思います。
大変なことでしたが、次の日のお昼には大使館で渡航書を受け取り、予定通りセビーリャ行の電車に乗ることができました。その間、芦村さんには何度かお電話いただいて大変お世話様になりました。
セビーリャは思った以上に見どころ満載で、素敵な街でした。
カテドラルはスペイン最大の規模で、西日のあたった外観、内部のステンドグラス、黄金色の祭壇、コロンブスの墓など見どころが多くて時間を忘れてしまいました。
グラナダでは、アルバイシン地区からのライトアップされたアルハンブラ宮殿を見た後、洞窟のフラメンコを鑑賞しましたが、本場のフラメンコは迫力があり思い出に残るものになりました。
翌日は、アルハンブラ宮殿をじっくり見ることができました。壁も天井も余すところなく細かな装飾が施してあり、ため息が出るほどでした。
バルセロナのサグラダファミリアでは、オーディオガイドを聞きながら外観、内部を満喫しました。
特に生誕のファサードの彫刻は素晴らしくてしばらく見とれてしまいましたし、内部も様々な柱と色とりどりのステンドグラスに囲まれた森の中にいるようで、時間のたつのを忘れてしまいました。
お昼は、グラシア通り周辺の「セルベセリア・カタラナ」というタパスの多さが評判のお店に行きましたが、ロブスターのパエリアは絶品で、イチジクと生ハムとクリームチーズのタパス、エビとイカの串焼きなど、どれもが美味しく、手ごろなお値段で頂けて最高でした。
また、ランブラス通りで両替屋さんを探していたところ、サン・ジョセップ市場に偶然行き当たりサフランを買いましたが、空港での半額だったことも主婦の私には有難いことでした。
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今回の旅行では、不幸な出来事もありましたが、結果的にはほとんど日程を変更することなく、楽しい旅行となりました。この旅行をセッティングしてくださったパーパスジャパンの芦村さんに心から感謝申し上げます。どうもありがとうございました。